ぼくが相続を好きな理由。答えが1つじゃないから。

ビーチ

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おはようございます、京都のひとり税理士ジンノです。

ぼく自身は相続業務に力を入れていきたいと考えていますが、それはぼくが相続業務が好きだからです。

たくさんある税理士業務の中でなぜ相続なのか。それは答えが1つじゃないからです。

 

目次

相続に答えが1つじゃない理由

税理士に関する業務と言えばたくさん種類があります。

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  • 記帳代行
  • 決算書・申告書の作成
  • 税務相談対応
  • 監査訪問
  • 経営相談
  • 事業再生
  • 組織再編
  • 国際税務
  • 税務調査対応
  • 経理業務効率化・コンサルティング
  • M&A関連業務
  • 事業承継
  • 相続

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パッと浮かんだ限りではこんな感じじゃないでしょうか。

 

今までもこれからもメインの軸となる業務というのはあまり変わらないかもしれませんが、会計業界・税理士業界は日々いろんな新しいシステムが入ってきて、業界としても過渡期に入っているのかなと。

 

そうなると5年後とは言わず来年の仕事の仕方も変わってくる可能性はあります。AIが発展すれば記帳代行なんかはパソコンに勝てない仕事なのかなと個人的にも思います。ニーズはまだまだありますが。

 

AIに勝てるか勝てないかで物事を判断するとただ単純に優劣だけのハナシになってしまいますが、これからはAIとどう付き合っていくのかを考える時期に税理士業界も足を踏み入れたとぼくは考えています。

 

そんななかでぼくは相続の業務が好きなのですが、それは答えが1つじゃないから、というのと税理士であるがゆえにもっと言うと人間であるがゆえに出来る仕事なのかなと思うからです。

 

例えば、法人税や所得税は税金が最も安くなる適切な申告、決算というのが基本にあります。

適切な税務処理、会計処理をしたうえで最も安い税金の金額にしたいというのはみなさんの共通認識でしょう。ぼくだってそうです(笑)

 

でも相続というのは税金ありきではないです。

相続で税理士にできることというと相続税や贈与税の申告書を作ることはもちろんですが、事前相談をお受けしてどのように財産を遺すのか引き継いでもらうのか、家族が幸せになれるのか、穏やかに過ごせるのかを一緒に考えることです。

 

家族の数だけ答えがあって、財産の遺し方があり、税金がすべてではないのが相続です。

正直なところ、相続と聞くと揉め事が多くて大変という認識があるのも事実ですし、数多く担当していると巻き込まれることもありますが、もちろんそればかりではないです。

 

また税金が高くても皆で納得した財産の分け方をしたい、答えを税金の安さに求めない分割協議や遺言の内容というのはよくあります。

 

そう考えると最適解が税金の安さになってしまうであろうAIには相続の相談やコンサルティング、分割協議のお手伝い、もめないようにする対策はできないでしょう。

 

答えが家族の数だけある相続に携わっていると、家族観や人間観、もっというと相談者の方の死生観なんかにもハナシが及ぶことがあり、そのお話を聞いてじゃあどうしましょうか、というのを財産を遺す方や相続人の方と二人三脚で考えることができるのが相続です。

 

ぼくはそんな理由で相続が好きです。

 

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好きなことを仕事にする幸せと自分のミッション

SNS、とくにTwitter界隈では、来週から就職する方などに対してイヤな仕事なら辞めればイイと言ったり、やりたくないことをやらずに生活しよう、ということを訴える人がいます。

 

それはそれでいいとお好きにすればいいと思うんですが、わざわざ自分のフィールドに無知な人、経験がない人を引き込まなくてもいいのになとぼくなんかは思うわけです。

 

たまたまぼくは税理士業界に入って相続に携わるようになり、徐々に相続の仕事が好きになりました。

何かを徐々に好きになることだってあるはずですし、続けてみないと分からないこともあります。

 

迷ったらやってみて体調が悪くなるほどイヤじゃなければ続けてみてそこで判断すればいいかなと。

 

時間がもったいないじゃないかという人もいますが、自分が好きになれる仕事かどうかを判断するのが早すぎると自分が好きな仕事か好きになれる仕事か分からない可能性もあります。

 

やりたいことだけ、好きなことだけを仕事にして生きていければもちろんいいですし、そうであれば幸せでしょうがそうはいかないこともあります。独立すればそれがもっと顕著になる場合もあります。

 

食べていかなければならないですし、ぼく自身は特に嫌いな業務というのはないので、何でもチャレンジしたいなというのが今の率直な気持ちです。なにせ独立するのが初めてなので(笑)

 

もし今の仕事に迷いがあるなら、なぜその仕事を選んだのか考えてみるのもイイでしょう。

 

ぼくの場合は税理士という資格で手に職をつけたかったというのが税理士試験に挑戦し始めた最初の動機ですし、長く仕事が出来る、専門家になれる、給与も良い、という面もありました。

まさか10年かかるとは夢にも思いませんでしたが(笑)

 

業界におよそ5年いて、いろんな方とお話する機会もあり、真摯に仕事に向き合ってきましたが、こと税金については知らない人が損をする世界というのがよくわかりました。

 

相続に限らず、税金について知らない人が損をしていて、自分の身の回りで困っている人がいたらお手伝いしたいというのが、いまのぼくの税理士としてのミッションです。

まとめ

昨日Twitterを眺めていて、まぁたまには真面目な話をしてみようかなと思いました。

マジメな話をしておかないとただの若ハゲだと思われてしまう可能性もあるので(笑)

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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