確定申告の当初の期限3月15日が過ぎて少し日にちがたちました。お勤めの方ですと事務所の方針にもよるかなと思いまが確定申告業務はもう終わっている方もいらっしゃるかと。
3月決算法人の担当がある場合には先を見越すとあまり確定申告に時間をかけられないこともあるでしょう。
さて、自分自身はどうかというと、いまもって延長した確定申告の案件を受け持っています。
いつまで仕事を受け付けるかも自分次第です。
申告期限の前日にご依頼が来た
事務所ホームページには電話番号も掲載しているのですが最近は一緒に掲載している公式LINEからのお問い合わせが多いです。
思い返してみると昨年の秋ごろからお問い合わせはLINEがメインで、普及率も高いので親しみやすいのかなと。
そんな公式LINEにお問い合わせが入ったのが3月14日の夜でした。
この時点で確定申告の仕事はほぼ終わっていて、コロナの影響による延長で対応する案件が少し残っている程度。
つまり目途がついてる状態で、「もう今年は確定申告のご依頼はさすがにないだろうな」とぼく自身も思っていました。
事情を軽くお伺いして正規の料金提示をしたところ即決で打ち合わせも翌日中に、各種届出等のための情報も素早く共有いただけました。
税理士の仕事はお客様のご協力あってこそです。資料がなければ情報がなければ何もできないわけですので。
そこには思いやりの気持ちがあったほうがよりお互いに仕事がしやすくなります。
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いつまで仕事を受けるか
このタイミングでのご依頼については通常であればお引き受けしない人も多いかと思います。
ぼくも「ものすごく仕事が好きだ」というわけではないですし、この状況ですからお断りすることもできました。
税理士はいまや8万人いるんですから自分がやらなくても誰かが受けてくれる、と思うこともあります。
でも自分の役割としてはやっぱり困っている人が目の前にいると自分にできることでサポートできるのであればやりたいなと。
自分が無理をする必要はないですが、それなりの報酬がいただけるのであれば全然OKじゃないかなと最近思っています。
これは独立後ならではかなと思います。勤めているとボス、所長先生次第です。受けてしまってやってくれと言われたらやらざるを得ません。
タイミングとしては結果的に急になりましたがそのぶんご協力をいただきやすいというのもあります。
3月14日にご依頼があってお引き受けしましたが、3月に入ってからも会計ソフトの紹介制度で2件、帳簿の内容のチェックと申告までのサポートを受任しました。
今年は急なご依頼が多かったように思いますが、それでも対応できたのは早め早めに既存のお客様の対応を進めていたからです。
時間の余裕をもって対応できたのはとても良かったと考えています。
kindleで電子書籍を出しました。
繁忙期との付き合い方
確定申告期限が延長になっても本来の期限である3月15日までに終わらせたいと思うのはとても自然なことです。ぼくもそう思っていました。
けど終わらないものは仕方がない、という状況の方がいるのも確かです。
ぼくのスタンスとしては自分に多少なりとも時間的な余裕があって無理しない(この場合は夜更かしなどや、既存のお客様へのご迷惑がかからない)でも出来そうであればお引き受けすることにしています。
コロナ禍で濃厚接触者になるだけで外出の制限設けるわけですし仕事や確定申告のことができなくなるのも分かります。
税理士事務所側の視点に立つと、年一の確定申告のお客様はとにかくこちら側の負担が大きいことが多く、また1~3月決算法人の業務もあります。
こちら側の負担が大きいというのは簡単に言うと月次顧問であれば毎月にせよ2か月ごとにせよ平準化される業務量が年明けの期限が差し迫ったところに集中するわけです。
12倍で済めばよいですがそういかないのものです。(資料が足りない、漏れている、あとから出てきたとなると業務が思い通りに進まず大変です)
特に法人の事業年度末が3月末になっているところは今でも多いですし、決算対策を期中に進めようと思うと3月中に手続きが終わる必要があります。
いわゆる繁忙期とどう付き合うかは独立すると自由に決められます。個人の確定申告を専門業務としている事務所も税理士もありますので。
反対に法人顧問しかやらないというのもいいでしょうし、相続業務しかやらないというのもいいでしょう。
自分の裁量で繁忙期をコントロールできるようにしていきたいところです。
まとめ
確定申告も無事に終わった方もいれば前日に発生したe-Taxの接続障害でやきもきされた方も多いでしょう。
そういう意味でも早め早めの対応はリスクマネジメントになります。
もし申告書に間違いを見つけても期限内であれば訂正申告できますので。