フリーランスへの注意喚起。値下げするから今すぐ決めて!はキケンだ

立ち止まる

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おはようございます、京都のひとり税理士ジンノです。

独立すると税理士にかかわらずフリーランスの方はどこからともなく営業の方が連絡してくることがあります。

 

団体に登録していたり人づてに連絡してきて、営業をされ、そして決断を迫られます。

ココだけの話で値下げをしますので、今すぐ決めてください、と。

 

でもちょっと立ち止まってほしい、そのサービスが本当に自分にとって必要かよく考える必要があります。

値下げするので今すぐ決めてほしいという営業はかなりキケンだということをこの記事では解説します。実はぼくも結構そんなお話をいただいたりもしています。

読み終わったら、営業を受けた際にココは気をつけよう、という基準が作れます。

 

目次

独立直後は気が大きくなっておカネを使いがち

独立するためにお金を貯めたとします。100万円でも200万円でもとにかく貯めて独立する方も多いかと思います。開業時の資金は多いにこしたことはありません。

 

また独立時には借り入れをして資金を潤沢にしておくというのも必要でしょう。独立開業時にはお金が借りやすいですし、借りない手はないかなと個人的には思います。

 

そう、独立直後って独立前に制限しておカネを貯めたり、借入をして資金が手元にあったりで、普段と違う気分になることがあるんですね。

 

どんな気分かと申しますと、自分は経営者だ!自由に使えるおカネがたくさんあるぞ!って。

 

その気持ちとてもよく分かります(笑)

ぼくだって税理士とは言え以前はサラリーマンでした。コツコツと日々の生活費や賞与をやりくりして独立に向けておカネを貯め、借入をして開業したわけです。

 

独立前に頑張っていた分、タガが外れやすいというか(笑)

 

おまけにイヤミを言う上司も、決済をする部長も社長も、実際に振込をする経理社員もいません。すべては自分の判断で行うことになります。

 

特に一人で活動するフリーランスの方にとっては、雇われにつきものの煩わしい人間関係がイヤで独立するっていう方も多いでしょうし、そうなると誰も注意してくれる人はいません。

 

自分の代わりにブレーキを踏んでくれる人がいない、それがひとりでフリーランスをすることの醍醐味でもありコワさでもあるのです。そういう意味でもやらないことリストは有効だとぼくは考えています。

 

自制心が強い人はもちろん大丈夫なのでしょうが、大金を手にして独立して、というのが初めての方が大半です。

大切に使いたい事業資金であると同時に、使いたくなっちゃうんですね、ぼくもでしたが(笑)

 

これから独立する方は特に、独立直後はおカネがたくさんあるように見えて使ってしまいがち、ということを頭の片隅に入れておきましょう。それだけでも随分とおカネの使い道を考えるキッカケになるかなと思います。

 

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値下げするので今すぐ決めて、がキケンな理由

そんな独立直後、いろんな人が連絡してきて、いわゆる営業をかけてきます。

 

相手さんも仕事ですし、前述のように独立直後のおカネが手元にあって気が大きくなっているフリーランスを狙い撃ちにしている可能性もあり得ます。

ビジネスですからそれも仕方がない部分があるでしょう。

 

ある若ハゲ税理士の例で言うと、

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  • 広告を出しませんか?
  • 会計ソフトを買いませんか?
  • パソコンいりませんか?
  • プリンターをリースで使いませんか?
  • お客さんを紹介しましょうか?
  • 保険に入りませんか?

[/list]

と大体こんな感じです。

 

このような営業さんが自分のもとにやってきたとき、自分自身が興味があれば話を聞くのも必要です。

 

ただ、こういったサービスについて特に固定費になり得るもの(定期的な支払いが発生するモノ、継続して支払いが発生するモノ)については、注意が必要です。

 

以前自分への戒めで以下のようなブログ記事を書きました。

[card id=”4138″]

固定費というのはあとでボディブローのようにじわじわと利益を圧迫してきますので、可能であれば固定費は減らしたほうがよいでしょう。

 

意志の強いあなたは、すぐに契約しないぞって思いながら営業さんの話を聞いているでしょうが、相手も手練れです。

ここでキラーワードが出てきます。

 

値下げをするから今決めてくれ、と。非常にキケンなキラーワードが出てきましたね(笑)値下げされるとお得感が出てきて急にグラつく人がいるんですが、やはりここでも踏みとどまるほうがイイかと。

 

値下げできるということはつまり

[list class=”li-check”]

  • 契約が欲しくてゴリ押ししている
  • 値下げするぐらいだから自分にとってあまり価値がない

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ということを意味しているからキケンなんです。

 

 

営業マンというのはノルマがあることが多いです。毎日とは言いませんが月に何件新規を取る、そのような制約の中で活動しています。

と同時に、いくらまでなら値下げをしてもOKというラインがあって自分で値下げをできる下限があります。

 

契約が欲しくてたまらん時には値下げをすることを伝家の宝刀としてカードを切っている可能性は大いにあります。

 

自分にとって本当に必要なサービスで値段に見合った価値があればそれもイイでしょうが、そうではない可能性もあるわけです。

 

いまここで値下げができるということはすなわち、営業の受け手である自分にとっての価値が低い可能性がある、ということも意味しています。

 

値下げができる=相手にとってその程度の価値のサービス、という可能性は頭の片隅に入れておきましょう。

ぼくも先日来、営業を受けていますが非常に難渋したことも正直あります(笑)

 

ひょっとしたら必要になるかもしれない、そういう気持ちも確かによく分かりますが、本当に必要になったときに検討しましょう

 

いま必要でなければ今後も必要でない可能性はあります。可能性の話を考え始めるとキリがないので、いま必要でなければ一度踏みとどまって持ち帰って検討することも大事です。

 

そのうえで決定するのであれば自分自身も納得できますし、そういうことの積み重ねが経営者としての強さを作り上げていくのかなとぼく自身は自分に言い聞かせています(笑)

 

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まとめ

独立直後の税理士でも営業を受けています。それは営業にとってのターゲットになっているからです。

値下げするから今すぐ決めてくれというのは

[list class=”li-niku”]

  • 独立直後でおカネがたくさんあるように見えている人に対する営業
  • 値下げできる=必要性が低い、という可能性
  • いま必要なければ今後も必要じゃないかも

[/list]

ということを頭の片隅に入れておきましょう。

だれもあなたの判断に文句は言いませんが、逆に言うとアドバイスしてくれる人もいませんので。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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