税理士試験の受験生が苦手項目をなくした方がいい2つの理由

好き嫌いをなくす

好き嫌いは無くしたい

おはようございます、京都のひとり税理士ジンノです。

税理士試験の受験生は授業で講師にこう言われることが多いと思います、「苦手項目をなくそう」と。

わかっちゃいるけど潰せないのが苦手項目ですよね、実はぼくも受験生の時そう思っていました。

でもぼくも受験生時代に苦手項目を潰したおかげでなんとか合格することができました。

この記事では苦手項目を潰すとなぜ良いのかを、受験対策という点と精神的なアドバンテージという二点で解説します。

読み終えたら明日から、いや今日から苦手項目を潰してやろう!そう思ってもらえるハズです。

 

目次

受験対策では「苦手項目が出る」というけれど本当か?

専門学校で授業を受けていると、よくこんなことを言われることが多いです。

それは、「苦手項目が試験で出るぞ!」と。

 

そんなバカなと思うかもしれませんが、これから本試験に向けて実践問題を解いていくにつれ、こう実感することになります。

ホントだ、と(笑)

 

ぼくの場合はどうだったかというと

簿記論の試験を受けた時に、連結納税関係の論点が初めて出題されました。

 

実は非常に苦手意識があったんですが、出たら困る、という一心でひたすら潰したのをよく覚えています。

苦手項目だったので少なくとも平均点が取れるように、というぐらいで良いかなという意識でしたが(笑)

 

法人税法の試験でも外国関係の理論がとっても苦手だったんですが、出たら困る、というこれも一心で潰しました。

そしたら案の定ひょっこりと出てきました。

 

苦手項目が出る、というのはぼくに限っては当たっていると言えますが、では全ての受験生にとって当てはまるかというと、ぼくはこれは意外と当てはまると思っています。

 

税理士試験は間違える問題をいかに少なくするか、言い換えるとみんなが取れる問題を落とすと合格までのハードルが非常に高くなっていきます。

 

苦手項目が多い状態だと、やはり苦手項目にヒットする確率というのは高くなります。

広く浅くというのもある程度必要で、特に苦手意識がある項目については潰しておかないと、その問題が解けないだけで不合格になるということもあり得てしまう、それが税理士試験です。

 

また年に一回の試験であり本番です。苦手項目が出てきたらそれだけでもう一年、というのはあまりにも残酷すぎます。

ぼくはいつも苦手項目を潰すときには、もし本番で出たら困る、と自己暗示をかけていました。

 

苦手項目は得意項目にする必要はなくて、マイナスのものをせめてフラットに。可能であればプラスにぐらいの気持ちじゃないと、やはりやりたくないことですからモチベーションが上がりません。

今ならまだ間に合いますから、苦手項目を一つでもフラットな状態に持っていきましょう。

 

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精神的なアドバンテージとは?

ここまでは受験対策の戦略として苦手項目をなくした方がいい、というお話でした。

ここからは精神的なメリットについてお伝えします。

 

税理士試験は一発勝負、年に一回です。

ぼくもそうだったんですが、間違えられない、もし失敗したらまた一年勉強しなければならない、早く終わりたい、そういう思いが受験本番当日に湧き上がってきます。

 

それは年に一回であるからこそと言えます。これがFPの試験のように年に三回あると考えるとプレッシャーという意味で、かなり楽かなと思います。

 

そう、税理士試験の本番当日は普段の実践問題、答案練習とはレベルの違うプレッシャーがかかるんです。

 

練習でいくら良い点が取れていても、本番で出しきれないと意味がありませんし、プレッシャーがかかると実力が発揮できないことも多いです。

 

野球で例えると、待ちに待ったど真ん中ストレートに手が出ないという状態です。

プレッシャーを力に変える、すなわち本番に強い状態をいかに作るか、というのはかなり難しいというのがぼくの実感でもあります。

 

オリンピックを見たりしていても大本命の選手がメダルを逃す、というのは割とよくある話で、本番に強いというのがいかに特殊な才能かというのがよくわかるかなと。

 

では税理士試験の本番当日にプレッシャーを感じない方法がないかというと、それはないのですが(笑)プレッシャーを減らす方法はあります。

 

それは苦手項目をなくすことでプレッシャーが軽減されるということです。

 

人間は失敗できないという状況に一番のプレッシャーを感じてしまいます。

そして苦手項目が多いとこのプレッシャーの量が倍増し、プレッシャーがどんどん増幅してミスしてしまう、結果不合格になるという悪い流れになります。

 

苦手項目を潰すと受験対策上も有効なのは前述の通りですが、もう一つの理由が精神的なアドバンテージを得られるということです。

 

苦手項目が必ずしも出るわけではないですが、苦手項目をある程度でも潰せた、心配のタネが減った状態というのは精神的に大きなアドバンテージです。

 

刀は必ずしも抜く必要はなくて武器として持っておく、その心意気でいいかなと。

 

精神的に安定している、アドバンテージがある状態は税理士試験本番は非常に有利です。

そうでなくても税理士試験の本番では周囲の受験生がすごくできそうに見えますし(笑)

 

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まとめ

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  • 受験対策上、いかに間違えないか、点数を拾うために有効である
  • 精神的に安定し、本番でのプレッシャーを軽減する

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この二点の理由で苦手を潰した方がいいことがわかったかと思います。

ゴールデンウィークを有効活用して苦手項目を潰してはどうでしょうか?

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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