おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
みなさんはマネタイズ、いわゆる稼ぐということについてどんな風に考えて実践していますか?
ぼくは去年の年末まで税理士事務所での雇われだったので、仕事は与えられるモノで申告書の作成を粛々とこなす生活でした。
お給料をもらう生活をしているとなかなか自分で稼ぐということについて考える機会もなく、またその必要もないのかもしれません。
ということで自分が稼ぐことについてキチンと考えていなかったように思います。
独立していろんなマネタイズの仕方があるなと感じるので、今日はちょっとnoteというサービスについて考えてみたいと思います。
noteとは
noteは創作活動(記事を中心としたオリジナルノートブックのようなイメージ)をアップして、シェアできるサービスです。
Googleで調べていただくとよく分かりますが、「noteーーつくる、つながる、とどける。」という説明文があります。
↓クリックすると別画面で開きます。
マンガであったり、写真であったり、映像であったり、なんでも自分が創作したものを提供することができます。
もちろん読者としてシェアされたものを見ることもできますし、自分自身が創作物を提供することもできます。
一般的なブログサービス(アメブロとかはてなとか)との違いは、コンテンツの幅が非常に広いこと、あと大きな特徴として自分の創作物を売れる、ということです。
一般的なブログサービスですと文章を提供することがメインになりますが、noteの場合はその幅が非常に広がります。
よりフリーランス向けと言えるかもしれません。
自分の創作物を売れる=コンテンツを売れる、というのは非常に大きなことです。
例えばぼくがイラストを描く仕事をしている場合を考えてみましょう。
イラストを自分のWordPressのWebサイトで売ることは確かに可能ですが、細かい設定やある程度の専門知識が必要になります。いわゆるECサイトと呼ばれるモノを構築する必要があるでしょう。
一方でnoteの場合には、自分で価格を設定し(無料会員:100円~10,000円、プレミアム会員:100円~50,000円)、月額いくらという設定で売ったり、単発でこのコンテンツはいくらで、みたいな価格設定をして売ることができます。
自分のコンテンツを売れる場所を上手に提供しているのがnoteの特徴です。
もちろん価格設定をせずに売らなくてもいいですが、自分の創作物があるフリーランスの方であれば売れるなら売りたいと思うのが正直なところではないでしょうか。
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noteでコンテンツを売るとは
例えばマガジンであればこんな感じです。クリックするとリンク先に飛びます。
ぼくは最近知ったのですが、プロの奢られる方がいらっしゃるらしいんですね。
奢ってもらうことをお仕事としておられるようなんですが、ふとこの人は奢ってもらえない時はご飯とかどうしてんのかなと。
でよくよく見てみると、noteでマガジンを売っていました。うまいなと、感心しています。
奢られ屋というこの世にない仕事を作りマネタイズできているわけです。この世にない仕事を作るプロはみうらじゅんさんですね。
ない仕事を作る、簡単なようで相当難しいよなぁと思います。見た目はかなり怪しいおじさんですが、書いてることはとても興味深いです。
このコンテンツを売る、ということなんですが、noteを眺めていると「ノウハウを売る」というのがマネタイズできているひとつのケースのようです。
つまりブログアフィリエイトであれば、どのようにアフィリエイトサイトを構築すれば稼げるかのノウハウを売る。
マンガであればどのように書けばよいかのノウハウを売る。
ライターであればライティング技術のノウハウを売る。
自分自身に身についていて、成果が出ているものは特にノウハウとしての価値が高いのだと思います。
この暗黙知としてのノウハウを上手に言語化してシェアできる状態にすると、形式知としてのコンテンツとして価値が生まれるということです。
暗黙知を形式知へ、ノウハウの言語化
ナレッジマネジメント(知識経営論)の世界では、形式知と暗黙知という考え方があります。
形式知というのはザックリと言うと「言語化された、言語化できる客観的な知識」のことを指します。
一方で暗黙知というのは「言語化されていない、言語化できない主観的な知識」のことを指します。
主観から客観へ落とし込もうとすると、考え方や感じ方も含むその人が会得してきて身についているノウハウを言語化する必要があります。
身近な例でいうと美味しいパスタを作ることができるとして、そのパスタを作るためのレシピを作るようなそんなイメージです。
経験則を言語化し伝えることができて、さらにそのレシピで作ったひとが同じような美味しいパスタが作れるという再現性も重要です。
