工場見学、工場直売所が好きだけどビジネスとしてはどうか

工場直売所、工場見学の ビジネス的な効果

以前はときどき工場直売所、工場見学に行っていて、最近またふらっと寄ることがありました。

いち消費者として結構直売所や工場見学が好きなのですが、ビジネスとしてはという点で考えてみます。

 

目次

工場見学、工場直売所が好き

昔から、というほど詳しくもないのですが工場直売所とか工場見学が好きです。

 

結構前になるなと振り返ってみると感じますが、酒税セミナーと題してサントリー山崎工場に行ったことがあります。

 

コロナ禍の直前には横浜のキリンビールの工場でもやろうとしていましたが、直前でキャンセルに。

 

サントリーの工場では製造工程を見学できるのとなんといっても出来立てのビールが飲めるということ。サントリーといえばプレモル、プレミアムモルツです。

 

お酒が飲めない方、未成年の方にはサントリー系列のジュースを飲むことができます。

 

コロナ禍で工場見学ツアーが中止になる前は社会科見学とか、町内会とか、会社の慰安旅行の行程に入っていたようで、結構盛況だったようです。

 

現場で飲めるというのは開放感も相待って結構楽しめました。

普段見れない工場の裏側を見ることができ、お酒も入って気分も良く、ぜひまたいきたいと思っています。

 

この裏側が見られるというのは結構好きな方も多いんじゃないでしょうか。税理士という仕事もいろんな職業や業種の裏側を見られる数少ない仕事です。

 

やっぱりというとあれですが仕事といってもおカネの流れが見られるというのは他の仕事とは大きな違いでしょう。

 

来年を目処に「税理士のひみつ」という、学習本が出るそうですのでどんな中身になるか楽しみではあります。

 

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なんだか得した気分とファン化

工場直売所で先日、仕事の帰りに訪問したのがカステラの文明堂の工場です。

 

カステラというと長崎というイメージがありますけど、京都の伏見に工場があり、直売所が併設されています。

 

元々は百貨店などで販売されているかと思うのですが、存在を知って訪問してみました。

 

通常のラインナップとともに、カステラの端切れがまとめて売られており、そちらといろんな種類が楽しめるものを購入して帰りました。

 

味もさることながら、なんとなく得した気分になれたのが新鮮で、また近くを通ったら寄ってみたいと思っています。

 

この「なんかお得な気分」というのは商売、特に物を売るビジネスにおいては有利に働くことがあります。

 

また百貨店に行くよりかは近くの工場直売所のほうが行きやすいという方もいらっしゃるでしょう。

 

特に小売りなどのエンドユーザーと接する機会のある業種ですと、お客様のリピート率、ファン化が収益性のカギを握る面があります。

 

上記のカステラ屋でいうとお客様単価がものすごく高いわけではないでしょうから、普段使いしてもらえるように、というのが目標の一つにもなります。

 

実際私が直売所に行ったときにはお供え用で常連さんと思しきかた(お店の方が名前で声掛けしていた)が、何人かいらっしゃってました。

 

このような形でお客様と接する機会がより製造の現場に近いところという点で直売所は顧客に近いようにも考えられます。

 

kindleで電子書籍を出しました。

ビジネス的にはどうか

たかだか端切れだろうと思われるかもしれませんが、モノを売るビジネス、それも消費期限があるようなモノを売るビジネスをしている方は特にご存知のことですが、廃棄コストというのは結構かかるものなのです。

 

廃棄するぐらいなら1円でも売れた方がよかったりしもします。

スーパーでは閉店に近い時間や、賞味期限が近づいた商品、パッケージなどの仕様変更がある場合には値引シールが貼られます。

 

ちょっとでも売れればということになるのですが、なぜかというともし消費期限を過ぎてしまうと廃棄することになり、そのコストがかなりかかるわけです。

 

例えば、Aという商品が販売価格が500円、利益が100円で、もし廃棄処分するとしたら廃棄コストが100円だとしましょう。

 

何も対策をせずに売れ残ってしまうと、仕入値400円、100円の廃棄コストで500円のロスになります。

 

仮に値引きをして400円で販売できた、利益はないという場合でも、モノは売れているので利益はゼロですが、廃棄コストもゼロです。

 

仕入値で売れれば、もし売れなかった時のことを考えるとそれでも良い、という判断になります。

 

じゃあ、毎回販売する量をギリギリにしたらいいじゃないかと思うかもしれませんが、ひょっとしたらモノがあれば売れていたのに、ないばかりに売れなかった。つまりチャンスロスもあり得るわけです。

 

ビジネス的には端切れであっても買ってもらえるなら最終的に廃棄するモノであれば売れる方がよほど良いわけで、工場直売所だからこそ、ということになります。

 

また通常の商品よりも見栄えなどでは劣るかもしれませんが、美味しさに変わりがないものもたくさんあって、そういうものを購入できるというのは消費者からすると「なんか得した気分」になるものです。

 

工場直売所では端切れや訳アリ品などだけを売っているわけではなく、通常商品も販売できればついで買い(どちらが「ついで」になるかは消費者次第)も狙えます。

 

売り場のスペースをどう確保するか、販売員などをどうするか、という課題はありますが、もし顧問先がトライしようとしてればやる方向でサポートする内容ではあります。

 



まとめ

工場直売所、工場見学のビジネス的な面を少し考えてみました。

消費者に近いところに行く、というのもビジネスとしてはファン獲得、リピーターにつながるのだろうなと想像しています。

お近くに寄った際にはぜひ行ってみてください。知らなかった商品があるかもしれませんよ。

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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