税理士試験の合格発表 適応と対応

勉強する環境

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

昨日は税理士試験の合格発表日でした。かくいうぼくも4年前の平成28年に合格し、試験期間はあしかけ10年。

終わったときは心底ほっとしましたし、落ちてしまったときはなんでや!と思うこともしばしばありました。

いい結果になることを願うばかりですが、今日から明日から年明けから、どう動いていくかで次のステップも変わります。

去年書いたのは「たゆたえども沈まず」やっていこうということでした。

もし悔しい結果でもたゆたえども沈まず、淡々と行こう

今年は受験をするだけでもいつもと違ったはずです。この経験を活かすべく次のステップを踏み出しましょう。

 

目次

気分を落ち込ませすぎない

残念な結果になってしまったとしても気落ちしすぎないほうがよいです。ひいては次のステップに大きく影響するからでモチベーションを下げすぎると試験そのものから離脱しかねません。

 

ぼくの周りでも合格発表のあと1週間ぐらい気落ちして何も手につかなかった受験生やそのままドロップアウトしてしまった方もいました。

 

税理士試験は最近でこそ通知に点数がでるようになりましたが以前はただのランク付けだけでした。ぼく自身は本試験の時に解答を復元するためのメモなどの余裕はなく、自己採点もしていませんでした。

自分の手応えだけが頼りだったわけですが、模範解答もないですしぼくはそれでいいと思っています。

 

この模範解答がないというのは結構厄介で自分がどこを間違えたか具体的には分からずじまいということです。つまり落ちてしまった場合にはどこが間違えたか分からないことも意味しています。

 

なので分かならい以上は落ち込みすぎないほうがいいとぼくは考えています。

大事なのはある程度振り返ってみて、勉強時間が足りなかったのか、理論暗記の精度が足りなかったのか、勉強する環境か、自分が改善できる部分を見つけて次に繋げることです。

 

気分が落ち込むのと反省して次のステップを進めるのは切り離して考えたほうがいいでしょう。気分が落ち込むにしても1日、2日に留めておきましょう。

 

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適応と対応

適応と対応という言葉があります。今年はコロナ禍で普段と違う勉強環境、またお仕事の環境を強いられる場面も多かったと思います。

でも自習室が空いていないものは仕方がないので自分でどうやって行くか考える必要があります。

 

対応というのは相手や状況に応じて物事をすること、とされていて主体はあくまで相手。相手があってのことです。

 

一方で適応というのは生物が外界の状況の変化に合うように変化すること、とされていて主体は自分です。

 

勉強をする環境が劇的に変わってしまってこれはもう自分でもどうしようもないので、これに対してどう応じるか。またどのように自分の行動を適応して変えていく必要があるか。

 

自分の勉強のやり方を再度見つめなおすよい機会と捉えましょう。

理論が弱いのか、計算が遅いのか、暗記の精度か、単純に演習量なのか、どういった点に問題があったのか。それは自分が適応することで問題が解決するのか、そういった反省は年末年始にでもやっておきましょう。

 

環境を考える

働きながら、お仕事をしながら受験をすることの大変さはぼく自身も身に染みています。

ぼくの場合は大学生時代に簿記論と財務諸表論に合格できましたがその時も昼間は仕事にいき夜間学部の授業を受ける生活でしたので常に時間がない生活です。

大学生とはいえずっと働きながら受験をしていたような状態ですね。

 

就職してからも医療事務で当直勤務がある状態でしたので生活そのものが不規則でしたし、勉強時間をどこで確保するかということがぼくにとっての最大の課題でした。

 

この勉強時間を確保しようと思うと思い切って環境を代えなければいけないシーンも出てくると思います。

環境を変えるというのは簡単に言うと職場を変える選択肢を検討するという意味です。

 

税理士事務所にお勤めの方も多いかと推測しますが、税理士事務所の一般的な繁忙期は12月から3月、5月までということで税理士試験の勉強においてもとても大切な時期と重なります。

 

この時期に勉強が滞ってしまって結局ゴールデンウィークにも挽回できずそのままフェードアウトしていった受験生を何人も知っています。

 

生活のためということもありますが勉強時間が確保できて生活がなんとかやりくりできるのであればいまの仕事を変える選択肢もぼくはアリだと考えています。

 

ご本人は気が付いていないこともあるのですが外から見ているとその事務所にいると合格が遠のきそうだなと思うことがときどきあります。

 

何を優先させるのか、実務経験なのか、お給料なのか、どっちもなのか、勉強時間なのか。

どこに軸足を置くかでどこで働いたほうが自分にとって良い選択になるのかという道しるべになります。

 

もし勉強時間が上手く確保できないないなと感じているのであれば勉強する環境ひいては仕事の環境を変えてみることを考えてみましょう。

 

まとめ

受験生にとっては今年は受験を無事に終えることも大変な一年だったと思います。その分他では得られないような経験をしたはずです。

 

その力をばねに変えられるように環境を整えつつ次にステップに進んでいきましょう。

 

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※カツラなど目につくやもしれませんが、もし買っていただいたらかぶります。



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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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