税理士試験の受験生に考えて欲しいたったひとつのこと

方向性

おはようございます、京都のひとり税理士ジンノです。

先日来より税理士試験の受験生とお話しする機会が何度かありました。受験生の環境というのは決して全てがイイものばかりではないと感じるところもあり。

もし受験生のあなたが転職するとき、職場を選ぶとき、やって欲しいたったひとつのことをお伝えします。

 

たったひとつのことそれは優先順位を決めること

ズバリそれは優先順位を決めることです。

 

実務経験なのか、学校に通う時間なのか、はたまたお給料なのか、それはあなた次第です。

でも忘れて欲しくないのは勉強する時間というのは有限で、合格したいという思いがあるから勉強を継続しているんだと思います。

 

かつてのぼくも法人税法を受けているとき、転職するかどうか悩みました。

でも結局は会計事務所での実務経験よりも、医療法人での比較的確保できる勉強時間を選びました。

肉体的には当直もありハードでしたが、その分繁忙期などはなく、月初がレセプト請求でタイトなだけで他は結構融通がきいたのはぼくにとって非常に魅力に感じていたのかなと。

 

税理士事務所に転職してしまうと、こんなことは言いたくないですが、実務の勉強はできても試験の勉強がかなりおろそかになるパターンを何度も目にしています。

 

酷なようですが実務の勉強はあとでできますし、実務がどれだけできても税理士にはなれません。

大学院に行くにせよ、試験で5科目揃えるにせよ、試験には受からなければならないんです。

 

今、税理士事務所にお勤めの場合、繁忙期に突入していることでしょう。理解のある所長税理士さんなら勉強時間に配慮した業務量になるでしょうが、そうでなければ21時、22時までお仕事の方も多いかなと。

 

そうなるとなんのために税理士事務所に勤務しているかわかりません。税理士になりたい気持ちを弄ばれてはいけないんです。

 

またひとつ厄介なのが、税理士事務所の一部がとても勉強できる環境じゃないにも関わらずそんなことをおくびにも出さないで求人していたりします。こればっかりは外から見ていてもわからないことなので、アレ違うなという感覚はぜひ大事にしていただき、早めに転職することをオススメします。

 

短期間での転職になった場合、なんて答えればイイか考えてみたのですが、

「どうしても合格したいので勉強できる環境と聞いていた事務所に入ったが、話が違ったので」といえば十分かなと。

大切なのはあなたの時間

責任感が強すぎると辞めるに辞めれない、結果として税理士試験に受からない、という悪循環でしかなくなります。

 

税理士試験は長丁場になりがちですし、年齢を重ねると記憶力や問題を解く瞬発力も少しずつ衰えていくでしょう。

自分のことを思い返してみると、法人税法を受けていた20代の時と、消費税と相続税に合格した30代では、記憶の量と無理が効くかどうかというのが違っていたように思います。

 

勉強時間を確保するのであればそういう職場を選ぶか、一念発起して受験に専念する期間があってもイイかなと個人的には思います。

科目の目処がついたときに税理士事務所・税理士法人に転職するなら少なくとも法人税か所得税をとっておくと、転職するときはかなり優遇されます。

 

タイミングによっては複数の内定をもらってこちらが選び放題のような形になることも考えられます。実はぼく自身がそうでしたが、簿記論と財務諸表論と法人税法をとってはいましたが実務経験は未経験の状態で、転職活動には困らなかったように記憶しています。

 

会計業界の外から飛び込もうとしている場合でも、一度受験に専念してから転職活動でも遅くはありません。

その際にも「どうしても受かりたかったから」といえば、税理士事務所に転職する際には「本気なんだな」と思ってもらえるので、大きな不利にはなりません。

 

むしろその部分に理解がないようであればその事務所は選択しないほうがイイでしょう。

 

やっぱり大切なのはあなたの時間です。一年でも早く合格したいという気持ちがあるのであれば、勉強時間が確保できるという選択肢をぜひ検討してください。

実務経験もお給料も税理士になってしまえば取り返そうと思えば取り返せますので。

まとめ

受験生の置かれた環境というのはやはりハードな部分があります。

通学生であれば今の時期から通うのが困難になり、土日に振り替えることもできず。通信生であれば通う時間がないんだからもっと仕事してよと言われる可能性もあります。

がむしゃらに仕事をしているとそこの部分が見えなくなりがちですから、忙しい今、少しだけでも立ち止まってこれでイイのか、考えてみてほしいです。