もし今から税理士試験の追い上げをするなら自分だったらどうするか

弱点をならす

弱点をならす

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

税理士試験が予定通りに行われるとしてあと1ヶ月半ほどです。受験生はプレッシャーを感じ始める時期だと思います。

一方で全然勉強が追いついてない、という方もいらっしゃるかもしれません。ぼく自身も受験生時代に何度かありました。

もし自分自身が今、このままだと合格には届きそうにないぞという状況だとして、追い上げるために何をするか考えてみたいと思います。

[alert title=”注意”]追い上げるためなので余裕あるよって方は読まなくてよいです。

ブログで何度かお伝えしていることではありますので日ごろ読んでいただいている方も似たようなことを書いてますので読まなくてもよいです。[/alert]

 

目次

基礎に立ち返る

税理士試験の大きな特徴としては実態は相対試験であるということ。

何点取れたら合格と書いてはいますが、実質的にはどれだけほかの受験生より点を拾えているかが勝負の分かれ目になることが多いです。

 

こうなると何が問題かというと、他の受験生が合わせてくるであろう問題を取りこぼすことが最も大きな痛手となります。

むずかしい問題が解ければそれに越したことはないですが、基本的な項目を取りこぼさずに拾えるかをこの段階でヤバいなと思っている方は意識したほうがよいです。

 

基礎に立ち返るのはもどかしい気持ちになるかもしれませんが、特に計算問題はケアレスミスを含む取りこぼしを極力減らしていくことが必要です。

税法試験の計算問題において最終の税額がぴったり一致するという経験はぼくにはほぼありませんでしたが、そこに至るまでの個別の配点をコツコツ積み上げることで合格に近づいていきます。

 

よって、今の時点で基礎項目に不安があるならまずはそこに戻って解き直し、テキストの読み直しが必要です。

 

計算問題であればテキストを読んでパターンが染みつくまでは例題と個別基礎問題を解きなおす。

理論に関してはAクラスの理論についてまずはおさえられるように覚えなおしましょう。

 

この直前期の時期には応用問題がたくさん出題されて思うように点数が伸びていない可能性がありますが、応用問題で間違えた基礎項目はそのまま基礎項目として出題されたとしても間違える可能性が大です。

 

この基礎項目を間違える可能性をひとつずつ潰していくことがまずは大切です。

 

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弱点をフラットな状態に

弱点があるとします。

 

例えばぼくの場合でいうと簿記論を受験した時には連結関係がとても苦手でした。でも苦手な項目がある状態で試験に臨み万が一そこが出てしまうと一年間を棒に振る可能性があります。

そう思っていたら見事に出題されて、潰しておいてよかったなと心底思いました。自分の苦手意識だけで一年間を棒に振れるかどうか、受け入れられるかというと難しいでしょう。

 

であれば、自分が苦手だと弱点だと認識している項目があるのであればフラットな状態にしておきたいなと。

フラットな状態というのは得意でも不得意でもない、出題されたひとまず平均点が取れる状態です。

 

苦手なものを得意にするのは難しく感じますがせめてフラットにはしておきたいところです。得てしてそういう項目が本試験で出てきたりします。

 

法人税法に合格した年は理論問題で外国税額関係が出題されましたが、ぼくは試験前にとても苦手意識を持っていました。願わくばここが出て欲しくない、希望的観測として出ないだろうと願っていました。

でももし、もし出たらどうしようと不安になって、試験前2週間で慌てて頭に押し込みました。結果的にその年合格できたので良かったですがあのときもしやっていなかったら。

 

いまでも税理士じゃなかったかもしれません。そう思えるぐらいやっていて良かったとあとで思うものです。

 

弱点の項目を自覚しているのであればそれをフラットな状態に持っていけるように解き直し、覚えなおしをしましょう。

 



気持ちを焦らせない

直前期の模試は難しいものです。本試験の状態に近づいているわけですから当たり前と言えば当たり前。

 

仮にたまたま解けていたとしてもあくまで模試です。

本試験で点を取れるかどうかというその一点のみなので、直前期の模試で点数が伸びなくても焦る必要はありません。

 

むしろ本試験で挽回してやるぐらいの気持ちでよいでしょう。

この時期に焦ってしまってやる必要のない難解な応用問題に手をつけたり、重箱の隅を楊枝でほじくるように細かい論点に気を取られる方もいらっしゃいます。

 

ここまで勉強ができていようといまいと本試験は必ずやってくるので、そこまでに自分がやらなければいけないことを冷静に棚卸して普段の勉強に落とし込むだけです。

Twitterなんかをみていますと、模試ではA判定だったのになぜか不合格したことがある、みたいな人は沢山います。

 

あくまで勝負は本試験。

今の時点で劣っているとしても挽回してやろうと思うことでしか乗り越えられない壁なんだと思います。

 

奢らず焦らず、粛々と自分がやるべきことをこなし、体調を整えつつ本番を待つ、それぐらいの気持ちでよいでしょう。

焦っていろんなことに中途半端に手を出すぐらいなら基礎項目から解きなおすほうがよほど良いと思えます。

 

まとめ

今年は厳しいかもと感じていたとして、今できることは基礎項目をとにかくおさえる、弱点をフラットな状態にする、焦らない、この3点です。

諦めたら税理士にはなれませんのでココが踏ん張りどころと考えて持ちこたえてください。

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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