おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
税理士資格を取る前から上場株式で資産運用をしています。資産運用をすることで数字を見る楽しさが得られると考えていて、また自分がどこでリスクを取るのかポートフォリオでリスク分散するのか、などいろんな視点が得られます。
どんな風に楽しみを見出しているかお伝えします。
利回りを考えてみる
資産運用というからにはやはり増やしたい、というのは皆さんの願いだと思います。ぼくも資産を増やしたくて資産運用をしています。
リターンで考えると2種類。配当によるもの、そして値上がりによるものです。
上場株式や投資信託などの金融資産は常日頃から値動きがあり、また決算を受けて配当を株主に向けて配ります。
配当によるものはこの株主に向けて配られるモノであり企業や市場の成績により増えたり減ったりします。
また値上がりによるものは市場における価格の上下動を利用しているもので、お商売の基本でもある安く買って高く売る、この利幅によるものをいいます。
どちらがいいかと言うと人それぞれではあります。
ぼくの場合は投資信託で積み立てをコツコツとしながら、余剰資金で上場株式を売買することを時々行っています。株主優待なども楽しめるので自分が何を主力にしたいかはよく考えておきましょう。
投資信託の場合はインデックスファンドと言って毎月定額を積み立てる方式のモノをiDeco(確定拠出年金)で行っています。
自分のゴールをどこに設定するかで運用方法が異なってきますしリスクを取るのか安定を取るのか、資産の配分についても考えておきたい部分です。
例えば少し前に老後に2,000万円が必要だというニュースが流れてかなり話題になりました。家族構成や自分の健康問題なども大きく影響しますが、仮にiDecoで2.3万円を毎月積み立てたとして2,000万円まで到達しようと思うとどれぐらい利回りが必要か。
こちらのサイトでは税金のことは一旦横に置いておいて運用を計算することができます。
2.3万円/月で3%、20年運用したら約755万円です。30年だと1,340万円となります。少し足りないですね。
では利回り目標を4%にしてみたらどうか。20年運用で約843万円、30年運用で約1,596万円と計算できます。
いくらの目標に対して利回りがいくらで何年運用すれば、毎月いくら積み立てるか?という逆算の方法も出来ますのでいろいろ触ってみましょう。
こんな風にひとまず利回り目標をどれくらいにしてどれくらい運用すればいいのか、もっと言うと時間を味方につけたらどんな風に資産運用できるかということを知るきっかけになります。
また運用利回りも大事ですが、資金をある程度固定ロックできるのがぼくは良いと考えているので解約できないな方法でまずは運用してみるというのもいいでしょう。
保有する資産に時間と利回りという武器を持たせるとイメージしてみましょう。強く大きくしたいですよね。でも利回りを考えるとリスクも考えなければいけません。
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リスクをどこで取るか
一般的に高利回りの場合にはそれに相応してリスクも高くなります。
今年は春に日経平均が大きく下げその後回復基調でどこまで突き進んでいくかは未知数ですが、少なくとも株価の上下動は大きくありました。
利回りがいいということはリスクをそれなりに許容している、リスクを取っているとみなしますので、利回り目標を決めるとき自分がどれくらいリスクテイクできるかを考える必要があります。
新興国系の例えばインデックスファンドだとその新興国の経済状況が不安定になったり、ひょっとすると政情不安定になる可能性もあります。そうなると値下がりのリスクが顕在化してきます。
冒険したくないなと思うのであれば国債を買ったりそれこそ定期預金で運用することも選択肢のひとつです。
でも定期預金の利息はものすごく低いので安全ではあるが利回りの武器を発揮して資産を増やすことのハードルはものすごく高くなります。
自分の生活費としていくらを手元に置いておきたいか、半年分なのか3か月分なのか、3年分なのか。
それは自分の家族状況や年齢などにも大きく左右される部分なので一概には言えず、最終的には自分の気持ち次第となるでしょう。
ぼくはちなみに言うと下でご紹介しているブログを参考にiDecoで先進国株式を中心にしたインデックスファンドで積み立てしています。
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
自分自身がどこでリスクを取れるのかを考えながら楽しみながら資産運用ができているかなと。
ポートフォリオ戦略とは
アセットアロケーションとも呼ばれるのですが自分の資産をどこにどういう風に配分するか、という視点はとても重要です。
冒険したいならすべての資産を高利回りの商品に突っ込むことももちろんできます。ただ現実問題として自分が何歳の時点でいくら持っていたいか、どれくらいの期間運用できるか、そこから何%の利回り目標にすればよいか、そういうことを考えておきたいところです。
高利回りのモノと低利回りのモノを組み合わせて資産額を調整し利回り目標にセットしなおすことも必要です。
これは資産運用のみならず自分の時間や事業においても大切な部分です。
ゼロベースで独立したぼくにとっては独立から3年間はしっかり営業をしていく、税務そのものも仕事として大切ですが仕事がないと税務がやれませんので、営業の方を比率多めにと考えています。
3年たったときに自分の事業の現在地を見直して例えば月のうちどれくらいを営業の時間に振り分けるのかを考えるつもりです。
ただ状況によっては3年を待たずに都度都度で自分の状況を把握してシフトチェンジすることも可能ですし実際今年少し方向修正をしました。
イメージで言うと営業8、税務2の割合が独立初年度の去年。いまは営業6、税務4の年間の仕事時間のイメージです。
このブログを書いている時間もメルマガを書いている時間も営業の時間としてカウントしていますのでぼくの場合はこのような形になります。
自分の時間もリソースとして限られる以上、どこにどう振り分けるのか年単位、月単位、週単位、日単位など自分が目安にしたいポイントで考えてみましょう。
[box class=”box32″ title=”資産運用に関して参考にしている本”]
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まとめ
資産が増えているときは心穏やかですが減るとやはり精神衛生上は大きくダメージを受けます。
特にインデックス投資の場合は我慢して買い続けることが一番だと言われていますので余計にそう感じるわけです。
色んな資産運用の方法や形がありますので興味があるものを勉強して取り組んでみてはどうでしょうか。あくまで投資は自己責任ですので悪しからず。
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下のリンクを踏んでからお買い物していただくと、ぼくにジュース代ほどが入ります、もっと嬉しい。
※カツラなど目につくやもしれませんが、もし買っていただいたらかぶります。