先日こちらの本をさらっとですが読んでいました。知ってることが多かったですしやっていることもありましたが、それでもこういったスキル系の本を読んでおくことは効果があります。
知らない間に技術は進む
先日はGoogleWorkSpaceの書籍をサラッと目を通しました。知っていることもありましたが知らないことももちろんあります。
税務だけの仕事をしているわけではなく仕事をするうえで効率的に進めるためにも必要なことは取り入れたいところです。
また一人でやっているということも影響します。
人手の部分を誰かに頼むのではなくITスキルや技術で担える部分があればそうしなければ、自分のキャパシティがすぐにいっぱいになります。
私自身が税理士業界に入って仕事を始めたときには記帳代行もこんな感じでした。
- 通帳は印刷してもらう
- 売掛帳などの帳面も印刷してもらう
- 領収書やレシートなども預かって会計ソフトに一つずつ入力する
- 試算表は会計ソフトから出されたものだけを使う
こういうことは今でも行っている税理士事務所はたくさんあります。マンパワーに頼る部分がまだまだ大きいわけです。
いまは記帳代行を効率よくやろうと思うと以下のように変えられます。
- 銀行口座から預金データを取り込む
- クレジットカードもデータ連携したり取り込む
- 領収書やレシートはスキャンして取り込む
- またはデータ処理会社に送って会計データにしてもらう
- 試算表はExcelで作ってクラウドで共有する
こういった形に変えることが可能です。
わたしの事務所でも記帳代行のお客様が複数いらっしゃいますが通帳を印刷したものを預かってそれを一つずつ入力するような記帳代行の形はとっていません。
まだ道半ばではあるかと思いますが技術は進んでいて、仕事の仕方も大きく変わり始めています。
クラシックな形の記帳代行から今の形になるまで5~6年という体感です。たったそれだけの期間で仕事の仕方が大きく変わるわけですからやはり情報はしっかり集めて適用できそうなことを取り入れていったほうがよいですしそうすべきです。
自分の状況や使えそうなことは変わる
本を読んで内容として知っていることももちろんあります。ただ自分の状況として使えるスキルが変わることはままあります。
少し前にExcelの研修を受けたのですが自分の状況が変わり提供できることが増えたことと、研修を受けたことで自分の提供資料作成の改善点にも気が付きました。
誰かに教えてもらえると気が付くことというのは確かにあります。
あとで振り返ってみると同じことを聞いたり見たりしても違う風にとらえたり感じたり気が付くこともあるので、知っているということでもたまに研修を受けたりしています。
全く不変のモノというのはなく、自分も時間がたつことでの変化もありますし、自分のお客様の入れ替えがあったりすると必要なことも変わってくるでしょう。
依然と似たような内容の本や改訂版を読んだりセミナーを受けてもたとえ中身が同じだとしても自分が変わっているということもあるものです。
そのため、あまり限定せず、以前に読んだことがある本などもときどき手に取るようにしています。
税金の世界の改正は年に一度ですがIT技術やスキルに関することは年に一回決まっているわけではありませんので、意識してキャッチアップしておく必要はあります。
そういう本はじっくり読みこむというよりも変更点がないか目次を見てサラッと読んだりしてもよいですし、工夫しています。
サラッと読む場合には読まなくてもいい部分を判断する、そんな目的で目次を開いて最初に眺めてみるのがよいです。
少し前にExcelのオンラインセミナーを受けていたのですがイマイチ自分の仕事にどう活かしてよいものかよくわかっていない部分がありました。
関数の使い方としてはわかるけどどう使えばいいのか、ぴんと来ていないという感じでしたが、改めて別のセミナーを受けてみて腹落ちして今とても便利にそのスキルを使えています。
これによって毎月の月次資料作成時間が大幅に減りましたのでやはり知っていても使いこなせていなければスキルはないと同じといえます。知識ではなく知恵を絞るというのはこういう時に必要です。
まとめ
身についた、と自分で思っていても使えてなければ意味がないですし、使えていると思っていても実はそうでもなかったり、ということはあるものです。
そういうことに気が付けるように本やセミナーで整理をするというのも目的のひとつにしています。