勤めに戻るネックは何か、そもそも戻れるのか

勤めに戻るネックは何か、そもそも戻れるのか

独立してから事務所を借りるまで期間がありました。2019年1月に独立して2022年10月に事務所を借りるまで3年9か月です。

事務所を借りてからも毎日行っているわけではなく、週に2回ほど。通勤がない生活が長くなったわけですが通勤のある生活にはもう戻れないかも、という気がしています。

目次

勤めに戻るネックは何か

独立するときにはわたしはお客様がゼロの状態からのスタートでした。いわゆるのれん分けや勤めていた時のお客様を引き続いてご依頼いただく、ということもなく。

勤め先の方針でもあり、また自分自身の仕事が資産税関係で顧問担当がほぼなかったことなども影響しています。

ゼロスタートの良し悪しはさておいて。

独立にあたっての不安材料としては営業活動がメインでしたし、もし上手くいかなかったら勤めに戻ればいいというのも頭の片隅にありました。

税理士資格があれば自分が納得さえできれば勤めに戻れると思っていたんですね。

それはある意味で間違いないのですがもう独立していま6年目になり、それももうすぐ終わろうとしています。

いまもし何かのアクシデントなどで勤めに戻るとなったら戻れるかどうか。

独立してからご依頼をいただいたお客様には個人事業主の方やひとりで法人運営をしている方が多いです。

そういうかたと勤めに戻れるかみたいな話になった時に何をネックに感じるか雑談で話をしているとかなりの割合で通勤が無理、という方向性になります。

いまではリモートワークも市民権を得たというか広まってきたとはいえ、まだまだ難しい面もあるようで、知っている税理士事務所だとコロナ禍でリモートワークになったが事態がおさまったら元の勤務体制に戻ったと聞きます。

業種にもよりますがリモートワークできるとしても週に何日とか制限がかかっていたり。

通勤だけがしんどく感じているわけではないとは思いますが、仮に通勤に片道45分だとすると往復で90分なわけで、それを平日4日ないし5日するとそれだけで結構な時間になります。

独立しているとこの時間がある、というのは意外と大きく仕事をサッとできる環境だとなおさら貴重に感じるでしょう。

勤めていると自分の働き方に選択肢がない状態です。勤めているからともいえますし守られているからです。

自分の働き方に選択肢ができた

独立して恩恵を受けたと感じることのひとつとして自分の働き方に選択肢ができた、ということです。

自宅事務所でもよいですしレンタルオフィスでも、事務所可の賃貸物件を借りても、借入をして事務所を建設してもよいわけです。

すべて自分次第なわけで、勤めていると持てない選択肢が目の前にあります。

ここで自分が決めきれないと何ともならないわけですがそういう選択肢が持てることが苦手、与えられた仕事を淡々とこなせればいい、というかただと独立開業はしんどく感じるかもしれません。

収入面の不安定さを超えてこの自分に選択肢がある、という状況を望めるか、また楽しめるかは独立後の仕事のしやすさ、働きやすさに直結します。

自分の仕事のしかた、生き方に幅ができたとも言えますね。

どれくらい稼ぎたいのかという軸もアリですし、自分のやりたいことをどれくらいやるのか、家族との時間をどれくらい持ちたいのか。いろんな軸ができてどこにどれくらいの時間を割り振るか。

その分、好きなことをしようと思うと仕事での稼ぎもある程度は必要になってきます。

そのための営業活動でもあるわけです。どのように営業活動するかも自分次第です。

まとめ

収入を得るためだけなら独立じゃなくてもいいです。

もう一歩進めて自分のやりたいこと、仕事のしかた、働き方、そういうものの選択肢を考えた時に独立した状態というのは選択肢が増えますのでそれを楽しみに独立するのもアリかなと。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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