先日から一般のかた向けの税金に関する媒体(納税通信)で月に一回、記事を書く仕事をしています。
編集担当の方に書いたものをチェックいただくのですが、いろいろと学びがあります。
「伝える」と「伝わる」の違い
あるテーマについて記事を書くのですが、想定している読者の方は税理士ではなく、会社経営者や経理担当の方とのことでした。
専門的すぎる難しい話をする、ということが求められていないということで、どうなるかなと考えつつお引き受けした次第です。
普段から文章を書くようにしていますが、このブログや事務所ホームページの記事を読んでいただいてそれでOKならご依頼をいただければという風にご紹介いただいた方経由で編集の方にお伝えいただいています。
特に執筆関係の仕事は普段から書き物をしているかどうかがやはり依頼になるかどうかの分かれ目のようです。
まったく記事を書いていない人にお願いするのは、締切や書かれたものがどういうテイストかわからないため依頼しづらいみたいです。
そもそも発信しているかどうかがスタートラインになり、そこから書いたもので判断いただく、という流れで依頼するかどうかが決まってくると。
書いたものを提出してチェックをしていただくのですが、こちらとしては伝えているつもりでも伝わっていなければ意味がありません。
伝えているつもりになっていないか、というのは多くの人の目に触れる媒体であればあるほど気を遣います。
特に誤解を招く表現になっていないかなどもそうですし、表現のしかたとして伝わりづらいものがあると正確に伝わりません。
伝えると伝わるのは違うんだなと改めて感じています。
編集してもらう機会は貴重
書いたものを提出するわけですがそれを紙面に組み入れる段階で編集担当の方の目が入ります。
コチラ側よりもむしろ読者の視点に立っていると想像しているのですが、ここはこうしましたとか構成上、前後を入れ替えました、という連絡とともにゲラが送られてきます。(メールで)
文字数の制限というか紙幅の問題でこれぐらいの文字数でお願いしますということでそれにおさまるように書いています。
だいたい少し多めに書くようにしていて削ってもらうほうが楽だという判断です。
そのうえで削ってもらったり構成を変更してもらうわけですが、出来上がってきたものを拝見するとやはり一般方向けに読みやすい、伝わる内容になっていると感じます。
自分の書いた文章にプロの手が加わるというのはこういうことかとまだ記事提出2回ではありますがとても勉強になっています。
自分でも書いてから校正や間違いがないかなども含めてチェックはしていますが、書いた本人のチェックと第三者のチェックとでは違いがあるでしょう。
申告書などは数字の流れがあって間違っている、合っているというのはわかりやすいです。
だからと言ってチェックがおろそかになっていいわけではないのですが、申告書、決算書の内容のチェックと文章のチェックでは違いがあるんだなというのがこの2カ月ほどのやり取りの中で感じています。
まとめ
独立して以来、文章を書く、書いたもので発信することを続けてきましたが、自己完結しているものだけでした。書いたものをチェックしてもらって直してもらう経験というのが初めてで経験できることが貴重だなと考えています
自分の発信にも活かせることがないか仕事をしつついろいろと経験していきます。