誰のアドバイスを受けるべきか

誰のアドバイスを受けるべきか

独立してから副業をしているかたやフリーランスのかたのお話を聞く機会がとても増えました。

そんななかで時折耳にするのが「会計に詳しい友人(知人)に教えてもらっている」というワードです。

少なくとも私はこのワードを聞くとそちらで申告まで完結していただいたほうがいいと感じてしまいます。誰にアドバイスを受けるべきかは事業主が考えておいたほうがいいことです。

目次

会計に詳しい友人の危うさ

会計に詳しい友人に教えてもらっているので帳簿付けはできています、とおっしゃる方と対面すると、そうなんだ、と思うと同時に危うさも感じます。

その友人の方が税理士事務所に勤務していたりすればまだよいほうですが、確定申告のやり方を教えてもらっている、となると税理士ではない友人だとちょっと危ういなと。

どちらかというと自分で本やネットで調べました、ということのほうが危うさでいうと軽いと私は感じます。

帳簿付けにはある程度知識が必要ですしそこに時間と手間が最初のうちはかかります。

税理士法に抵触しそう、ということよりも素人がアドバイスをしていてちゃんとできているケースはとても少なく決算書や申告書に誤りが見受けられる、ということに対するリスクが高いです。

自分でやっている、できている、という自信があるかたよりも、自分でやったけれど合っているか不安です、とおっしゃる方のほうがきちんとできていることが多い印象です。

友人に教えてもらってというのもご本人がそれで納得しているならよいですが、そうであればそちらで完結するのがよいでしょう。

というのも税理士としてはこのキーワードを耳にすると、アタマの中で黄色信号が点滅します。

こちらでイチから帳簿付けしたほうが早そうということは結構な割合でありますし、ましては料金を値引きするみたいなことはありません。

入力されたものをチェックするというのも手間と時間がかかります。

インボイス制度がはじまれば消費税のこともよりケアしつつチェックをすることになります。

自分だけで帳簿付けはできるか

自分だけで帳簿付けができるかというと出来ている方もいますが出来ていない方のほうが多いです。勝手な感覚ですが1割ぐらいかもしれません。

こちらが考える帳簿付けができている状態とご本人が考えるできている状態にはかなり大きなギャップがあります。

ご自身で帳簿付けについてスキルを身につける時間と費用をかけている場合にはキチンとできていることもありますが、かなりレアケースです。

確定申告だけをするにしても期中の帳簿付けについてもチェックせざるを得ないですし、そこを自分でやりたいということであれば最初に帳簿付けについて税理士にスポットで相談をするのがよいです。

実際私のお客様でも確定申告の際にサポートしている方で期中の帳簿付けを自分でする際にはこうしましょうということを事前にお伝えしています。

会計ソフトが苦手であればExcelでもよいです。その方のスキルなどに応じてご提案をしています。

ご自身で申告をして多少なりとも間違っていてもいい、税金が多くなっていてもいい、という場合は自分でやっていただいても良いですがそう考えないのであれば税理士に相談を適切なタイミングでしておくことをオススメしています。

自分で帳簿付けをするなら帳簿付けをする前のタイミングで適切なツールも含めて相談しておくことがよいです。

会計に詳しい友人に聞いてやってもそれが合っている可能性はあまり高くないですし間違っていた場合には責任を取ることもできません。

税務申告に耐えうる帳簿の内容というのは確かにあるので残高がキチンとあっているのが最低ラインじゃないかなと考えています。

まとめ

ご自身で帳簿付けることはいいことですが我流だとかなりこちらとしても身構えます。

確定申告だけ作ってもらったらいいとおっしゃる方もいますが、決算や入力内容、帳簿がそもそも間違っていると確定申告の内容も間違えることになります。

それぞれが別というわけではなく連動していますので、そのあたりもアタマの片隅に置きつつ誰のアドバイスを受けるべきかは考えてみましょう。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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