おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
大原生だったぼくはいまの時期の実力判定模試がとても憂うつでした。出来てないことがはっきりとわかりますし、通信生でしたのでスケジュールが遅れていることを突き付けられるからです。
いま遅れていてヤバいなと思っている受験生時代の自分に向けてやるべきことをまとめます。
実力判定模試の役割を理解する
実力判定模試って範囲が決まってますよね。ここからこここまでが出題範囲ですって。しかも応用的な内容はなくて基礎的な範囲です。
そうなるとその範囲を勉強して受験して点数が低いということは、あなたはまだ応用の範囲に進んではいけませんよ、と言われているのだと受験生の時代には思っていました。
ここからスケジュールが進んでいくと、理論問題も計算問題も、複数の分野にまたがって事例を考えさせる問題がたくさん出てきます。
応用問題が解けないのは初見だから仕方がない部分も多少あるのですが、基礎的問題が解けてないと合格の可能性がかなり下がります。
実力判定模試では自分のできていない部分を探るという意味で、ぼくの場合は80点以上でなければ基礎をもう一度やり直すようにしていました。
本試験を受験したことがあるかたは何となくイメージが付くと思うのですが、本試験の問題って応用問題ばっかりが出てくるわけじゃなくて基礎的な理解を問う問題もたくさん出てきます。
基本的な項目をいかに取りこぼさずに拾っていけるか、そのうえで応用問題をいくつ解答できて積み上げられるかの勝負になってきます。簡単に言うと基礎がおろそかだと点数が伸びづらいということです。
基礎的な内容を問う実力判定模試で点数が伸び悩んでいるということはその出題範囲の基礎的理解ができていないことを意味します。
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そんなこと言ったって実力判定模試はどんどんたまっちゃうじゃない、と思うかもしれませんが、それは仕方がないことです。
ぼく自身は受験生時代には実力判定模試が50~60%しか取れないとものすごくへこんでいました。そりゃそうです、できないことが明白にされてしまっていますのでへこみます。
でもそこから挽回できないと合格まではどんどん遠のいていきます。
実力判定模試の結果が80%を下回っているのであればまず間違いなく基礎力不足ですのでもうそれは認めて基礎に戻っていました。
テキストをもう一度読み直し、例題から解き直し、個別問題も解きなおして足場固めをしてからもう一度実力判定模試を受けます。
再度受けた点数が80%以下ならその繰り返しです。身につくまでやります。
この時の採点はシビアにやることです。というのも問題を解いていると「なんかよくわからんけど適当に書いたら正解だった」という内容がぼくの場合はありました。
この「なんとなく正解だった」問題は本試験で「なんとなく間違った」問題にすぐに転換します。
アムロ・レイみたいにいきなりガンダムに乗って動かせるような稀有なひともいますが、アムロが初見でガンダムを動かして敵と戦うという応用ができたのは、アムロがニュータイプだからです。
つまりアムロはすごい人だったということ。
自分自身はどうかというといきなりガンダムを動かせるわけもなく、動かし方を習わないとうんともすんともいかないでしょう。
ときどき実力判定模試の内容に真摯に向き合わずどんどん進んでいき、模試に遅れたくなくて一旦模試を横において基礎をやろうという提案に尻込みする人がいます。
その状態で本試験に突っ込んでいくことのほうがよほど勇気がいるように思います。運転の練習をせずにいきなり高速に乗ろうとしているのですから。
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本試験のほうが圧倒的に難しいことを思い出す
ぼくは受験期間も長かったので(あしかけ10年)ときどき途中で忘れて思い出していたことがあるのですが、それはずばり「本試験のほうが実力判定模試よりも圧倒的に難しい」ということです。
それに気が付いてからは間違いノートをまめに作るようになりました。
よく考えなくても当たり前なのですがいまの時点でつまづいてしまっていると本試験までに絶対息切れします。
ゆっくりでもいいのでゴールデンウィークはしっかりと自分の弱点を見直して間違いノートを作り真摯に向き合わないと受験そのものをあきらめてしまいます。
ここから本試験に向けて行われる模試はドンドン範囲が広くなり、難しくなっていき、何度も受験をしている人ですら100点取れない問題がたくさん出てきます。
そうなったときに、実力判定模試でたとえ解き直しであっても80点以上取れたということがあれば自信になります。
基礎は大丈夫だからあとはそこに積み上げていくだけだ、と思えるかどうか。そこにかかっています。
ゴールデンウィークはせっかくのお休みで遊びたい気持ちもあるかもしれませんが、個別理論の反復暗唱、書き出し、計算問題のテキストからの理解、例題から個別問題の解き直しをぜひやっておきましょう。
まとめ
実力判定模試のつらいところは自分がどのへんにいるのか明確に分かってしまうという点です。でもそこに真摯に向き合わないと受験期間がながくなってしまいます。
せっかく実力判定しているのですから次の一手を有効なモノにしましょう。