自分の事務所をシングルオリジンかブレンドにするか

コーヒー豆で考える 事務所の方向性

コーヒーを自宅で飲む際に豆から挽いて飲むようになってしばらく経ちました。

コーヒー豆にもいろんな種類があって、豆だけではなく製法や農場の違いなど細かく細分化していくこともできるようです。

自分の事務所をどうしていきたいかを少し考えてみたいと思います。

 

目次

コーヒー豆にもいろいろある

最近コーヒーを自宅で飲む際に豆から挽いて飲むようになりました。といっても初心者ですし普段よりおいしく飲めたらいいかぐらいの感じです。

 

まぁいわばライトユーザーといったらよいと思います、そういう立ち位置。

そういう立ち位置ではありますがお店に行って豆を購入する際にはいろいろとやはり目につきます。

 

やれ〇〇ブレンドだとか、フェアトレードだとか。これらはなんとなくわかったのですが一番最初になんだろかとなったのが「シングルオリジン」というワードでした。

 

調べてみると、生産した国や地域という大きなカテゴリーではなく、農場や生産者、品種や精製方法などの単位で一銘柄としたコーヒーのことだそうです。

 

つまり単一のもので統一されていると。例えば私がよくいくコーヒー豆屋さんでみかけたのは「マンデリン・アチェ・ポンドック」とか「パナマ・ベルリナ・ゲイシャ」などといった商品です。

 

豆の種類と島や地域の名前、農場の名前が付されています。

私自身が買い求めるのはブレンドの商品で、お値段もブレンドのほうがある程度抑えられています。

 

いわゆるシングルオリジンのコーヒー豆ですと100gで1,000円超えるようなものもありますが、ブレンドは主な豆の種類に加えていろんな豆を足し算して作られた商品で私がいつも買うのは100gあたり400円から500円ぐらいの商品です。これでもとてもおいしく感じます。

 

ちなみにコーヒー一杯に使う豆のグラム数が10~12gと言われていますので100gですと8~10杯分ぐらいの計算となります。

 

130円の缶コーヒーを買うことを考えるとコストパフォーマンスは意外と高いような気もしています。よくコーヒーを飲むなら全然ありでしょう。

 

話を戻しますと、シングルオリジンは単一で統一されたものでブレンドは豆を足し算していくそんな話でした。

 

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事務所の方向性をどうするか

いろんなことを見たり聞いたりすると税理士事務所で置き換えることがあります。

 

相続専門税理士法人とか医療系専門の税理士事務所はシングルオリジン。比較的広くいろんな業種のお客様がいていろんな業務をするような街の税理士事務所はブレンドかなと。

 

ブレンドにもいろいろあります。

柱として一つの業種に絞ることもあるでしょうし、反対に業種は広く、でも記帳代行は業務としてはお引き受けしないということもあるでしょう。

 

千差万別ですし優劣があるものでもないです。

 

自分が得意なことを仕事にするもよし、お客様から喜ばれることを仕事にするもよしです。

 

例えば記帳代行を含めた顧問業については最近若手の税理士さんではお引き受けしない傾向が見て取れます。

 

でもお客様が記帳を自分でやる時間を営業にかけたほうが仕事もとれるし売上も上がる、と思っているとしたら記帳代行を頼みたいはずです。

 

記帳をすることに抵抗がなければどんどんお引き受けすればいいと思います。そのうち得意になるかもしれませんし。

自分が食わず嫌いかもしれないですからやってみるのもありでしょう。

 

いや、記帳代行はお客様のためにならない、記帳は自社でやるものだ、という考え方もありです。

 

自分でやりたい人もいるでしょうしそれもいいことです。

 

事務所の方向性をどうしたいかでお客様が求めることが変わってきますので、そのあたりをどう考えるかは独立するにあたっては考えておきたいことです。

 

kindleで本を出しました。

合う合わないを基準に

私の場合はどうだったかというと相続の業務にも力を入れたいというのが一つありました。

 

ただこちらは定期的に案件がある状態を作るというのは結構難しそうなので、法人や個人の顧問業務のご依頼がありつつ、といった形です。

 

私自身は記帳代行業務はそれほど苦にならないというか、むしろお客様が喜んでくださるので全然いいと考えています。

 

求められることをやれる、というのも独立後の良さです。

 

またこういったことを決めるときにはあまり深く考えすぎずに、合う合わないを基準にしてよいと思っています。

 

その繰り返しでいろんな味になっていくものです。

 

よく事業の方針はとがっているほうがいいとか、スピード感が大事とか言われたりします。

 

でも自分の事業なわけですのでどういう方向に行くかすぐに決まらないこともありますし、自分は自分でよいと思っています。

 

合う合わないを基準に軸を定めていくことでも全然いいのかなと。周りのきらきらした税理士事務所をみて焦る必要もないです。

 

独立前の方は意外と思うかもしれないですが世間や知り合い、ともすると同業者などの「税理士かくあるべし」というか税理士事務所のスタンダードは人を雇ってお客様を増やしていくことだと思われていることは結構あります。

 

そういうところから一歩、いや二歩三歩離れられるのも独立後のよいところです。独立する前よりも自分の目の前にいるお客様に真摯に向き合える状況や環境を作ることもできます。

 

私自身もですが試行錯誤の連続ですし、考え方が変わっても全然いいと思います。ここでも時折とお伝えしますが「よそはよそ、うちはうち」の精神でやっていきましょう。

 



まとめ

コーヒー豆にはたくさん種類があってそれもまた楽しいものですし、コーヒーをより楽しみたい人にはこの多様性も必要ではないでしょうか。

税理士事務所も同じく、税理士もですが、お客様とのいろんな関わり方、仕事の仕方があるので試行錯誤していくのがよいです。

答えが見つからなくても目の前のお客様に真摯に対応しほんの少しお客様の期待を超えていく、これだけでも十分だと私は思います。

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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