携帯電話キャリアの乗り換えは気軽。税理士の乗り換えはどうか?

乗り換え

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※ランニングコースにあるケータイショップの看板 iPhone7で撮影

 

おはようございます、京都のひとり税理士ジンノです。

街中やモールの中でもよく見かけるケータイショップ。他社からの乗り換えについてどこの携帯キャリアもキャンペーンをやっています。

携帯キャリアの乗り換えは比較的ハードルが低いですが、税理士の乗り換えは大変というイメージと気軽ではないイメージがあるようです。

 

目次

携帯キャリアの乗り換え。行為は簡単、中身はややこしい。

携帯キャリアがここ数年とくにMNP(マイナンバーポータル。携帯キャリアを変えても携帯の番号が変わらないシステム。)が出来るようになり、キャリア間の移動というハードルが下がりました。

 

携帯キャリアを変える=電話番号が変わる、だったので新しい電話番号の周知が大変というイメージがあって、携帯キャリアを変えることのハードルが高い時代がありました。

 

以前は携帯キャリア(DoCoMo、Softbank、auの3大キャリア)がシェアのほとんどを握っていたでしょうし、選択肢がほかになく、でも格安SIMも登場して状況は一変しました。

 

携帯代が安くなるので乗り換えるひとが続出したんですね。

しかも、人口減少時代に突入してスマホ人口が頭打ちになる日も近いですし、タブレットで十分というひともぼくの周りではチラホラ見かけます。

 

そうすると大手キャリアに限らず携帯各社はパイの奪い合いになるので、乗り換えを推奨しているわけです。

 

携帯キャリアの乗り換えを考えてみると、店舗に出向いて何時間か話を聞いて契約を済ませれば乗り換え自体はサクッと終わるそうです。何時間かというのは長く感じるかもしれませんが、行ってさえしまえば乗り換えできる、というのは大きなメリットです。

 

これだけ乗り換えを打ち出しているので店舗に行ってしまえば何とかなる、というのは乗り換えその行為自体のハードルを低くしているでしょう。

 

でも携帯ショップに行くといつも思うのが何でこんなややこしいの?ということです。店員さんの言っているコト、説明してくれることに対して理解が追い付かないことしばしば。

一応30代半ばのぼくでさえもこんな風に感じるんですから、おじいさん・おばあさん世代であればもうたぶん外国の呪文レベルでしょう。

 

手軽にキャリアを乗り換えられる分、契約の中身がややこしくなっているようにぼくには感じます。

スマホ本体が割賦契約で、CICなどの信用情報にバッチリ記載されることを知らない若い世代も多いでしょう。スマホ料金の不払いはクレジットカードの支払いが滞るコトと同じ意味を持つことを知っておいてほしいですね。

 

それはさておき、携帯キャリアの乗り換えは中身はややこしいけど、店舗または大手家電屋さんに行くとサクッとできます。

では税理士の乗り換えはどうでしょうか?

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税理士の乗り換え。中身は簡単、行為はややこしい。

独立して以後、税理士の乗り換え(言い方ワルイかな?(笑))について尋ねられる、質問されることがあります。

 

一番多い質問というか疑問が

変えたことないから分からないけど、なんか大変そう

というものです。

 

税理士の乗り換えとはすなわち、いまの顧問税理士を変える、ということです。

 

いろんな関与開始の形があります。銀行さんからの紹介とか、先代からの付き合い、記帳指導からそのままスライドして、なんてパターンもあるでしょう。

 

多くの方が顧問税理士を変えることを経験したことがないのでどんな風に切り出してよいか、というのが一番よく分からないようです。顧問契約していても契約書がない税理士事務所も多いですし。

 

税理士の乗り換えはやり方が分からないので行為自体はややこしく感じるんですね。

ぼく自身はそのような相談があれば、まずは税理士側にご自分の要望を伝えること(担当を変えてほしいとか、試算表作成のスピードを上げてほしいとか)をオススメしています。これでもし税理士側が動いてくれなければ税理士を変えるチャンスです(笑)

 

顧問税理士を変えようと思うと、

いまの顧問税理士に要望を伝える

改善を待つ

改善されなければ顧問解除を伝える

次の税理士を探す

受けてくれるか要望に応えてくれるかよく吟味する

相性が良さそうな税理士が見つかって初めて新しい税理士と契約

というプロセスが必要です。

 

携帯キャリアの変更は前のキャリアの許可なんかいりません。契約解除を伝えるだけですが、税理士はそうもいきません。

人間関係というのもありますしそのあたりを気づかいされる方、気にされる方は丁寧にプロセスを踏みます。税理士事務所に行って税理士乗り換えますっていってもサクッとは終わりません(笑)

 

では実際に税理士の乗り換えに際して必要なモノは何か?(つまりは中身です)

前期までの総勘定元帳と税務署に提出した申告書など一式、これさえあれば中身がどうこうというより、乗り換えてこられても何とかなりますし、書類としては十分です。

 

携帯キャリア同士で引継ぎがないように、顧問税理士同士で引継ぎは基本ありません。なので今仮にぼくが顧問税理士をしている会社さんが乗り換えで違う税理士に移ったとしても、そのあとの税理士が誰か、というのは分かりませんし知りません。

 

契約が解除になる、乗り換えてこられるというのは、税理士にとっては業務としての難易度が低いというのがぼくの印象です。(ぼく自身は組織再編税制とか国際税務のほうがはるかに難易度が高く感じます)

 

税理士乗り換えの行為それ自体は大変ですが、中身(必要な書類など)は簡単、というのが実情かなと。

 

よくあるのが決算が終わったタイミングで、というのも耳にしますが、不満のあるサービスをあと何か月も受けてはストレスがたまるだけですし、乗り換えてこられる税理士としては期中でも決算後でも大して違いはないです。

 

なので税理士の乗り換えについては、行為自体のハードルが高いので相談があったときにいかに背中を押してあげられるか、選択肢の一つになり得るかというのが日ごろからの取り組みになるでしょう。

まとめ

予想はしていましたが、想像以上に税理士の乗り換えに対してハードルが高く感じるようです。よく聞くのが切り出せない、言い出しづらいというもの。

「顧問契約解除します」とストレートに言うと角が立ちますし、直球過ぎるので、まずはジャブ(要望を伝える)から打ってみましょうというのがぼくからのアドバイスです(笑)

具体的にアドバイスをいただきたい場合はご相談に応じますので、お問い合わせいただけましたら幸いです。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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