ご依頼があったときに気になるワード

自分のスタンスをどこに置くか磨くか

ありがたいことにご依頼をいただく際には契約前に事前に面談をすることにしています。

長い付き合いになりますし、なんでもかんでもお引き受けする、というわけにもいかないからです。

ご依頼での面談・打ち合わせにおいてこういうことがあると気になるなというワードがいくつかありますので整理してみます。

目次

記帳は自分でできています

特に年一回の確定申告のご依頼で多いのがこのキーワードです。

自分で記帳はできていますということをおっしゃる方が意外といらっしゃいます。

真意としては記帳できているから決算だけ安くしてくださいということが多少なりともあるかと思います。

ただ、こういわれて中身を拝見したときにちゃんとできている状態というのをあまり見たことがありません。

むしろ、記帳ができているかどうか不安なので見てほしいとか、会計ソフトへの入力がよくわからないのでExcelに入力していますがそれでもよいか、というケースのほうがこちらとしては助かるケースが多いです。

なぜかというと、特にクラウド会計では「後で修正を加える、仕訳を直す」ということをあまり想定していない設計になっていて、自分で記帳された内容をこちらで直すにあたって結構手間がかかるからです。

自分できちんと帳簿付けができていればよいですが、入力しっぱなしで残高のチェックもなにもしていない、という状態だと、こちらとしてはそのままい決算整理をして申告まで、というわけにもいきません。

申告までの流れとしては、

入力・記帳→内容のチェック→決算整理→申告、というのが大まかな流れですが、ご自身で入力したもののチェックがなければ結局最初から打ちなおしたほうが早そう、ということが往々にしてあります。

帳簿付けは自分で出来ていることはとても良いことですがこちらとしては身構えてしまいます。

最近はこのようにおっしゃられると「では残高は合っていますか?」と伺うようにしています。

現預金の残高や売掛金・未収金の残高が合っている状態で初めて、帳簿付けができている状態の一歩目かなと考えています。

よその事務所のほうが安い

安くない金額でしょうし相手にも予算がありますからそのあたりもある程度は考慮しています。

考慮するというのは安くやってくれるところがあるならそちらへ行っていただいたほうがいいんじゃないかということです。

事業主になって3年半たちますが、契約前の面談というのはお互いの条件のすり合わせの場だと考えるようになりました。

つまり条件が合わなければ無理して受注する、安くして受注する必要はないということです。

こういうとときどき税理士は国家資格だから断らないと思っていたとおっしゃる方に遭遇しますが、こちらとしてはボランティアでやっているわけではありません。

お互いに採算というものがありますので相見積もりを取っていただくのも自由ですし、それを見せられても値引きはしません。

そちらでやっていただくのが良いかと考えています。

また、何がなんでも安くしたいという方の場合は自分でやれば一番安く済みますし、税務署に行くのがいいんじゃないでしょうかと、値引き交渉でしつこい場合にはお伝えしています。

申告手続き、帳簿付けについては自分でやっている人ももちろんいますので、それはそれでいいでしょう。

いろんなタイプの依頼者と出会う独立後

何に価値を置くかはひとそれぞれです。

記帳代行から申告までを依頼する場合でも、①自分でやるスキルがない②自分でやるより頼んだ方がその時間に稼げる、の2タイプあります。

①の場合は少し簿記の勉強をすれば特殊な内容でなければ日々の記帳はご自分で出来る内容であることも多いです。

ただその簿記の勉強をやりたくない、できない、数字が苦手、という方は一定数いらっしゃいます。

わたしのお客様でも確定申告がとにかく苦手でそのことを考えるのが憂鬱なのでお願いしてよかったとおっしゃる方は割と多くいらっしゃいます。

また②も同様に、自分の時間を帳簿付けの勉強及びその作業時間に使うよりも、営業活動や売上を生む作業の時間に使いたいという方も多いです。

それぞれいろんな考え方、立場などがありますので、尊重しつつご依頼をいただければうれしいです。

また税理士に依頼する際にもご自身が何を求めるのか、時間を作りたいのか、自分でできるようになりたいのか、この辺りの違いはやはり大きいので事前の面談・打ち合わせでしっかりと要望を伝えておく方がいいでしょう。

まとめ

税理士事務所に勤めているときには経験しなかった営業活動を独立後にやっているといろんな考えの方に出会います。

その考え方を否定することではなく自分のスタンス・考え方の軸を磨くようにしていて、価格についても事務所ホームページに記載しているので、事務所ホームページからのご依頼の場合は価格の話にならないことも多いです。

ご紹介の場合には価格表にのっとってご案内するようにしています。独立後は自分の考え方を打ち出しやすくなります。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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