独立、営業するのに武器は必要か。何で違いを出すか。

何を違いとして出すか

何を違いとして出すか

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

独立するときの悩みのひとつとして営業していく際の武器がない、ということをよく耳にします。悩んでるんだけど武器がないんだよね、みたいなお話です。

みなさんからどう見えているか分かりませんが、ぼく自身はまだまだだと思っています。相続の業務が好きで、相続税務の経験がたまたま多かっただけ。

武器や強みというと構えてしまいますがちょっとした違いから発展することもありますし、独立してからでも得られることはあります。いわれて気が付くこともありますので。

 

目次

武器や強みをどう捉えるか

先日、友人税理士と話をしているときに仕事の状況の話がでました。

同業者と話をしていて同世代だとざっくばらんに話せるので楽しいのですが、その際に「オールラウンダーだね」と言われました。

 

それ以来、いろんなことをふとした瞬間に考えるのですが、まぁ確かに業務としてオールラウンドかなとは思います。

ご提供している業務として

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  • 顧問業務(記帳代行を含む)
  • スポット相談
  • 相続関連業務全般
  • セミナー
  • 士業さん向けの相続業務サポート

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このあたりが売上の区分として分けられています。

 

顧問業務ひとつとっても、事業承継対策をメインにやっていく顧問先から、融資支援を念頭に資金繰り改善や営業会議参加のニーズがある顧問先まで様々です。

 

財務サポートだけ、事業承継だけ、相続関連だけ、という的を絞れていないと言えば絞れていません。動物でいうと雑食性ですね。

 

税理士さんの中には業務特化(財務、相続、業務効率、資金繰り、CFなど)しているかた、業種特化(建築、飲食、医療など)しているかた様々いらっしゃいます。

 

ぼく自身のキャリアでいうと以前の勤め先では相続メインにやりつつ、法人顧問の担当先もあり所得税の確定申告の担当もあり、という雑多な感じでしたのでそれを踏襲していると言えば踏襲しています。

 

相続だけやればいいじゃんというアドバイスもよくいただくのですが、「そうですね」と言ったきりで中々舵を切れていません。

 

確かに強みというか違いとして自分の提供できることに絞って提供するというのもありでしょう。ぼくの場合でいうと相続です。

こんなこと言うと怒られるかもしれませんが、割と飽きっぽいというか、ひとつのことだけずっとやり続けるというのがあまり得意ではありません。

 

そういう意味で相続に特化したとしてひたすら相続税申告を書いたり相続対策をするというのも好きなので出来るのでしょうけれど、確実に飽きる自信があります。

 

また相続に限っては結構な頻度で相続人同士のいざこざに巻き込まれる可能性があるというか、精神的にタフな仕事が求められるシーンが多いです。

 

業務特化していてもお客様の課題が異なっているので飽きない、ということなんでしょう。ぼくも別に顧問業務で相続業務の飽きを解消しているわけではないので。

 

何が武器になるかは分かりませんし分散しておくというのもリスクマネジメントとしては必要かなという自分への言い訳をしておきます。

 

[box class=”box29″ title=”サービスメニューはこちら”]

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違いは小さなことで構わない

ぼく自身は「まちの税理士さん」がよいと考えていて、頼って来てくれる方に対して誠実に丁寧に対応すること、その一点のみでも違いになるかなと。

 

そんなことでと感じるかもしれませんが大事なことです。

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  • 丁寧に誠実に対応する
  • 相談しやすい
  • フットワークが軽い
  • お客様に怒ったりしない
  • 上から目線じゃない
  • 一緒に飲みに行ける

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こういうことは違いになり得ます。(ぼくが去年お客様から言われたことの一部です)

 

逆にぼくの場合でいうと、先日feeeの認定アドバイザー制度で一つ星を取得しましたが、違いになり得るかというと上には上がいますので気にしていませんし、そこで違いを出す必要もないかなと。

たまたま導入出来るお客様をコツコツやっていったら一つ星になっただけです。

 

お客様が何に違いを感じるかというのは様々です。Twitterなんかを眺めていると、税務相談会で税理士にひどい対応をされた、みたいなtweetが伸びていたりします。

また税理士なんかしょせんは税金を計算するための資格で、経営の何が分かるのか、みたいなことも言われたりするみたいです。

 

そういうところと勝負する必要はないですし、ぼく自身はご依頼いただいた方の発展に貢献する、丁寧に誠実に対応する、ついでに相続・事業承継分野が好き、というぐらいのスタンスです。

 

独立してからでも強みや違い、いわゆるウリを作れる場合もあります。財務であったりキャッシュフローコーチングであったり、個人の税務調査であったり、相続であったり。

独立してからスキルを習得し提供できるようになった方もたくさんいます。

 

何に違いを感じられるか、またそれをサービスとして提供できるか、お客様に選んでいただけるキッカケになるか、分かるようでわかりません。

近かったから、みたいなことでも全然いいと思いますしぼく自身も実際にこのように言っていただけてご連絡をいただいたこともあります。

 

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  • 4月17日(金)  相続実務・ブログ独立セミナー@東京 (定員6 満席です!)
  • 4月18日(土)  酒税セミナー@横浜〜キリンに行く〜 (定員7 残席2)

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まとめ

差別化という言われ方をしますが、提供しているもの、経験してきたこと、みんな違いますので違いでよいかなと。

強みや武器というと上には上がいますし、ぼくは頼ってきてくださったお客様に貢献しご満足いただけるだけで十分だったりします。

お客様が何に価値を感じるか、違いを考えながらさり気なく出していきたいと思います。またやりたいなと思うことも出てきましたし。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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