仕事を断れるようになるまでには時間を要するという現実

仕事を断れるようになるまでには時間を要するという現実

意気揚々と独立した私ですが、お客様ゼロスタートでしたので明日への不安も結構ありました。

この状態だと前のめりですから仕事のはなしがあればすぐに飛びつきがちです。ただ、そういう風に仕事を取っているとブレが生じるもの。

最終的にはお断りすることになりお互いにダメージを受けることになりかねません。仕事を断れるようになるまでは時間を要したなと改めて感じています。

もし今から独立するならその点はアタマの片隅に置いておくのがいいかもしれません。良い悪いではなく、そういうこともある、と割り切れるようになるまでわたしの場合は時間を要しました。

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前のめりだった1年半

2019年の年明けすぐに独立をして、お客様は全くゼロの状態です。独立したという高揚感とともに不安も大きく、これからどうしていくか、というのが直近の課題でした。

異業種交流会に参加したり事務所ホームページも一日に2~3記事更新したりもしていましたし、税に関するご相談があるところには顔を出せるようにしていました。

単純に前のめりだったんですよね。

それでご依頼をいただいたケースもありますが間口が広い状態ですから、このお客様の言うことに従っているとちょっとキツイな、紹介者との付き合いも大変だ、と感じることが増えていきました。

幸いなことに2019年の10月ごろから少しずつ事務所ホームページからのご依頼があり、いまに至ってもスポット相談は月に何件か、顧問は年に数件というぐらいですがそれでもご依頼があります。

事務所ホームページからまったくご依頼がなかったことを思い返してみると今の状況は大きく改善したと言えます。

事務所ホームページでの営業の良さは自分からプッシュしすぎないのが私には合っていました。

自分できること、得意なこと、考え方、スタンス、これらを書いて自己紹介するようなイメージです。

良いなと思ったらご依頼をいただけるわけですからその時点でマッチしている可能性は非常に高く、紹介のかたよりも継続率としても私の場合は高いです。

紹介が悪いという訳ではなく、自分がやりたい営業活動と仕事内容との相性だったり、自分の営業スタンスとの兼ね合いなだけで自分がやってみたいことをやってきて、たまたまそれが残ったということ。

ご紹介によるご依頼も今もありますが、件数としては減っているというか事務所ホームページを見てからご依頼をいただくようにしています。

ただ、独立して最初のうちは何でもかんでも受ける、という状態であったのも事実です。仕事がないと食べていけませんし事業を継続できなくなりますから。

これでいいのかなと思いながら営業活動をしていたことが記憶に残っていて当時のメルマガなどを読んでもそういった節が見受けられます。

流れが変わったのは2020年4月ごろからのコロナ禍でした。

キッカケはコロナ禍

コロナ禍となりオンラインで対応することの大義名分ができた、というのはわたし自身にとってもよいキッカケでした。

実際は家族との生活もあり、家族が持病があって重症化リスクが高いこともあったので、接触は今のところ避けようというスタンスを取れたことでお客様からいろんな反応がありました。

感染症のリスクなどどこ吹く風という方もいましたし、お互いに配慮していきましょうという方もいて、考え方そのものを否定することはありませんが、配慮できない相手とは仕事が難しくなることは必然です。

なのでサポートが難しいと感じた先は解約を申し出ることにして、実際数件解約になりました。

また、コロナ禍にからんでの給付金や助成金、補助金に対する考え方もいろんなことを浮き彫りにした印象です。

明らかに不正行為に加担することになりかねない、という相談もあったりしてそういうところも解約とさせてもらいました。

ある意味外部的な要因で解約になったケースが多かったのですが、わたし自身にとっては断る、解約するということについて考えるきっかけとなり、また合わないお客様に無理して合わすことを辞めようと考えることができました。

断るはエネルギーがいる

お断りするというのは仕事にかかる前でも既に仕事をしている相手でも収入に影響があります。

入ってくるであろう報酬を受け取らないのと、今後の報酬がなくなるという意味では同じと言えます。

最初のうちはこの報酬が減ることに対する不安も確かにありました。生活していくにも稼ぎは必要です。

ただそうはいってもそこばかり気にしていては自分のストレスが溜まっていくだけとも言えますので、どこかで切り出すしかありません。

この場合、報酬を上げてお断りするということは私はやっていません。

仮に月3万円の顧問料のところでストレスがかなり溜まっている、という場合に値上げしてアチラから断ってもらおうとします。

月5万円にして報酬改訂でと言ったとしてじゃあそれでお願いします、と言われてしまったらどうでしょうか。

イヤな仕事が続くばかりか、もっとストレスがたまる可能性もあり得ます。

値上げで断ってもらうというのは諸刃の剣で「いいですよ、じゃあその金額で」と言われたときのことを想像してみましょう。

まったくおすすめできないので、合わない、方針が変わった、これ以上はお役に立てないということをやんわりとでも伝えてみるのがいいのではないかなと。

まとめ

断るというのもエネルギーが必要なことがよくわかると思います。それでもお客様の入れ替えというのはある程度やっていると自然と出てくるのである程度慣れてはきます。

あって嬉しいものではないですが、次のお客様に出会うプロセスのひとつとして考えているので仕方ないよなと自分に言い聞かせながら対応をしています。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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