独立して7年も経つと今でこそそれほど営業活動や発信について迷わなくなりましたが、独立して3年目までは結構迷うことも多かったです。営業活動に迷ったときにどんなことを考えていたか少し整理しておきます。
自分に合っているかどうか
私自身は営業経験がないまま独立したため、お客様はゼロ。言い換えればフラットな状態からのスタートでした。
何が自分に合っているかどうか、営業をどうやっていくかは未定でしたが、『食わず嫌いにならず何でもトライしてみよう』ということだけは決めていました。当時はまだ実績もなく、浮き沈みもない状態でした。
あまりはっきり決めなかったことで自分に何が合っているのかがよくわかっていない状況が長く続いたということもあると思います。
自分に合っているかどうかをたしかめるポイントとしては、やはり直感も大事にしています。
異業種交流会では仕事やお客様を紹介し合うことが頻繁にありました。しかし私自身は、ご相談をいただいてもなかなか成約につながらず、お客様の要望に応えることができないまま、悶々とした日々を過ごしていました。
結局のところは営業を人任せにすると自分の場合はストレスがたまる、ということに気が付いて、システムで営業したほうがいいと判断し、発信で営業する今のスタイルに落ち着いたわけです。
食わず嫌いにならずいろんなことを試すよう意識してきました。しかし『なんか合わないかも』という直感があった方法は、自分の営業スタイルではないと整理するようにしています。
その方法が合う人もいるわけですし、大事なのは自分と合うかどうかです。
事業を続けていこうと思うと営業活動も長く続けていく必要が出てきます。お客様が解約になったりするとやはり入れ替わりもありますし、そのタイミングだけ営業するというとなかなか成果も出にくいです。
そのためお客様の入れ替えも想定しつつ営業を継続するということを私はやっています。
営業活動が自分に合うかどうかが続けられるかのポイントですので、もうこれ以上続けるのはしんどいなと感じた時は合っていない可能性は高いと思います。
自分に合うと思える営業方法こそが長く続けられるものです。この視点で自分の営業活動を見直してみるとよいでしょう。
期限を決めてやってみる
そうは言っても、時間やコストをある程度かけているケースもあるでしょう。
そういった場合はある程度期限を決めて行うようにしていました。交流会についてはいろんなタイミングがあったのですが、1つの交流会でグループの問題があり、自分が幹部をしていたこともあって、その幹部の役を降りるタイミングで、その交流会からも退会することにしました。
ある程度コストをかけている場合には、もったいないという気持ちがあるのもよくわかりますが、そこに時間をかけるのかどうかです。
掛けたお金はどこかでリカバリーができることもありますが、時間だけは返ってきません。
発信で営業することで考えるともう辞めたいなと思ってからでも期限を決めて少し続けたほうがいいと思っています。
何故かというと往々にしてそういうタイミングで発信してる内容からお客様から依頼があったりするからです。
とは言ってもずっとその状況を続けるのはしんどいのである程度期限を決めてやっていました。
『1ヵ月頑張ってみよう』『3ヶ月頑張ってみよう』という形で期限を設定したり、昨日のブログでお伝えしたように発信方法を変えてみたりしています。このような工夫をしながら、続けていけるかどうかも常に考えるようにしています。
全然違う営業スタイルを見てみる
自分のスタイルを迷っているときには、隣の芝は青く見えるものです。
他の事務所のやり方や営業の内容、もっというと仕事の内容や売り上げなどもうらやましいなと思うことがあるかもしれません。
私も実際のところ迷っているときには、他の事務所のやり方をいいなと思うともありました。
ただ成功体験というのは再現性があまり高くないと思っていて、同じことを同じようにやっても条件やタイミングの違いで成果のでかたはだいぶ違ってきます。
反対に失敗のほうは再現性が高いと考えていて、私は事務所運営の失敗をkindle本に書いて出しましたが、やはり皆さんから聞くのはこういうことをやるとまずいんだということが知れて良かったという感想です。
私と同じ失敗をしなくてもいいかなと思って本を出しました。
そういうことを考えると他の事務所のやり方を少し見てみるというのも良いかもしれません。
改めて自分の方向性を確認するのに自分の現在地を確認するというのは大事です。
いいと思ったことがあれば取り組んでみれば良いでしょうし、そうじゃなければ改めて自分のやり方を見直すきっかけにもなるでしょう。
迷いがあるとやはりぶれてしまう部分もあるのですが、他の事務所のやり方もいろんな人が本を出したりセミナーをしたりしています。
これは自分のスタイルと違うなということがあればそれを確認するだけでも結構面白くていいと思いますので、参考にしてみるのも良いでしょう。
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まとめ
自分に合うやり方を見つけるために手数で勝負に私の場合はなりました。今でこそ営業について模索したり迷ったりすることはだいぶ減りましたがそれでもまだときどきあります。
いろいろやってみて合う合わないを感じつつ、自分が続けられる方法を見つけていきましょう。続く=合うだと私は考えています。