おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
ふと最近の税理士試験の専門学校の授業時間を拝見していますと、60分に凝縮!といった文言を目にしました。授業がそんなに凝縮されてしまって大丈夫だろうかと思うと同時に、自分で勉強する時間の確保がより重要だなと。
授業の時間が減った分は勉強時間を減らしていい、という訳ではなく復習時間を増やさなければいけません。
自分が受験をしていたときと比べて考えてみます。
授業時間の内訳
まずぼく自身の受験スタイルを思い出してみると、簿記論・財務諸表論は通信でCD受講、法人税法は通信でCDとDVD受講、消費税法はCD受講、相続税法は一年通学でその後はDVD受講、いずれも大原簿記専門学校でした。
いまはCD受講がないようですが、ぼく自身は自分に一番フィットしていたのがCD受講だったように思います。
一コマで考えると、CDが72分、DVDが120分、教室通学が180分といった感じです。教室通学は180分ですがこの時間にずっと授業をしているわけではなく問題を解く時間がここに含まれていることが多いです。
CDとDVDの授業時間にはこの問題を解く時間が含まれていないので、その時間をどこかで確保する必要があります。
ただ授業をどこでも聞ける気軽さというのはCD受験にはあって、ぼくは送られてきた解説CDをiPodに取り込んで細切れの時間を見つけては授業をこまめに受けるようにしていました。
一方で教室授業の利点もあって、教室に行けてさえしまえば何とか勉強する環境が確保できる、ということです。
通信授業の場合には自分で勉強する環境をいかに整えるかが合否に大きな影響を及ぼしますが教室授業はその環境が用意されている点で考えると利点です。
いずれの方法であってもここに復習の時間は含まれていないわけですが、この復習の時間で自分の知識として定着していく作業(計算問題を解くいて間違いノートを作る、理論暗記をしてアウトプットの練習をする)が大切です。
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授業時間が減っても勉強時間が変わらないということは?
一コマ60分なら総勉強時間は減っているのかと言うとそうではなく、ぼくが受験生の時から大手の専門学校がうちだしている合格目安の勉強時間は変わっていないように思います。
この合格目安の勉強時間というのはあくまで目安であってかなり個人差があるものです。法人税法600時間とかホントに?と思ってしまうのはぼくだけじゃないはずです。
サッと合格する人ももちろんいますが、600時間とか1,000時間とか言われる時間をこなせばいいというものでもないです。
ただ合格ラインに乗せようと思うとやはりそれなりに勉強時間が必要ではあって、目安に向けてというより勉強していたら自然とこれぐらいの時間になったというほうが正解かもしれません。
いまだに大手専門学校の合格までの目安時間(理論暗記の時間を除く)は以前と変わっていませんが、ここはあまり信用しないほうがいいでしょう。
いまは授業時間を減らす方向なのか、一コマの授業が60分というものもあるようです。一コマの授業時間が短くなった分は自分でその内容をかみ砕いて自分で勉強する、いわゆる自習時間を増やすことの重要性がより増してきます。ポイントに絞っているわけですからある程度省略している部分もあるかもしれません。
自分の理解が追い付くまでは何回か授業を聞きなおすということもやってみてはどうでしょうか?
ぼくがCD受講をしていた時は授業は何度も聞き放題でしたので、一度聞き終わってあれ?あそこの話はどうだったっけ?というときは聞きなおすようにしていました。
授業の時間ではなく自習の時間を確保することが復習時間の増加につながりますので意識してみましょう。
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復習メインで考える
ぼく自身は専門学校の授業を受けるにあたって予習をしたことがありません。
予習というのはある意味事前のインプットなわけで、授業の理解には役立つかもしれませんが、最終的にはそのいれた知識を本試験で答案用紙に残す、つまりアウトプットが必要となります。
授業はインプットで試験はアウトプットなわけです。
インプットしたものをアウトプットできないと答案用紙に答案を残せないわけですから、自習の時間はアウトプットに充てる時間を多く、復習メインで考えるようにしていました。
復習メインで考えると予習に回す時間がぼくの場合は全くありませんでしたので、余裕があるなら予習すればいいですが現実問題として授業に完璧に追いついていて復習バッチリ、総合問題も模試もバッチリみたいな受験生は少ないんじゃないかなと。
アウトプットは自分で手を動かしたり、定着するまで何度も繰り返したりと地味でコツコツした内容がたくさんあります。
もくもくと粛々とこなす時間も時には必要だと割り切って取り組むようにしていました。理解が進めば楽しい面もありますが。
まとめ
通信授業でも通学授業でも授業を受ければそれで問題が解けるようになるかと言うと、そうはいかないのが資格試験なのかなと。
もうすぐ合格発表で憂うつな方も多いかと思いますが、どんな結果であろうと受け止めて前に進むしかないですね。
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