髪が薄くなること。
ぼくも今まさに直面していることのひとつです。
「増やす」でもなく「隠す」でもなく
「魅せる」ことを提案する、すべての薄毛男性に送るオススメ本です。
選択肢としての「魅せる」
[amazonjs asin=”4866211377″ locale=”JP” title=”ハゲを着こなす ~悩みを武器にして人生を変える方法~”]
本書は株式会社カルヴォの代表である松本圭司さんによる
その名も「ハゲを着こなす」ための提案が盛り込まれた著書です。
株式会社カルヴォの企業ミッションは
私たちはコンプレックスへ抵抗するのでなく、寄り添うことを通じて、
コンプレックスを持つあらゆる人々にとって
居心地の良い社会を実現する
を目的に、より豊かなライフスタイルと社会を目指すことを掲げておられます。
実は本が出る前から株式会社カルヴォのことを存じておりました。
何故かというと、ぼくも年齢の割に頭髪が薄くなってきており
かといって無理やり増やしたり、隠したりしたいでもなく。
なにか良い選択肢はないか?とネットサーフィンしているときに
たまたま見つけて以後、定期的にフォローしていました。
この度、著書が出るというとで
非常に楽しみに手に取りました。
社名のカルヴォ=calvoはイタリア語、スペイン語で
「ハゲ・薄毛」の意味で、現地でそのような男性が堂々と闊歩していることに
ちなんで、日本でもその文化を作りたいとの想いから、とのことです。
率直に言って
日本でココまで「ハゲ」について論理的・多面的に分析している本はありません。
特に
「恥の4象限」と「ハゲの4象限」に関する記述は必見です。
※象限とは縦軸と横軸で区分した4つの領域のこと。
※こんな図です。
日本人の文化的側面や物理的側面(アタマの縦横比など)から
深く、深く洞察して論を展開しています。
本書の中では日本人がいまだ「ハゲ」を「魅せる」ことが出来ない理由について
頭部のデザイン的な側面からも考証しています。
ハゲを着こなすコツまでご提案されており、
とても参考になりました。
コンプレックス・悩みを武器に変える方法
本書では「ハゲ」という見た目のコンプレックス・悩みに対して
正面から向き合い、武器にする方法を提案しています。
ぼくが目指す「ひとり税理士」も
ある意味、大手の税理士事務所・税理士法人と比べると
劣ってしまう点はもちろんあります。
例えば
- 多くのお客様との顧問契約は物理的に難しい
- 電話にすぐ出られるわけではない
- ケガや病気をしても変わりがいない
- 変わりがきかないので契約しづらいというお客様もいる
- 高度な税務(連結納税、組織再編など)への対応が難しい(ぼくの場合は)
- 記帳代行というニーズに応えることが難しい
- 会計ソフトも税務ソフトも基本は規模拡大を前提にしている
などです。
けれども、ひとりであるがゆえにこれらを武器にすることはできると
ぼく自身は考えていますし、そういう風にしていくつもりです。
発想を転換するというコトは想像以上に難しいかもしれませんが、
それも今は組織に属していて、自分事として完全に捉えられていない、
ということもあるのでしょう。
独立してひとりになってしまえば、
すべてを決めるのは自分で、
その分、「自由と責任」の割合は雇われの身とは比べるべくもないでしょう。
それを楽しめるかどうか、楽しめそうか。
そこも独立するかどうかのキーポイントになります。
まとめ
読後感はとても爽やかです。
(散髪したて、ということは置いておいて)
日本人男性のおよそ25%はハゲ・薄毛に悩んでいるとの統計もあります。
最近薄くなってきたなぁ、と思ったら是非本書を手に取ってもらえればと。