税理士事務所に転職するときに考えていたこと

転職活動の方向性

おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

税理士受験生からキャリアの相談を受けることもあり、他業界から税理士業界に転職してきた身としてその時考えていたことなどをお伝えしています。

 

目次

転職時の状況

転職前は医療法人で医療事務をしていました。就職当時は簿記論と財務諸表論に合格していましたが、タイミングとしてリーマンショックの翌年だったためかなり就職に苦戦をしました。

 

結局はどこでもいいから拾ってくれるところでしっかり仕事をする、という選択肢を取り大学の学生課の紹介で行った中規模病院にて内定をいただきます。この時は既に大学4年生の年明け1月というかなり際どいタイミングでした。

 

夜間学部だったこともあり中々思うような就職活動が出来なかったのと、大学院に行く選択肢をゼミの指導教授からもらいましたが金銭的な問題もあり会計業界ではないところに就職と相成ります。

 

その代わりと言ってはなんですが、法人税法に合格したら絶対転職する、という決意はありました。

 

なぜ法人税法を先に税法科目の中で選択したかというと「いずれにせよ通る道なら早いほうがいい」と思ったのと「法人税法に合格しておけば転職がかなり自分に有利になるだろう」という思惑があったからです。

 

最終的には医療事務で当直をしながら法人税法に3回目の受験にして合格し、合格の12月からすぐに転職するべく動き出します。

 

転職活動に取り掛かってまず最初に感じたのはやっぱり法人税法を取得しておくというのはかなり大きなアドバンテージになるということです。

 

というのも合格率が低いということもあるのですが、業界未経験で法人税法を取得しているというのが未経験という部分を補って余りある状態になっていたからです。

 

簡単に言うと転職エージェントにお願いして求職票などを用意していただいたのですが「未経験だけれど法人税の科目を持っているので選べる立場です」と言っていただけました。

 

経験者のみ可の応募条件のところは外れますが、それでも条件に一致するところで10件ぐらいは見せてもらったように思います。

 

この時点で自分のキャリアアップ(税理士事務所で2年の実務を経験しながら残り2科目を揃える)という目的が明確でした。転職先を選ぶ際に考えていたことは2つです。

 

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考えていたことは2つ

ここだけは、というポイントを持って転職活動をすることを進めていてぼくの場合は考えていたことが2つありました。

 

ひとつはここで自分の希望する実務が経験できるか。

税理士業も幅広いもので法人がメインの事務所もあれば法人メインでも医業に特化しているなどの特色を打ち出している場合もあります。

 

ぼく自身は相続業務が経験できること、ということを決めていました。法人や個人、税務調査も広く経験したいのもありましたがメインにしたいのがこの時点で相続業務に興味がありました。

 

高齢化社会が進み、また平成27年の相続税の基礎控除減額の改正もあったので、今後はお困りの方が増えるんじゃないかなとぼんやりと考えていました。

 

その時点で大手の税理士法人で相続専門のところは限られていましたし、もし今後、税理士として転職することをかんがえたときに相続一本だとかなり限られるだろうなと。(当時は独立志向は全くありませんでした、目の前の試験に必死でしたので)

 

自分が経験したい業務をその事務所で経験できそうかどうか、ここは外さないほうがいいです。

 

税理士のキャリアも多様化していますが、自分のキャリアプランですからそこは譲らないほうがいいでしょう。勉強したいことがあるならそれが仕事で経験できる事務所が良いと思います。

 

もうひとつは勉強する時間が確保できるかどうか。

税理士事務所に受験生の立場で転職する際には科目がいくつか残っている状態が通常です。

 

あまり5科目すべてを揃えて税理士事務所に転職する方は多くなく、あと何科目か残っている、そんな状況の方が多いかなと。

 

そうなったときに転職したはいいけれど勉強する時間が全く取れないとこれはまた自分のキャリアを考えるうえでマズいわけです。

 

もちろん仕事はキチンとやっていく必要がありますが、勉強しづらい環境ではないか、というのは気にしておいたほうがいいです。

 

いままで周囲に受験生がいなかった方ほど、どんな受験生が周りにいることになるのかは大きなポイントです。

 

悪意があるかどうかわかりませんが、受験生の中には人の邪魔をするのを使命感のように持っている人がいて実際にそれを実行する人がいるからです。

 

一番良い質問としては「受験生の方がいるか?今いる税理士で事務所で科目を揃えて登録した人がいるか?」ということを聞いておきましょう。

 

ぼく自身もかならず面接でこの質問をしていました。言い淀むようだと黄色信号です。

 

結果的な面で見ると給料についてはあまり変わりがなかったのですがそこを決め手にしてしまうと税理士になるという目標に遠ざかる可能性があると思っていました。

 

実務経験や受験勉強に視点を置いた転職活動のほうが、税理士を目指している立場なのであればよりよいかなと考えています。

 

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試用期間を活用する

転職する場合にはできれば試用期間があったほうがいいです。

 

試用期間というのは相手にっても試用、つまり試すということなのですが、こちらとしてもそこで働いて大丈夫かを試す、そういうものでいいと考えています。

 

試用期間で上手くいかなかったらどうするのかと聞く人がいるのですが、試用期間がないことでマッチングしたとしてもその後に上手くいかないのであればそのほうがデメリットです。

 

面接では気が付けないこと、聞けないことはたくさんあります。入ってみてはじめて気が付くこと、ここはちょっと、と思える出来事が見えてきます。

 

試用期間のときには仕事もしっかりやりつつ、人間関係の様子や昼休みの過ごし方(受験生がいて勉強しているのか、など)をそれとなく観察しておきましょう。

 

そのうえでここで続けられそうなら本採用してもらうように頑張ればよいでしょうし、ここではちょっと、と思ったら次に向けて意識を変えたほうがお互いのためです。

 

一度本採用されて正社員になると辞めづらいのは言うまでもありませんので、そこがブラック事務所(残業が多く、など)であればなおさら辞めづらくなります。

 

自分のキャリア形成に大きな影響を及ぼしますので妥協しないほうがいいでしょう。

 



まとめ

税理士事務所も規模の大小はピンキリですし、自分に合う合わないもピンキリです。

自分の希望することをリストアップしてみて譲れない点を2つか3つ決め、そこを意識した転職活動がオススメです。

ジンノのブクログ(オンライン上の本棚です)

 

https://booklog.jp/users/jinnotax

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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