おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
税理士業界は繁忙期まっただ中のこの時期、ぼくも税理士事務所に勤務しているときにこの時期の受験勉強にとても苦労した記憶がよみがえります。
いま同じように勉強全然できてなくて焦っている人に向けて自分がどうしていたか、どう考えていたかお伝えします。
仕方がないものは仕方がない
この時期によく感じていたのは「一日26時間ぐらいにしてくれないかなこの時期だけでいいので」ということ。
もしエライ人がきてじゃあ26時間にしてあげる1ヵ月、と言われても勉強するかどうかはわかりませんが。それぐらい時間がないと感じるのがこの時期です。
業務管理が行き届いている税理士事務所や確定申告がほとんどない事務所さんとかだとこの感覚をご理解いただくのはむずかしいかもしれません。
でも多くの中小零細規模の税理士事務所だと22時、23時まで確定申告書を作っているというのはこの時期だとまだまだあり得ます。
通常業務に加えての確定申告ですので業務量が増えるのは当然のことです。分かってはいてもなかなか自分でそれを改善するのは勤めのときには結構きついかなと。
じゃあ寝る時間を削って税理士試験の勉強ができるかと聞かれるとそうでなくても普段より疲れているのに、果たしてできるだろうかと。
疲れていない状態のときでも勉強できるかどうか怪しいのに、いまの時期に睡眠時間を削って勉強をすると勉強も中途半端、仕事の中途半端、となってしまう可能性が非常に高いです。
睡眠不足は日中のすべての行動に影響を及ぼすと考えていますので無理は禁物ですが頑張りたい気持ちももちろんありますよね。
でもそんなときはこう思うようにしていました。仕方がないものは仕方がない。良くも悪くも自分のせいでこの状況になっていないかもしれないですし、時間がないことを嘆いても仕方がないので出来ることをやる、その一点に尽きます。
勉強は少しだけでも継続したかったので思い切って取捨選択していました。
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勉強の取捨選択
勉強の中身を取捨選択するというのはかなり勇気が要ります。でも時間がある時のように勉強ができないのであればそこは戦略として取り入れなければいけません。
自分の貴重な時間をどこに投入するか、これをまず考えてみましょう。
ぼくの場合は計算は間隔が空いても思い出せることが多かったのですが理論暗記は完全に忘れていく自信がありました。
受験勉強については穴がある部分を埋める、弱点を潰すことも戦略として必要ですのでぼくは理論暗記だけは途切れさせないようにスケジュールを組みました。
他のことはとりあえず置いておく。例えば講義視聴についても後でまとめて確認するということでとにかく理論暗記に全集中です。
計算が苦手というかたは基礎問題からミニテストまでを重点的に絞ってやってみる。理論暗記でも苦手な項目があればその部分を集中してやってみる。
このような戦略がこの時期は特にカギを握ってきます。気持ちとしては普段と変わりなく勉強をしたいのですがそれができないからこその対策です。
ビジネスにおいては短所を潰す、なくす、減らす、ということが言われますがぼく自身は長所を伸ばしてとんがるほうがいいと考えています。
でもこれは税理士試験で弱点が多いと負ける勝負なのですから弱点を潰すべく自分の貴重な時間を投入する心意気のほうが良いです。
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スキマ時間を見つけよう
いざ勉強をしようと思っても一時間たっぷり時間を確保できる、なんてことは少ないはずです。
出来ることをコツコツやるには時間を細切れで考えてスキマ時間を見つけるようにしていました。
電車通勤であれば次の駅までにこの理論のココの部分を暗唱するとか、お昼休みにはココの部分のタイトルを覚えるとか。
そういった5分、10分の積み重ねが後々効いてきます。
月曜日に時間ができたぞ!となって120分勉強できたとして、火曜日から金曜日までゼロ分になってしまうケースと、月曜日から金曜日まで毎日20分細切れだったけど理論に触れたケースでは後者の方が定着率が高いと感じています。
このあたりは個々人の感覚にもよりますが前やったときより時間が空くと忘れる可能性はその分高くなるのが常でしょうからそのあたりを意識しつつスケジュールを組んでみましょう。
一日に理論一題でも二題でもよいです。やらないよりは全然いいですので身体に無理のない範囲で取り組んでみてください。
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まとめ
この時期があけるともちろん講義視聴が溜まっているでしょうからそこに向けても心身のメンテナンスをしておく必要があります。
体調が悪いとそれだけで勉強するモチベーションも下がってしまいますし何より定着も効率も悪いです。
いまは辛抱どころかと思いますので受験生は勉強の範囲や内容を取捨選択して乗り切ってほしいところです。