おはようございます、京都の所属税理士takasagoです。
税理士試験の合格発表を今週金曜日にひかえ、受験生は緊張しているでしょう。
もし落ちてしまったらどうしよう、そう思っているかもしれません。(ぼくも何度もあります)
で、実際に落ちてしまったら、自己否定はやめましょう。
自己否定は受験をやめるモチベーションになりうる
自己否定とは、自分自身の行いを否定してしまうことです。
もし試験に落ちてしまったら。ここから今日から合格発表まではそう思い続けると思います。
ぼく自身も何度も試験に裏切られてきましたのでよくわかります。
だてに10年受験していません。
不安な気持ちで合格発表を迎えるでしょう。それはそれでよいかなと。
だれしも完全はありませんし、模試でイイ点とってても落ちる人もいますし、最後の追い込みで合格圏に食い込んでくる人もいます。
どう転ぶか分からないから緊張して不安な気持ちにもなります。それは正しい反応ですから受け止めていればいいです。
問題は実際に合格発表があったそのあとです。
ぼくの周りにもたくさん受験生がいました。やはり一喜一憂してしまうものですが、とくに税法科目でつまづいているのが何年も続くと、自分のコトを否定して、受験自体に価値を見出せなくなります。
次どうするかを考えるのは反省ですが、やったこと=受験を後悔すると、受験自体をやめてしまいます。
税理士になりたいという強い気持ちがあるのであれば選択肢=大学院免除もありますので、税理士になりたいということであれば自己否定はやめましょう。
ぼくも周囲で何人か受験を辞めてしまった人がいますが、皆押しなべて受験で学んだこと、受験したことを否定したがります。過去の自分の行いを否定することで受験をあきらめた今の自分を正当化しているんですね。
大切なのはこの後どうするか、それを考えましょう。
考えた結果、違う道に進むのであればそれはそれでいいですし、何かが足りないということであればそれをどう補うか。
反省と後悔
反省とは『過去の自分の行いをかえりみる』こと、後悔とは『過去の自分の行いを悔いる』ことです。
似ているようで異なります。
反省材料として例えば自分の手ごたえや今年から発表になる点数もいいでしょう。
苦手分野が多い、また理論が苦手すぎると税理士試験は難しいです。
いかにしてそれをなくすか、それを考えるのが反省です。
一方、何故あんな解答を書いてしまったんだろうとか、受験で無駄な時間を過ごした、というのは過去を悔いることです。
書いてしまったものは仕方がないし、過ぎ去った時間は取り戻せません。
ぼくも法人税法の2回目の受験の時にはこのまま受験を続けるかどうか悩みました。
法人税法1回目は玉砕で試験が終わった瞬間に「あ、今年は難しいな」と思いました。案の定落ちてましたがそれから自分なりに足りない部分を補って、2回目の受験へ。
それなりに手ごたえもあったので2回目はイケただろうというマインドを合格発表まで持っていましたが、通知の封筒を開いた瞬間に膝から崩れ落ちそうに。
振り返ってみると10年間の受験生活のなかで受験にかけた勉強時間が最も多い1年間でしたのでなおさらでした。
そこから年末までは酒におぼれて何とか忘れようとしましたが、それは無理なハナシですね(笑)
ぼく自身は時間をかけていたのは分かっていたので、時間配分をかえるという反省をしました。
詳しくはこちらをどうぞ。
↓
[kanren id=”2136″]
後悔してお酒に逃げてもいいことなんかなにもありません、次どうするか、どうしたいか、それを考えるようにしましょう。
まとめ
受験生はもうすぐ発表でドキドキと不安な気持ちがあるでしょう。
合格してもしなくても、次にどうするか、反省をして次につなげてもらえればと思います。
少なくともぼくのように年末までお酒を毎日飲むようなことはしないように!