※沖縄の海ではしゃぐ筆者(社長さんに今月の着地予想を体で表現しているの図)
おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
税理士試験の受験をちょうど3年前の2016年に終わり、翌年2月から税理士を名乗り始めたわけですが、独立してから特に税理士を目指した理由というのを聞かれます。
ぼくの場合はいまだによく聞かれる(税理士に見えないからか?)ので思い返しておきます。
税理士を目指した理由 ジンノの場合
ぼくはもともと高校生時代まで生物系の学部に進学したいと考えていて、いわゆる理系でした。
高校も中退してしまい、大学受験にも失敗し、ぶらぶらとしていたんですが、アルバイト先で大学に行ってみようかなという出来事があり、関西大学の商学部の夜間部に進みます。
商学部にはいろんなコースがあり、ファイナンスや貿易、経営などのなかに会計学がありました。
何の気もなく基礎簿記論の授業を受け、日商簿記3級をひとまず目指すことになったのですが、簿記で数字がキッチリハマっていく感覚がとても好きになりました。
今思うととても些細なことだったと思います。けどぼくの場合はそんなもんです。
で、どうせやるならしっかり勉強してもし万が一就職などで苦戦しても独立したり手に職として履歴書に書いておけるような資格がほしいなと考えて、税理士試験を受けることにしました。
会計士と迷わなかったんですか?とよく聞かれるのですが(簿記の楽しさが先行していたので)、会計士受験は専念期間が絶対に必要という認識があって、働きながら挑戦できるのは税理士試験かなと考えたからです。
より、経営者に身近な存在でありたいなという思いもおぼろげながらありました。
当時は自分で大学の学費を捻出する必要があったので昼間仕事をする必要がありましたし、大学卒業後も受験勉強に専念するつもりがなかったので迷うというよりもコッチ(税理士)しかないという感じです。
税法が好きでたまらないとか、社会のために、とかいろんな動機があってイイと思います。ただぼくの場合はホントに些細なことがスタートなのであんまりストーリーがないかなと。人それぞれなのでそんなもんです。
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つらいときにも初心に一度帰っておく
受験期間中は特に不合格だと「なぜこんな試験を受けているのか」と思うこともしばしばあります。
一番思うのはやはり試験に受からなかった時。こういう時はとにかく沈まないようにする方がいいのですが、何で勉強するのか、思い返してみてはいかがでしょうか。
ほかにも思い返したほうがいいタイミングとしては、お仕事などで勉強が思うように進まないとき、あとは模試などで思うように点数が伸びないときです。
これらのときはどうしても気分が沈みがちですが、大切なのは他人と比べないということ。上を見ればキリがありません。
優秀な人は沢山いますしが、大事なのは過去の自分からどれくらい成長できたか、を実感することだと思います。
その過去の自分との比較をするために初心に一度帰るというのをぼくは意識していました。ぼくの場合は、一番最初の簿記が楽しかった時のことを思い返してみるのです。
すると、あの時よりも今のほうが知識ももちろんあるし勉強量としては積み重ねてきたものがあるし、という変な自信は必要だとぼくは思います。
また、不合格になってしまった時は試験のせいにしがちですが、何かが足りなかった可能性もあります。一方で試験との相性という問題もあって、法人税法はすっと通ったけど簿記論が通らない、みたいな方もいらっしゃいます。
何かが足りなかった可能性については、考えすぎないほうが良いかなと。点数は出ますが解答は出ませんし、傾斜配点とかも結局のところ分からないので、分からないことで悶々としないほうがいいです。
試験との相性というのもこちらで何ともできない可能性が高いので、そういう時は思い切って科目を変えてみるというのもぼくはアリだと考えています。
ぼくの場合は法人税法を3回目で合格したわけですが、3回目の試験が終わったときにしっかり解答できたかなという手ごたえはあったので、これで落ちたら所得税法に切り替えようと考えていました。
人事を尽くして天命を待つではないですが、やるべきことをやってダメだったら違う選択肢も考慮しなければいけないでしょう。相性それ自体は目に見えるものではないのですが、結果として落ちてしまっているのでしっかり受け止めるしかありません。
それこそ昨日お伝えした「たゆたえども沈まず」でいきましょう。
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まとめ
税理士試験は合格率10~15%を推移していることを考えると落ちている人のほうが圧倒的に多いです。
合格している人のことを参考に自分のやり方を少しずつ固めていき、ときどき自分が税理士になりたかった理由を思い返してみると良いかなと思います。