仕事を増やすのと減らすのどっちが大変か

仕事を増やすのも 減らすのも大変

先日、勤務税理士さんと話をする機会があり、営業についていろいろとしゃべってきました。

 

独立する前の不安のひとつが営業だ、という税理士さんは多いかと思います。

 

ものすごく得意というわけではないですが、いまのところはしっかりやれているかなと。

 

そんな中で仕事を増やすのと減らすのどっちが大変かなとふと感じたので書いて整理してみます。

 

目次

最初は増やすのが大変

私はゼロベース、つまりお客さんゼロでスタートしました。

 

なので当たり前ですが減らしようがないですし、最初のうちは増やすことを目的に営業活動をしていました。

 

いろんな異業種交流会にいったり、人と会ったり、自分にできることをコツコツとやるのみだ、という気持ち。

 

このまま仕事がなかったらどうなるだろうかと預金残高を見ながら冷や冷やした気持ち。

 

いずれの気持ちも織り交ざっていました。

最初は確かに増やすのが大変です。営業活動をしたことがなかったですし、果たしてうまくいくのか?と思いながらの日々は精神的にもきついときは正直言うとあります。

 

ご紹介をいただいたりで徐々に仕事が増えてきます。

思ったより仕事が順調というわけではなく営業の方法もいろいろとありますが、私の場合は自力=自分の営業活動、紹介以外で仕事のご依頼がきはじめたのは独立した秋ごろ、10月ぐらいからでした。

 

当初は3か月ぐらいで成果が出てくるといいなと思っていましたけれど甘い見通しで、結局3倍かかりました。

 

独立前は前を行く諸先輩方が「仕事を減らそう」と言っていたりブログに書いているのを見て「そんなに仕事あるんだ」と思うこともしばしば。

 

まぁ減らすためには増やしてからじゃないとなと気を取り直して日々を過ごしていました。

 

歩みはゆっくりでしたが徐々に仕事が増えてきて、金銭的にも精神的にも落ち着いたなと感じたのは2020年の年末ぐらいでした。

 

その時点でも全然顧問の件数とかは少なかったのですが、謎の安心感というか。

 

事務所ホームページからスポット相談などが毎月きたり、その方が継続のお仕事になったりしたことが続いたのも大きいです。

 

2020年はコロナ対応というかそういう部分での大変さもありましたが、ひとりで自宅でやっていることのアドバンテージを感じませんでした。むしろ家にいることが推奨される感じでしたので。

 

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減らすのも大変そう

安くお引き受けすることも独立当初は正直に言うとありました。

 

いまはと言うと紹介の方はほとんどおらず事務所ホームページやSNSからのご縁でのご依頼が多いです。

 

メニュー、価格表をオープンにしていますのでそもそも価格交渉にならないというか、もっというと値引き交渉になりません。

 

これが逆にご紹介の仕事が多いと仕事を減らすためには新規をお断りする、既存顧客との契約を解消することになります。

 

新規の方をお断りするのは比較的ハードルが低いです。

受付していません、対応できません、とお伝えできるからです。

 

既存の方は契約解消するのは大変かなと思います。そこに理由があるか、です。

 

新しい方のわけではなくいま実際に対応しているので新規の方のお断りとは種類が違います。

 

値上げを理由に離れてもらうとしたらお願いしますと言われてしまったというのはよく耳にします。

 

大事なのはなんで仕事を減らしたいかでしょう。

 

価格と提供するサービスのバランスが取れていない点がネックなら価格交渉もひとつでしょうけれどそうじゃない場合には減らしにくいのかなと。

 

仕事を減らしますので解約してくださいでは信用も一緒に失います。お引き受けしたからには責任はありますので。

 

お役に立てないというのは多少なりともしっくりきますが、どうでしょうか。

 

こう考えると減らすのもとても大変そうです。

 

kindleで電子書籍を出しました。

スピードではなくコントロール重視で

スピードを上げてお客様の獲得を目指す方もいらっしゃるかと思いますがそれをするのは私はやめておこうと独立前から考えていました。

 

自分のペースでやれるのが独立後の良いところです。

 

一方で食べていくことももちろん考えなければなりません。このバランスをいかにとっていくかも大事です。

 

私の場合は相性の良いお客様とのおつきあいを考えていますので、コントロール重視です。

 

いろんな事務所の形があって運営の仕方がありますので、いろんな人の話を見聞きしつつ方向性を決めていきたいところです。

 

もちろんスピード重視(事務所拡大、規模を大きく)もよいでしょうし、業務を絞る、ひとりでやるなどありますので。

 



まとめ

私自身はまだ仕事が徐々に増えているフェースです。

今年中にはいったんご新規さんの受付を中止するつもり、という感じです。

一旦停止も必要かなと。

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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