おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
昨日、ツイッターでこんなつぶやきをしました。いまの時期は大学受験の時期なのでふと思い出したのですが。
わたくし、学生時代は夜間学部で会計学専攻でした。
夜間学部でしたがゼミも取っていて、卒論も書きました。
テーマは「IFRS(国際会計基準)におけるのれん会計」について。昼間は派遣社員で夜は大学、空き時間を作って税理士試験と卒論。ハードでしたが楽しかった。行って良かったと思っています
— ジンノユーイチ @京都の税理士 (@co_develop) January 28, 2020
関西大学の最後の夜学生という位置づけでした。大学で学んだ4年間はぼくにとって頑張った4年間でもあり、誇りのひとつです。大学において勉強することの意義を少し考えてみましょう。
夜間学部で学んだ4年間
夜間学部で勉強していたのはズバリおカネがなかったからです。自分で学費を稼ぐ必要がありましたので、当時の選択肢としては昼間学校に行って夜働く、もしくは昼間仕事にって夜学校に行く、のいずれか。
自分自身に何か特殊なスキルがあるわけでもなく、大学の夜授業が18時からであること、昼間よりも夜間のほうが授業料が幾分か安いこと、これらを考慮しての夜間学部という判断でした。
商学部だったわけですが、ここで会計学コースを選択したのがいまの税理士業への第一歩です。
実は大学に行って何を学ぶかというのはぼんやりとしか考えてなかったのですが、その程度しか考えていなかったとも言えます。
当時はあまり疑問に感じることもなく週6勤務で週6通学してました。体力面でいうとハードだったかなと。
一日で考えてみると
6時起床→職場へ8時から仕事→16時まで→18時から学校→21時まで→22時まで図書館で勉強
という流れで家には寝るために帰っていたようなものです。
このタイムスケジュールの中で大学に通い続け、税理士試験の簿記論・財務諸表論を取り、卒論も書いたので精神的にもハードでしたが、自分がそれをやりたかったのでやり抜けたように思います。
自分が選択したことだったので、周囲の人に大変ですねと言われても、ええまぁみたいな返事しかできず。
自分がいわゆる苦学生だという自覚もなく、ひたすら勉強をしていたように思います。成績も割とよかったので4年のうち3年間は成績優秀者で給付型の奨学金ももらっていました。これはぼくの数少ない自慢のひとつです。
自分で学費を払って大学に行くとコスト意識というのは確実に芽生えますし、自分の選択に後悔したくないとそう思うようです。
大学に入るのが遅かったのとリーマンショックの翌年ということもあり就職には苦労しましたが、精神的には落ち着いていました。
この4年間を頑張れたこと、というのはその後の税理士試験を突破する気力というか下支えにもなっています。いまももし仕事が取れなかったらどうしようと不安に思うこともありますが、あのとき頑張れたから大丈夫だろう、という気持ちになれる要因のひとつです。
なにかに打ち込んだ経験というのは勉強でもスポーツでも、精神的なバックボーンになり得るのだなと今振り返ってみると思います。
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勉強はどこでもできる時代に
気合があって自分の選択であれば昼間であろうと夜間であろうと勉強はするでしょう。
ただ今は夜間学部が減少の一途をたどっているので選択肢として夜間学部というのはあまり考慮されなくなっているように感じます。
一方でインターネットの発達により動画・映像を気軽に手に入れて楽しめる時代がきていますので、場所と時間にこだわる必要がなくなったとも言えます。
大学でいうとインターネットで授業を受講できるシステムを採用しているところもあるでしょうし、日本や海外の大学もいまは無料のオンライン授業を自宅で見ることができます。
大学に限らずUdemyなどのオンライン受講もニーズが増えているようです。
つまりは時間と場所を言い訳に出来なくなっているのかなと。そのうえで自分が何をどう勉強するかは能動的に決める必要があります。
時間のマネジメントにおいても空き時間にちょっとやるということの積み重ねが大事です。電車でもインターネットで動画視聴ができる時代です。
ぼくが大学に入ったのが2006年ですから今から14年前。iPhoneもないです
夜間学部の置かれた状況というのは厳しいものがありますが、こと「学ぶ」という点においては大学というブランドやステータスにこだわる必要がそもそも薄くなっているように感じます。
もちろん選択肢として夜間学部は残るのでしょうけれど、そこにこだわる必要もなくオンラインで自宅で授業を受けて単位を取るのはどんどんオーソドックスになっていきます。
資格試験においても通信教育で動画視聴をさせることも多いですし、YouTubeなんか見ていてもたしかに動画で勉強のニーズは確実に高まっているかなと。
自分が学んだ場所がなくなるというのはやはり寂しい気持ちもありますが、それとこれとは話が別なので、自分が勉強してみたいことがあるならインターネットで垣根を超えるのもありですね。
勉強してみたいことがあればハードルを低く考えてエイヤっとやってみるのもまたよいかと。
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まとめ
夜間学部で過ごした4年間はぼくにとってはとてもいい時間とおカネの使い方だったかなと。
どこでどう何を学ぶかは垣根がなくなってきているので、気になったらサクッとやり始めるというのもありですね。