先週、事務所のホームページを「発信の受け皿」としてどう考えているか、という話を書きました。
その中で、生成AIにホームページを診てもらった、と少しだけ触れています。今日はその続きです。
実はそのとき、「コンテンツが多すぎる」と言われまして。正直、最初は「なんでやねん」と思いました。
せっせと積み上げてきたものを、多すぎると言われたわけですから。今日は、そこからどう考え直したか、を書いてみます。
積み上げてきたものを「多すぎる」と言われた
うちのホームページには、長くやってきた分の記事やページが、それなりに溜まっています。
それを、ひとつの強みだと思っていました。
なので「改善するとしたらどこですか」と聞いて、「情報量が多く、何を見ればいいか分かりにくい」と返ってきたときは、うまく飲み込めなかったんです。
量は、続けてきた証でもあります。
それを多すぎると言われると、これまでの積み上げごと否定された気がして、つい反射的に言い返したくなる。いや、これは資産なんですけど、と。
大人げないですが、そう思いました。
ムッとしたあとで、来てくれた人の側に立ってみた
ただ、少し時間を置いて読み返すと、言われていたのは「量が悪い」ではなく「来た人が迷う」ということでした。
作った側の私にとっては、どのページにも意味があります。ただ、初めて来た人には、どこから見ればいいのか分からない。
先週書いた受け皿の話と、そのままつながっていました。
入口であるブログや動画から来てくれた人が、受け皿のホームページで迷ってしまったら、そこで止まります。
多いことが問題なのではなく、多いのに整理されていないことが問題だった、そういう話だったんです。
前提を渡したら、返ってくる答えが変わった
もうひとつ、今回やってみて実感したことがあります。
どういう情報を渡すかで、返ってくる答えがまるで変わる、ということです。
最初は、ただURLなどを渡して「改善点は?」と聞いただけでした。だから一般論として「多い、絞ったほうがいい」が返ってきた。
そこで、前提を足してみました。
いまご依頼のほとんどはホームページから来ていること。ブログもメルマガもYouTubeも、コンテンツ発信営業という位置づけで続けていること。一本ずつ質を磨き上げるより、一定のレベルを保ったまま量で押し切る、という方針でやってきたこと。
そのうえで、「いまの状態から、さらにできることとしてユーザーファーストの視点で何が足りないか」と聞いてみたわけです。
すると、返ってきたのは「減らしましょう」ではありませんでした。
量はそのままでいいので、最初に見てほしいページへの導線をつくる。料金や相談の流れを、迷っている人が見つけやすい場所に置く。そういう話に変わったんです。
同じ相手に、同じホームページを見てもらっているのにです。
前提を渡していなければ、一般論しか返ってこない。当たり前といえば当たり前ですが、これは人に相談するときも同じだよなと思いました。
うまくいっているものほど、見てもらう機会がない
今回、指摘してくれたのがたまたま生成AIだった、というだけかもしれません。人に頼んでもよかった話です。
ただ、身内や同業に見てもらうと「よくできてますね」で終わりがちです。その点、AIは遠慮なく「ここが分かりにくい」と言ってきます。
その遠慮のなさが、今回はありがたかった。
困っていないものほど、誰にも相談しないまま何年も経ちます。うまくいっているものこそ、そうなりやすい。
AIにコンサルティングをしてもらうときのメリットとして人間だと言ってくれないことを言ってくれるようにできる、指摘してくれる、というのはあるかと思います。
人間同士だとこちらの感情や関係性を含めて指摘をしてくれるわけですが、時にそれが忖度になってしまって踏み込めないみたいなこともあるわけです。
AIも使いようというのはよく見聞きしますが、自分がどの情報を渡すかで変わってくる部分は大きいと改めて感じています。
減らすのではなく、導線を引き直す
結局、コンテンツを大きく減らすつもりはありません。
積み上げてきたものは、やはり自分にとって資産だと思っています。量で続けるという方針も、変えるつもりはないです。
ただ、来てくれた人が迷わないように、最初に見てほしいものへの導線だけは引き直そうと思っています。
多いものを削るのではなく、多いままでも迷わせない。
派手なリニューアルではなく、これも今年残り4か月の地味な手入れのひとつです。
実際にどう手を入れたかは、また改めて書きます。ついでに、もしプロモーションをやるならどうするか、も最近少し考えているので、そのうちに。
