2024年確定申告時期の振り返り①

2024年確定申告時期の振り返り①

今年の確定申告を振り返って反省や改善などを見つけていきます。そのためにまずは仕事の概要とうまくいったことをアウトプットして整理します。

目次

仕事の概要

まず今年の概要として確定申告の中身を確認していきます。事業所得は2件増え、いずれも顧問対応でしたが、年明けの方申告書作成件数としては増えました。

また譲渡についても去年よりも増えており、件数としてはほぼ倍に近い状況です。

また、イレギュラーなスポットの申告としては仮想通貨に関する申告が過年度分含めて3年分ありそちらの対応もありました。

後は相続対策からの流れで不動産の収入に関する確定申告の件数も増えていたため、申告件数としては増えています。それに伴って確定申告時期の収入も増えているので、これに関しては問題なく売り上げを計上できています。

割合で言うと2022年の確定申告売上からは50%増だったのでやはり業務量は結構増えたんだなと。数字にすると改めて。

確定申告時期の仕事としてスポット対応もありますが、こちらも件数は増えており、最終的には4件スポット対応で漫画家同人作家の方の確定申告サポートをしました。

また士業についても弁護士業の方の確定申告のサポートが2件あり、やはりスポット対応についても件数が増えてます。減ったものは基本的になかったので。

さらに言うとこの確定申告時期において税理士が派遣される税務相談会への従事もありました。

年明けからは納税協会が4件、確定申告相談会での従事が1件ですので、5件の相談従事をしたことになります。

率直な感想としては、やはり確定申告の相談従事はほぼ1日時間が取られるため、他の業務が手がつかないということが挙げられます。

売り上げ的には相談従事はなくても全く問題ないのですが、当番が当たったり税務対策委員長からの依頼で従事したことによる件数です。来年はもう少し減らしてもいいかなと言う気持ちはあります。

総じて確定申告時期の業務量としては、昨年と比べると結構増えたかなぁというのが正直なところです。ただそれでもうまくいったことがうまくいかなかったことがありますので、そちらについて少し触れてみます。

うまくいったこと、いかなかったこと

まずうまくいったこととしてはアルバイトさんに来てもらえたことです。年末前ぐらいから業務量が増えるということがあらかじめわかっていたためアルバイト募集することにしました。

気兼ねなく来てもらおうと考えていたので、学生アルバイトで試しに短期のアルバイト募集をしたところ良い人が来ていただけることになって安心しました。

やっていただいたのはExcelの入力がメインです。というのも今回募集の要件としては簿記の資格を持っていることを必須にしていませんでしたので、会計ソフトに入力をするスキルがないことが前提でした。

そのため、Excelに入力することをメインに仕事をしてもらいました。もちろんfreeeや弥生会計など直接入力できることが1番良いのですが、簿記の知識がなく、会計ソフトを触ったことがない人にとっては、それを1から教えると言う時間がもったいないと考えたためです。

資料をどさっと預かるケースや通帳からのデータ入力も、基本的には全てExcelを通してやっていただくことにしました。

来ていただいたアルバイトさんに聞いてもやはりExcelの方が慣れているのと多少は入力できるということでしたので、その形をとることにしてExcelメインしてもらいました。

入力してもらったものをこちらでチェックをしてfreeeや弥生会計に取り込むという作業は、私の方で担当することで良い業務分担できたのではないかなと。それがまず1つ目のうまくいったことです。

2つ目のうまくいった事は業務量が増えたにもかかわらず、東京マラソンに当選していたので、東京マラソンに行けたことです。

仕事と関係ないと思うかもしれませんが、東京マラソンに限らずマラソン大会に出場しようと思うと、やはり練習量はそれなりにないと自分が目標としていたタイムや自己ベストを更新するというのは難しくなります。

その時間を確保するためにも業務量の棚卸しが必要だったため、年末前、特に12月に入ってからは年明け以後の業務の棚卸しを積極的にして前倒しできる部分はどんどん前倒ししていました。

幸いなことに東京マラソンに出張することができ、また自己ベストを更新することができたので、業務量の棚卸しと前倒しはうまくいったのではないかなと感じています。これがうまくいったことの2つ目です。

うまくいかなかったことも同様にあります。

税務相談従事が多かったと書きましたが、やはりその時間が結構拘束時間が長いこともあって想定よりも従事日数が多かったことが結構ダメージがありました。

もしその時間に業務を進めることができたらと思う事は確かにありました。また人手に頼って問題を解決することにしたため、ひとり税理士という枠組みからは外れていると思います。

うまくいかなかったかと言うとそういうことではないのですが、自分が定義する税理士業から少し形をかえ始めたと言えると思います。

それについてお客様がどうこうということではなく、私自身がうまくいったかいかなかったかという点で言うと、結局マンパワーに頼ってしまった部分があったので、その点はもう少し工夫をしたほうが良いのかもしれません。

ただ私自身は漫画家や同人作家、クリエイターの個人事業主のお客様が多いので、どうしても固定して確定申告時期に業務が集中するというのがあります。

自分自身が納得できていればそれで良いですし、もっと確定申告の件数を減らしたい、この時期はもっと違うことをしたいという思いがあるのであれば、自分でコントロールすれば良いでしょう。

私自身の感覚としては、今年はスポット対応、特に顧問をしていないところの確定申告業務が多かったので、その部分のコントロールはもう少ししていきたいなぁと考えています。

確定申告時期の業務の受付は、去年のうちに確定申告書をこちらで作る業務については締め切りしていましたが、スポット対応、特に確定申告書を作っていただいたもの、こちらで一緒に見ながら申告書まで提出をサポートする業務は制限をしていませんでしたのでこの部分が増えたということもこの忙しさの原因のひとつである可能性があります。

今年の確定申告を振り返ると概ねうまくいったことの方が多かったので、それについては良かったかなと。次に生かす反省については明日アウトプットして書いてみます。

まとめ

次の記事では改善点などを探っていきます。

マラソン大会は2月、3月がオンシーズンで大会開催も多いのでマラソンを年2回出たいと考えている私にとってはこの時期の業務量コントロールはマラソン大会出場やタイムに影響が大きいです。

その点に絞って考えるとうまくいったことのほうが圧倒的に多かったのが2024年の確定申告時期です。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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