身についているスキルで何となく作って美味しい料理を皆が作れるように言語化することで、再現性を獲得することになります。
ノウハウ提供の場合には再現性というのが非常に大切で、コレが得られるかどうかでノウハウの価値が決まると言っても過言ではありません。
逆に言うと再現性が得られない場合にはノウハウの価値がない可能性があります。
例えばアフィリエイトのノウハウを購入して読み、同じようにトライしてみても成果が上がらない可能性はあります。
それは自分自身が本当に言われたとおりに出来ているかということと、そのノウハウに再現性があるかどうかの2点に注意したほうが良いでしょう。
形式知、暗黙知に興味がある方はこちらの書籍をどうぞ。ぼくは一時期かなり野中郁次郎さんにハマったことがあります。
純粋なコンテンツとしての面白さ
ノウハウ以外でコンテンツとして成功しているなと思うのが、純粋なマガジン=雑誌的な面白さを提供しているケースです。
現代においては雑誌の売上というのはどんどん下がっています。
月刊誌については、97年ごろから半分の出版部数にまで落ち込んでいて、この落ち込みを取り上げて若者の活字離れがよく言われたりしますよね。
ただ出版部数というのはあくまで紙のコンテンツであって、デジタルのコンテンツではないです。
いまでは紙のコンテンツがデータ化されていて、いわゆる週刊誌や月刊誌などの雑誌、新聞でさえも月額いくらという形でデジタル(パソコンやタブレット、スマートフォン)で読むことができます。
活字離れではなく、コンテンツの読み方が変わったんだとぼくは理解していて、事実noteにおいてもマガジンという形で月額いくらみたいなものもコンテンツの魅力で売上を上げているようです。
デジタルの雑誌という位置づけでも良いかもしれません。
紙の媒体であれば即時性という点でデジタルに勝つことはできません。例えば今日の出来事を紙のコンテンツで出そうと思うと相当な時間がかかるわけです。
即時性にポイントを置くコンテンツであればデジタルとの相性も非常に良いと思います。
noteを使ったブランディング
noteでセルフブランディングをして別の自分が売りたいモノへ誘導する、というやり方もあるでしょう。
無料のコンテンツとしてnoteでリリースして、自分の印象やブランドをPRするというやり方です。
例えば、洋服のコーディネートをしていると想定してみます。
noteでは洋服という物理的なモノを売ることは難しいので、noteを使って誘導することを考える必要があります。
自分はこういう風にコーディネートをします、理由はこうで、こういう洋服がお好きな方にはこういう提案をします、シーンによってはこういう風に気崩したりアイテムを足したりします。
というモデルケースをnoteに記事としてリリースします。
それを繰り返すことでコーディネートのスタンスや考え方などがブランディング出来ていくでしょう。
noteでは個人のブログなどのリンクを貼ることができるので、イイと思った人をうまく誘導できると、実際のコーディネートのサービスを提供するチャンスが生まれます。
デジタルコンテンツでしか利用できないわけではなく、いろんな利用方法があるのがnoteの良さのひとつでしょう。
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自分のコンテンツを考えてみる
ぼく自身は税理士という仕事をしているので、売れるコンテンツがあるかと聞かれると考え込んでしまったのですが、ひとつありました。
ぼくは独立以後、1月以外は毎月セミナーをしています。
セミナーでは自分はこうしているというノウハウであったり、ブログでもメルマガでも書けないウラ話をお伝えしています。
コンテンツとしてのセミナーを作っているわけですが、それを例えばnoteを使ってマネタイズできないかを考えていく必要があります。
例えばどこまでをコンテンツにするか。
というのもセミナーに参加いただいた方には参加いただいたことについてのメリットがあって、それは生で聞ける、知りたいことが知れる、裏話やオフレコが聞ける、ということです。
ここをnoteで侵害してしまうとセミナーには誰も来なくなるでしょう。値付けについても重要です。
noteは自由度が高いがゆえに戦略を練ってから取り組んだほうが良さそうです。
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まとめ
[box class=”box32″ title=”本記事のまとめ”]
- noteは自分のコンテンツを売れる
- コンテンツを売るだけじゃない活用方法もある
- 自由度が高い分、戦略をもってnoteに取り組んだほうがよさそう
[/box]
結構以前からnoteをよく読んでいるのでまとめてみました。
いわゆるブログ論的なマガジンも買ったことがありますし、読む専門だったんですが、取り組んでみようかなと考えているので、自分のためにもまとめてみました。