独立して7年目に突入していますが、今から独立したい人からは事務所ホームページで営業できるんですかと言われることが多いです。
私自身は仕事のほとんどが事務所ホームページからのご依頼になっていますので、自分としてはできると感じていますが、始めた当初との違いも少し考えてみたいと思います。
2019年の事務所ホームページやSEOの状況
私が独立した2019年はまだアフィリエイトで稼ぐ、ブログで稼ぐという話をよく見聞きしました。
そういうこともあって事務所ホームページを作ってもある程度PV(ページビュー)が伸びる税理士も結構いたようです。
私は事務所ホームページをやり始めて、9~10ヵ月ほどで少しずつ成果が出てきましたが、それは遅い方だったかなと。
もっと早い人はいたでしょうし私より遅い人はあまり聞いたことがないのでそういう意味では成果が出るまでに時間がかかったほうです。
当時はまだ先ほど触れたようにアフィリエイトも全盛でしたし、検索からの流入が期待できました。その点は今との大きな違いになっていると思います。
2019年当時はブログや事務所ホームページ、メルマガで発信をしている人はいましたが、YouTube動画やVoicyなどの音声配信で自分の仕事や考えを発信する人はほとんどみかけませんでした。
発信の仕方が多様になってきた中で、事務所ホームページの位置づけもだいぶ変わってきたように私自身は感じています。
具体的にいうと事務所ホームページだけで営業するというのは少し難易度があがっているのかなと。
事務所ホームページのページビューは徐々に減っています。一方でYouTube動画の再生回数や時間は少しずつ増えているのでそちらにシフトしている感があるのも実際の感覚です。
2025年の状況
2025年になって私が独立してから7年目に突入しています。
その間大きく変わったのは、やはりAIの発展や発信ツールの多様化です。
私もYouTube動画で発信を始めて3年ほど経ちますが、実際のところ今お客様からご依頼をいただくきっかけになっているものの多くは、YouTube動画を見てというおっしゃられるケースがかなり増えてきました。
以前だと事務所ホームページの記事を見てという方が多かったんですが動画配信で自分が知りたいことを知る、税理士を探すということのハードルが少し下がってきた印象です。
私自身もYouTube動画で漫画家・同人作家の方向けの情報を発信していることもあり、そういった関係のお客様が多いですが発信内容にも影響されやすいと言えるでしょう。
発信の内容として私自身は書いているものもあれば、動画で配信しているものもあります。
それはなぜかというとお客様がどっちが良いかというのをこちらで判断がつかないからです。
文章を読んできっかけにする方もいますし、動画配信を見てきっかけにする方もいます。
そういった違いがあるので発信の方法は書くと話す、私は両方しています。
また生成AIの発展でChatGPTで調べものをする、検索をせずにそちらで質問して調べるということも増えているようです。
Google検索やbingで検索をすることが減っているとも言われていますので、その辺は時代の流れになっているのかもしれません。
例えばChatGPTで漫画家同人作家向けの税理士をホームページから10件あげてくださいと聞くことでも税理士を調べたりできますし。
実際のところ、私も調べ物をするときにChatGPTに流してみることもあります。
何かを調べるのにGoogle検索が欠かせなかったときからシフトしてChatGPTなどに情報を流してみる、ということも増えてきているので発信の方法もこれからまた変わっていくのかもしれません。
まとめ
事務所ホームページはもちろん大事なのですが、中身をどう充実させるか、どういった方法で発信をするか、そういったことを考えながら、事務所ホームページを運用して育てていくのが良いかなと考えています。
もし今から独立してwebで営業するのであれば私ならYouTube動画もスタートから始めますね。
そのときのトレンドもあると思うのでそういうものに乗っかってみるのもある意味で大事だと思います。
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