仕事は増えたり減ったりすると思って営業しているとラク

仕事は増えたり減ったりすると思って営業しているとラク

営業のことを独立前の税理士さんから聞かれることがありますが、いろんなフェーズがあるので一概には言いづらいですが増えたり減ったりするものだと思っています。

そのつもりで営業活動するのがよいのかなと。急に増やしたり拡大思考の方には向いてないとは思いますのであしからず。

目次

最初は増やすフェーズ

わたしの場合、独立して最初の2年ほどは増やすフェーズでした。

というのもご存じの通り?独立時には全くお客様がいない状態でのスタートでしたので税務の仕事が単純にないわkです。

他にやることは営業活動のみ。

いろんなことをやりましたが合う合わないを見つけられたのでヨシとしています。

詳しいことはもしよければこちらのkindle本をパラパラ読んでみてください。

先輩税理士さんでブログを書いているような方だと仕事減らそうというスタンスをよく見かけますが、自分がそのフェーズかどうかはチェックしておいた方がいいです。

減らそうにも仕事がないこともありますので、冗談ではなく。

最初のころは食べていくことを目標に金額設定してよいでしょうし、増やすフェーズと捉えていました。

この期間に仕事のご依頼が順調に増えればよいですがそうじゃないときにはアルバイトや業務委託を請けるというのも選択肢になるでしょうね。

それぞれ生活に必要な金額や、預貯金、融資の有無など違いがありますし、自分がどういう営業活動をするか費用が掛かるのか、といったことも気にかけておきましょう。

そのうち減ることがある

そのうち仕事が減るフェーズがあるかというとあり得ます。

顧問契約したとしてもなんか違うなとなることはありますし向こうから断られることもお断りすることもあるでしょう。

長くお付き合いすることが前提での顧問の仕事ですがそうじゃないこともある、というのは業界で仕事をしたことがあればわかってきます。

また増やすフェーズをある程度経過すると仕事がたくさんある状態になりがちです。

その時点で今いるお客様で継続しないかも、できないかも、ということも出てくるでしょうし、お引き立てがあってもお断りすることもでてきます。

ひとりで税理士業をやっているとそのあたりのキャパシティは比較的早く訪れることもありますので仕事を減らすか請けてパートなどを雇うか、というところになってきます。

わたしの場合は2年目がコロナ禍突入ということ(2019年の年初に独立しました)で、増えるフェーズの終わりを迎える前に解約がでてきました。

コロナ禍では補助金やら助成金、給付金の類がものすごく増えて、そういったことに対する顧問先社長の姿勢も見え隠れしたものです。

詳しくは書きませんがそういったことから増える前に何件か減った、というのはわたしの場合は比較的早く訪れたのである意味達観というか、あっさりと「仕事やお客さんって減るんだな」と自然に感じました。

と同時に自分にいまご依頼をいただいているお客様への感謝と、組織の一員として仕事をするところから外れて自分に仕事を依頼してもらうことの難しさ厳しさをいまでも感じています。

ただ長く仕事をやっていこう、税理士業を独立してやっていこうと思うとこの辺りとは切っても切れず、永遠に顧問をさせていただくことはないという前提でいたほうがよいです。

入れ替わりはあるものですからそれに備えておくことが大事です。

来るべきときに備えて営業活動を細く長く

細く長く税理士業を続けていければと思っているので営業活動も自然と結果に時間がかかるものを選択するようになりました。

いまはしっかり食べていけて利益も出ているので営業活動が必要じゃなくなるときがくると感じるかもしれませんが、いつか減るかもと思うとそうも言ってられません。

即効性があるような営業活動(外回り屋飛込、紹介案件のための交流会やセミナー参加、主宰など)が得意であればよいですが、わたしの場合はそれが得意ではなかったことに最初のほうで気が付きました。

また営業活動の成果がでるのは時間がかかるものが多いです。

今日やって今日明日明後日に成果が出るならだれも営業に力を入れないですし時間がかかるからこそやっておいた方が良いこと、という位置づけにしています。

減ることがないと思っているとなんでも請ける方向性になってしまいがちですし、減ることへの不安や恐怖が強すぎると請ける請けないの軸がブレるものです。

減ることもある、お断りすることもあるという気持ちを持ててからのほうが営業活動を含めて独立後はラクに感じています。

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まとめ

勤めていると仕事は基本的に減ることはあまりなく増えていくことのほうが多いです。自分が断る権利を持てるのが独立後です。

やりたくない(価格や業務量を加味して)というのはあり得ますし増やすフェーズを超える前でもお断りするのもよいとわたしは考えています。懐事情を加味してということにはなるのですが。

急に成果が出ないのが営業活動ですから今仕事がある状態でもやっていくようにしています。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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