事務所ホームページ、ネットで営業しているのは税理士業界ではまだまだ少数派かなと。
もし独立して事務所ホームページで営業活動をしたい、ということならこれはやっておいたほうがいいかも、ということをお伝えします。
定期的な更新
定期的な更新は欠かせません。毎日ではなくていいですがリズムは決めておいた方がいいでしょう。
平日毎日なのか、動画を混ぜるのか、月水金とか日木とか。
定期的な更新があるだけでその事務所が稼働していることが分かります。
よくあるのが何年も前のまま更新が止まっているケース。
こういったサイトを自分が見たときにどう感じるかは考えてみましょう。問い合わせや依頼をしたいと思うかどうか。
飲食店なんかですとそもそもやっているかどうかも怪しく感じてしまいます。
最近はSNSをホームページ代わりにしている飲食店なんかもありますが、会計事務所、税理士事務所が写真や短文で伝えられることは少ないはずです。
飲食店は提供している食事などをインスタグラムなどでアップすることで一定程度宣伝効果が見込めますが、税理士事務所だと少し毛色が違います。
ブログなどの記事を書くこと、また動画で話すこと、このいずれかを軸に定期的な更新をしていきたいところです。
時間はかかりますが、続けていくと一定程度読んでくださる方がいて、そこからご依頼につながるということが私の事務所では多いです。
スタンスを書く、できれば顔写真をだす
スタンスを書いておくことも忘れずにやっておきたいところです。
自分はこういう業務が得意とか苦手とか。コミュニケーションツールは電話やFAXもいけますとかメールやチャットでお願いしているとか。
こういうことは契約後に行き違いが発生するとリカバリーするのが大変です。
こういうことはしませんということもさりげなく書いておきましょう。対応しない業種とか業務は書いておかないと請けてもらえると思って問い合わせがきます。
ガードをあげるという意味でも事務所で対応していることなどは書いておくべきです。
あとはひとりでやっているのであればそういうことも書いておきましょう。
それがいいというお客様もいればそうじゃないお客様もいます。自分のスタンスですから他人に何を言われる筋合いもないです。
自宅事務所でも人を雇っていなくてもそれが自分が決めたことならそれでいいです。
自宅事務所のデメリットもあればメリットもあるでしょうし、人を雇っていることのメリット、デメリットさまざまです。
お客様になっていただく方の依頼をするかどうかの判断材料を事務所ホームページに置いておく、というスタンスでやっています。
あとはご依頼をいただいた方に伺うと顔写真がでていたから、というのは一定数いただくお返事です。
顔が見えない相手に税務顧問やスポット相談を依頼するハードルはやはり高いでしょうから、ちいさくてもよいので顔写真は出しておくのがいいと考えています。
メニューを出す
のれんが出ていてもどういった価格のものが提供されているかわからないとお寿司屋さんには入りづらいものです。
ランチでお店を探すときにはどういうメニューをいくらで提供しているか、お店の前に立て看板がでていますよね?
イメージではそれに近くて、もし事務所ホームページで営業をしていくということであれば報酬テーブルを出しておくか、見積もりするなら価格目安は出しておきましょう。
税理士にも得意分野、対応していない業務などがありますし、価格が出ているほうが判断材料になり得ます。
ひとりでやっていることもあって価格面の問い合わせがあって問い合わせに対応しても成約に繋がらない時間があるのは結構きつく感じています。
基本は問い合わせ10で成約1よりも問い合わせ3で成約1のほうがいいです。成約率を高めようと思うと毎日問い合わせがあるビジネスでもないでしょうから問い合わせは低く打率は高くでいきたいところ。
ましてやひとりでやっていますとガンガン営業してガンガン受注成約すると通常業務が回らなくなって夜中まで仕事みたいなこともあり得ます。
営業活動などに不安があるとそうなってしまいがちで稼げるかもしれませんが自分の時間、家族との時間がその分犠牲になります。
どこに軸足をおくかは人それぞれですので自分でそれを選ぶならよいですが、致し方なくというのは独立後は減らしたいものです。
価格を出せば目安が分かりますから価格の問い合わせは減る、というが私の印象です。
まとめ
事務所ホームページで営業したいけど何から始めればいいか、という方向けにお伝えしてみました。
WordPressであれば自分でいけるところまでということでも結構いけます。実際私自身が自分でサイトを構築してメンテナンスして、ということをできています。
どこに自分の時間をかけるか、最初は外注でお願いするのもいいかもしれませんし自分でやるのもOKでしょう。