おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
開業している若手の税理士さんと話をしておりますと伸び悩みというか、お客様が増えない日々が続き苦戦を強いられている方もいらっしゃるなという印象を持ちます。
ぼくもゼロベースでスタートした身として心境はよく分かります。
そんなとき、スポット相談をしてみてはどうかとお勧めすることがあります。その理由とスポット相談をする方法を整理してお伝えします。
スポット相談をお勧めする理由
税理士が思う以上に税理士変更に対するお客様の不安やプレッシャーというのは大きいものです。
例えばお医者様にかかっているとして、その先生の治療方針などに不安を感じるとき、お医者様を変える、病院を変えるまえにセカンドオピニオンを利用できるかどうか。
結構言い出すのにも勇気がいるでしょうし、もし自分がその立場だったらやはり躊躇はすると思います。
お医者様はセカンドオピニオンを患者側から言い出されたら紹介状を書いて別の専門医などにその先生の見立てや治療方針を相談する、そんなイメージでしょう。
税理士の場合はどうかというとセカンドオピニオンに取り組んでいるかたもいらっしゃいますが、多くがほかの税理士さんの意見や考えを聞きたいと思った時にはその税理士との顧問契約が開場される可能性もあります。
別に契約書に他の先生の意見を聞かないとか書いて無ければいいと思うのですが、お医者様の世界以上に税務顧問の硬直化というか流動性は低いのかなと。
一度お付き合いしたらなかなか変更にはなりづらい面が月次顧問にはあります。
一方で月次顧問までは必要ないけれどちょっと相談したい、自分の処理が間違っていないか確認したい、というニーズも意外なほど多いです。
独立前はそのようなお客様と接する機会がない事務所でしたし、独立してからも周囲でスポット相談という形でいわば単発でご相談を受けている税理士は少ないです。
一回のご相談で疑問を解消し、不安を取り除いてあげることで満足度も高いですし、無料相談だとお答えできる範囲が申し訳ないですが当たり障りのない内容になります。
有料でスポット相談をメニューに掲げておくとそれを求めているお客様からアプローチをいただけますので、掲げておくようにしていますしオススメしています。いまの時期だと確定申告の単発のご相談はとても多いです。
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スポット相談のはじめ方
スポット相談を始めたいけど何から始めればイイか分かならいという方もいらっしゃいました。
まずは時間と報酬を決めることです。法律相談やすでにスポット相談を掲げている税理士さんを参考にして時間と単価を決めましょう。
税務に関するご相談ですのでお答えにそれなりに時間がかかることもありますが、こればっかりは開いて見ないと分からない箱の中身ですからこちらで細かく設定しすぎないようにしています。
確定申告のご相談でもブログのご相談でもぼくの場合は基本的に同じです。唯一違うのは税理士さん向けのメニューは専門的なお話になりますので高く設定しています。
金額と単価を決めたらあとは掲げるだけです。
事務所HPがあるのであればメニューに加えておく、メルマガをやっているならさりげなく単発相談のメニューを載せておく。
こういったウェブ媒体がなくて事務所を借りているのであれば事務所の前に飲食店のメニューのように立て看板を掲示しておいてもいいでしょう。
目に入るところに掲示しておかないとそもそも相談してもいいかどうかが分かりませんので、掲示しておくことが肝心です。
そういう意味ではこの時期だけDMやフライヤー・チラシなどを作ってみて地域を絞って配布してみてもいいでしょう。
とにかく、自分がスポット相談を受け付けていますよ、という状態を外から見てわかるようにしておくことが大事です。
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営業は地道に手数を意識する
営業活動そのものはすぐに結果が出るものは少ないと考えています。それゆえ手数を意識しておきたいところです。
スポット相談にしてもそうですが自分から営業に行くのが苦手であれば尚更いろいろやって待ちの状態を作っておく必要があります。
事務所HPは待ちの営業、メルマガは押しの営業など性質があるので自分がどれをしてみたいか、まずはそこからです。
自分から積極的に外回りしてアポなし訪問ができるならいいですが税理士さんの多くがそういうことが苦手な方も多いでしょう。
でも何かしないと何も生まれません。
失敗も成功もちょっとやってみないとそれすらも分からないものです。
巷にはたくさん営業手法がありますが、大事なのはマインド、行動に移せるかどうかただその一点のみだとぼくは思っています。
ちょっとやってみて合わなければやめるか方向性を変えるか、次のステップにするしかないです。
地道にコツコツやることには華々しさはなく泥臭さが多くを占めますが、いきなりガンガンホームランを打てるバッターはとても稀有な存在でしょう。
ヒットを打つには打席に入る必要がありますし、素振りだけしていても試合に出ないとチャンスは巡ってきません。
まずは打席に入ってバットを振ってみましょう。そこから営業が始まります。ぼくはゼロベースでしたからそこだけは負けないと思ってやりつづけています。
極端な部分もあるけれど参考にはなる営業の本
まとめ
Twitterや本を読んでいても成功体験ばかりを目にすることが多いのでプレッシャーに感じるかもしれませんが、そういう世界とは一旦距離を置きましょう。
まずは身近にいる方のお困りごとを解決し、サポートをし、もっと知ってもらうために何ができるか思いついたらやってみる、その積み重ねが大切です。
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※カツラなど目につくやもしれませんが、もし買っていただいたらかぶります。