スランプにもし陥ってしまったら

それでも打席に立ち続ける

それでも打席に立ち続ける

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

税理士試験の受験生は今年の受験に対してポジティブに捉えられないかもしれません。ぼくがもし同じ立場だったらと想像すると試験自体がどうなるのか、受験をすべきかどうか気にはなると思います。

やるべきことをやるしかありませんが、こういう時に限ってスランプというのはやってくるものです。もしスランプに陥ってしまったら。技術的な解決方法とメンタル的な話しをお伝えします。

 

目次

技術的な解決方法

毎年、というわけではありませんがぼくも受験生時代にはスランプと呼ばれる状態に陥ったことがあります。

受験生時代におけるスランプとはどういう状態かというと、簡単に言うと模試で「点が取れない」というただ一点のみかなと。

 

勉強しているハズなのに、模試の指定範囲をキチンと理論暗記したはずなのに、模試で点が取れない、テストで見当違いのところを解答していることもありました。

 

メンタル面における一番の大敵は「焦り」だとぼくは思っているのですが、技術的なことにおいても問題がある可能性があります。

 

スランプと呼ばれる状態においては「出来たはずなのに」という感覚になることが多いです。得てして自信がある状態だと本人が気が付いてないだけかもしれません。

そんな時に何が起きているか自分で見つめてみた時に、単純に勉強不足なんじゃないかと思うようになっていました。

 

ぼくが最大のスランプに陥ったのが法人税法3回目の受験の時です。同一科目で3回目ともなると多少なりとも慣れが生じています。

この中途半端な慣れの意識が勉強時間を自己判断で削る、という良くない方向に影響することがあり、ぼくの場合は完全にそうでした。

 

スランプの原因のひとつは単純に勉強時間が足りていないんじゃないか、と。

 

去年もやったし大丈夫だろう、という気持ちがあるのは当然ですがそれで勉強時間を減らすというのはいかにもキケンです。

覚えているつもり、解けるつもりというのはあくまで「つもり」であって、いざ模試やテストを受けるとその「つもり」で理解していたことが顕在化してきます。

 

そういう場合には勉強も進まないことが多いです。イヤだなぁと思っているとなおさらですよね。

勉強時間を増やそうと言うのは簡単ですが、行うは難し。こういう時はスキマ時間を使うのがよいです。

 

一気にやろうとするとプレッシャーもイヤだなと思う気持ちも湧いてくるので、こまめな時間にちょっと勉強することで勉強時間を確保することでぼく自身はぬけ出してきました。

このちょっと時間あるから、というのは割と大事で特にぼく自身はイヤな理論暗記についてはちょっとだけやってみることを意識していました。

 

ちょっとだけやってみることで自然と15分なり20分なりは集中できます。人間の脳は物事を継続しようという方向性に働くそうで、一度やり始めると続けようとするそうです。

計算一問だけ、理論一題だけという気持ちでちょっとやってみれば意外と手が進みます。

 

勉強時間が足りないかもしれない、というお話を前段でお伝えしましたが、イヤ十分に私は勉強時間を確保しているんだ、という方も中にはおられるでしょう。

 

勉強時間「だけ」を見ると足りているかもしれませんが、漫然とやっていないでしょうか。

ぼく自身は税理士試験は以下に他の人が間違えない問題で間違いをせず、拾える点数をいかに取り切るかで合否が大きく左右されると考えています。

 

いま解ける問題を復習していても何も意味はなくて、間違えた問題をもう一度間違えないように勉強する方向性が必要です。勉強時間が十分足りているんだ、という方は勉強の中身=質も見直してみる必要があります。

 

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メンタル的なお話

スランプに陥ってしまうと何かとネガティブに捉えてしまいがちです。もう一度、模試やテストを受けることについてもイヤだなぁと思うものですよね。

 

ぼく自身も同じく、点数が取れていると思っていて取れていないと、あぁいやだなと感じます。でも、よく考えてみると本番じゃなくて良かったと捉えることもできます。

 

本番だったら取り返しがつきませんが、テストならまだ挽回するチャンスがあります。

本番にピークを持ってくることが重要であって、テストでいかに点が取れていても本番で点を取れなければいけません。

 

もしテストで間違いを連発してしまったらぼくの場合は「本番じゃなくてよかった」「挽回するためにどうすればよいか」を考えるようにしていました。

 

切り替える、というのがいかに大事か。

通学受験生であれば講師に相談もできるでしょうが、通信受験生やいまの状況(専門学校の授業が休みでオンライン対応している状況)であれば、自分で何とか切り替えるしかありません。

 

こういう時の気分転換というのはよいもので、元気が出る音楽を聴く、映画を見る、漫画を読む、自分なりの切り替えの方法を取り入れてみるのが良いでしょう。

 

受験生時代、ぼくの場合はお酒を飲むと理論が流れていくという変な先入観があったので飲酒はしないで映画を見て切り替えるようにしていました。

ヒーローものなんかは主人公が山あり谷ありで活躍しますので、自分に投影することがよくありました。

 

何かしら時間を忘れて没頭するものがあればそれをやってみて、また勉強に取り組む気力・活力を得てみてはどうでしょか。

 

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まとめ

今年の受験生はいろいろとケアしなければいけないことがたくさんあって大変でしょう。

自宅で勉強できない方であれば勉強場所の確保もそうですし(専門学校の自習室は閉鎖しています)、外出自粛で自宅で勉強せざるを得ない方も多いかなと。

試験日程が延長になるかもしれませんが、勉強は継続していくしか合格への近道はありません。

程よく切り替えて勉強に取り組んでもらえたらなと。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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