おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
Webで営業活動をしているというと「え?うまくいかないイメージがあるけど?」という雰囲気になることはしばしばあります。
ぼくの場合はWebだけで営業しているわけではないのですが、自分には合っていると感じています。
ただし、とても時間がかかるなぁというのが実際にやっているものの実感としてあるので、注意事項をまとめてみます。
Web営業への憧れと現実
独立するにあたって一番ネックになると感じていたのが営業面です。
売上がない状態でのスタートでしたが、この状態が続いたらどうしようか、というのはとても危惧していました。というかその面が一番不安として大きかったように思います。
いまでも不安はありますが、大なり小なりでいうといまのほうが少なくはなってきているのも事実です。2019年の1月に独立して最近ようやくといったかんじですが、今後も不安な気持ちというのはなくならないでしょう。
開業にあたってどういう風に仕事を取る、営業をする、もっというと食っていくのか。資金が回らない場合にはアルバイトも辞さないかも、という状況は去年でいうと2回ほどありましたが幸いなことに回避でき、また腹は括っていたように思います。
腹が括れても食べていかなければなりませんし、借入していたとしてもおカネは減っていく一方。そうなると精神衛生上も良くないのでやはり営業を頑張っていく1年に、という思いはありました。
ぼくの場合は営業経験はゼロでしたので全くの手探りでした。あこがれというとWeb営業で毎日お問い合わせが入って、むしろこちらで仕事を選ぶ、みたいなそんなことがあるのか?という憧れというか、もしそうなったらどうしようという捕らぬ狸の皮算用をしていた時期もあります。
ただ、Web営業に必要なものとして事務所HPやブログが一朝一夕にはできないよなという見通しは持っていて。というのもWebサイトを作る知識もなければそれをどう広めるかというSEOの知識もないわけです。
Web営業だけでなんとかできるかも、という憧れを抱くまえに、実際としてじゃあどうするのかという問題が急浮上しました。
「早くやり始めないと結局開業した後なんやかんや理由を付けてやらないかもしれない」
という気持ちと
「時間がかかりそうだから早めに着手してどうせなら開業日にHPをオープンしたい」
の両面の気持ちがありました。ポジティブなのかネガティブなのかよくわかりませんが。
なのでぼく自身は2018年8月に正式に事務所に年末退職を申し出たあと、既に始めていたブログでのWordPressに関する知識が多少あったので2018年9月からシークレットの状態で事務所HP作成に着手しました。
開業前から事務所HPを作り始めていたことになります。その間もブログの更新は続けていたので主には土日のお休みや有休を使ってという感じでした。
ドメインを取ってメールアドレスも取得して、サーバーの設定やらなんやらで1か月ほどかかり。2019年10月から事務所のメニューや価格構成、どんなことを事務所HPに書くのかも含めて考えて初めて手を動かし始めました。
その際にはいろんな税理士事務所さんの価格表なんかを参考にしながら、色々とあれやこれや手を動かしていたようにおもいます。
なんとか2019年1月1日に事務所HPをオープンするところまでこぎつけました。でも問題はそこからなんですよね。
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注意事項3選
Webで営業していくうえでぼく自身も作り切った感があったのであまりその後のことをちゃんと考えていませんでしたが、1年間運用してみてこれからやろうとしている方へ注意事項を3つお伝えします。
時間がかかる
Webサイト立ち上げにもぼくの場合は3か月かかっていたわけなので、独立してからでもよいかと言えばそうなりますが、独立するとなんやかんやでやらないものです。
実際問題として開業と同時に事務所HPをオープンできている事例をあまり見たことがないです。
ぼくも開業後だとやらない自信がありましたが、とりあえずアップしてみないと問い合わせが来るかどうかも分かりません。(実際にはしばらく問い合わせは来ませんでした。なにか不具合でもあるんじゃないかと思うぐらい来ませんでした)
で、無事に事務所HPを作って立ち上げたとしてもすぐに見てもらえるかというとそういうわけにもいかず、見てもらうまでに時間を要します。
ブログに通ずるところもあるのですが、読まれるまでにアクセスされるまでに時間を要するケースが大半だということです。
恥ずかしいのでココでは晒しませんが、ぼくの場合は毎日更新していたにもかかわらず、ブログが多少読まれているかなと実感できるまでおよそ8カ月かかっています。
何かやり方がマズかったのかなとは思いますが、あきらめずにコツコツ継続することの大切さを学んだ次第です。
なので事務所HPを作ってもすぐに問い合わせが来るほどアクセスが増えるわけでもなく、そこまで持っていく、周知する活動がWeb以外でも必要かなと。
名刺に書いたりメールの文末にさり気なく入れて置いたり、もっというと足で稼いでもイイわけです。
アクセスをしてもらわないと目に留まる可能性というのは少ないですから、ご自分の事務所のある地域と税理士、あとやりたい仕事のキーワードで上位表示されるようにコツコツ時間をかけるしかないのかなと。
メンテナンスが大事
つくった後放置してくなる気持ちはとてもよく分かります。でもガンダムのプラモデルではないので作ったあとに愛でる時間は不要です。
ぼくはメンテナンスをちゃんとしないまま、事務所HPをオープンしてから2か月ほど経過してしまいました。
メンテナンスというと大げさですが、ブログ記事を書く、見栄えを整える、セキュリティ対策をする、問い合わせがキチンと来るか確認する、バックアップを取るシステムを入れる。
こういうことを定期的にやっておかないと、後でもし何かあったときに非常に後悔することになります。
ぼくの場合は2019年の夏ごろにふとチェックしていると、バックアップがほとんどとれていないことに気が付いて肝を冷やした経験があります。
結果的になにもなくて今でこそ笑い話ですが、そのときには「なぜ」と「やばい」が入り混じって一日かかって何とか整備しました。
バックアップは必要な時にとっていないと何のためか分かりませんので釈迦に説法かもしれませんが注意しましょう。
WordPressの知識が必要
ぼく自身はブログを10か月ほど毎日更新していた時点で事務所HPの作成に着手しました。
それでも相当に時間がかかりましたし、割とワードプレスを触るのが好きでしたが、イチから立ち上げるというのはやはり大変です。
それなりに知識も必要です。
どんなテーマを使うのか(型みたいなものです)、有料のテーマか無料のテーマか、プラグインの必要なものは?レスポンシブってなんだろう、そういうことはブログをやっていて何となく学んでいきます。
これが一からだとおそらく相当大変だと思います。HTML/CSSなどでWebサイトを構築したことがある方は手慣れたものだと思いますが、税金の勉強を主にしてきた方が大半でしょう。
そう考えると自分でWebサイトを運営していた経験というのは大きかったのかなと。プロの方、得意な方から見るとWordPressごときでと思うかもしれませんが。
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まとめ
独立後にどんな風に営業していきたいかは自分に合っているかがとても重要ですが、合っているかどうかを確認するためにもちょっとやってみるのがいいです。
ちょっとやってみて合わないなと思ったら次に切り替えるぐらいでちょうど良いかなと。