試験と科目にこだわらないという戦略

戦略

戦略

おはようございます、京都の所属税理士takasago(@co_develop)です。

税理士試験の結果発表まで一か月半ほどですが、受験生のみなさんはどんな風にすごしているでしょうか?

新しい科目に取り組んでいるのか、授業を継続して受講しているのか、なにもしていないのか。

どの道を選択していても、発表の日は同じです。発表があったそのあとのことを一緒に少し考えてみましょう。

 

目次

税理士試験だけが税理士になる方法ではない

ぼく自身は税理士になるために生活の時間の多くを税理士試験の勉強に注力していました。

何を言うてんの、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、税理士試験は取得するのに長期化しがちな長丁場の試験です。

 

長く受験していると、受験すること自体に意義を見出してしまい、「税理士になる」という目標を見失ってしまいがちです。

 

ぼく自身も税理士試験に挑戦し始めて10年かかっています。

でも最初に受験し始めた時はそんなこと考えもしなかったです(笑)

2~3年で合格すつもりでしたが、そうはいかず、特に法人税法を受験しているときはかなり精神的にも辛かったのを覚えています。

[kanren id=”2136″]

 

なので、法人税法の受験、簡単に言うと税法の受験一年目を終えた時に、以下のように自分自身でルールを決めました。

 

[list class=”li-niku”]

  • ひとつの税法科目かける年数はとりあえず3年とする
  • 3年間はとにかくその科目を勉強する
  • 3年間でダメならほかの科目に切り替える
  • 35歳になったときに税理士登録できていなければ大学院に行く
  • 大学院免除であろうと試験合格であろうと税理士資格に変わりはないと思う

[/list]

こういう風に自分でルールを決めておかないと、そのままズルズルと受験し続けてしまい、目標を見失ってしまうだろうなと考えて手帳にこのように書いていました。

 

税理士試験の本試験は自分が何点取れたか分からず、その部分がかなりストレスに感じていました。模試ではハッキリと何点取れたか分かりますし、添削もしてもらえます。

 

今でも本試験では解答例すら発表されていません。今年からはやっと自分が何点取れたか分かるように通知されるそうです。

 

税理士試験は合格基準がかなり不透明な試験です。そこにチャレンジしてうまくいかないのであれば大学院免除も狙うべきかなと考えていました。

 

大学院免除と簡単には言いますが、大学院での勉強、論文の執筆だってラクなわけではないでしょう。

でも税理士試験に比べれば透明性はかなり高いかなと。

 

いつかいつか、と思っていると機を逃してしまいますし、人間は長くやっていることほど執着してしまうとぼく自身は考えているので、大学院免除もポジティブな選択肢として捉えてほしいなと思います。

結果的には税理士試験を突破できたのでよかったですが、あくまで結果論です。

 

最終的に税理士登録すればこっちのもんだ、ぐらいに考えてイイと思います。

お客さまには試験合格なのか大学院免除なのかは区別がないですし、

そこを気にするお客様は、あなたのお客さまではなかったと思いましょう。

科目との相性は確かにあるし、運的要素もある

税理士試験の科目がいっぱいある理由をぼくなりに考えてみると。

どの科目受けて合格してもイイよっていうポジティブな発想でとらえています。

 

税理士試験とくに税法科目の場合、科目との相性というのはあります。

なのでぼくの場合は法人税法を3年やってダメなら相性が悪いと考えて、所得税法を選択しようと決めていました。

 

3年間は必死に法人税法を勉強しそれでダメなら相性の問題だ、として切り替えるつもりでした。

 

得意な科目で税理士試験の受験をすることに何の問題もないと思いませんか?

そう考えることができれば精神的に少しラクになります。

 

税理士試験の内容としてはもちろん適正なモノを望みますが、自分の得意な範囲、不得意な範囲というのはあります。

 

そこが出題されるかどうかという運的要素はありますので、不得意なところをなくす、という勉強の仕方もある程度は必要かなと。

まとめ

税理士になる方法は試験だけではないですし、科目も多くあります。

科目との相性を見極めつつ、科目を変えるときはスッパリ切り替えること、また大学院免除も視野に入れて自分ルールを作ってみてはいかがでしょうか?

お客様は税理士になる方法を気にしませんし、気にするのは同業の一部の方だけです。気にせず戦略を練りましょう。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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