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ときには「足るを知る」ことも必要ではないか、という話

「足るを知る」とは老子のことばで、意味としては「欲望は際限がなく、満足することも知ることで内面的な豊かさや充足感を得る」という内容です。

プライベートでも仕事でも程よく、というのは難しいと感じることがあります。また「足るを知る」というのも時には必要かなと思うので今日はそのあたりの話で感じたことなどを書いてみます。

目次

マラソンのタイムと目標

先日、京都マラソンにエントリーして出場してきました。走りながら感じたのは、練習量を十分に積んでいたとしても、思うような結果が出ないことはある、ということです。

当日はかなりの暑さがあり、自分ではコントロールしにくい部分もありました。

秋のマラソン大会であれば、暑い夏の間にトレーニングを積んできているので、多少の暑さも耐えられるのですが、1月・2月の冬のマラソン大会はそういうわけにはいきません。

寒い時期の練習を通じて「寒いだろう」という前提でエントリーしているため、当日の暑さのダメージは想像以上に大きかったです。

結果的には自己ベストをわずかに更新することができたのですが、練習量を考えると十分に満足のいく結果ではなかったように感じました。

ただ、地元である京都を走れたことに加え、沿道の応援や景色も楽しめたので、全体としては楽しさの方が大きかった面もあり、それは良かったと思っています。

目標としては4時間30分を切りたいという気持ちがあり、10分ほど届きませんでしたが、当日のコンディションを考えると仕方ないとレースが終わってから感じていました。

自分でコントロールできることであれば、トレーニングを積んでコンディションを整えるということができますが、当日の気温までコントロールすることはできません。

そのため、その日の100%に近い状態を出せたのであれば、それだけで達成感もあり、納得できた理由でもあります。

仕事について

仕事柄、お客様の申告書を作成して税金の計算をしていますので、節税の話が出てくることがあります。

法人であっても個人であっても節税には限度がありますし、もちろん適用できるものについては適用して、適切に税金を減らします。

給与を支払っていて増加していれば、賃上げ税制の適用を受けるといった話は、説明するまでもなく当たり前にやっておくべきことです。

一方で、個人事業主のお客様が多いのですが、できることはかなり限られている印象です。

やれることをすべてやってしまうと、それ以上税金をコントロールするのは難しい状況になってきます。

それでも節税をしたい、税金を減らしたいと考えると、法人化などの方向へ進んでいくことになるのですが、私の場合は法人化を積極的にはお勧めしていません。

その代わりにお客様ご自身がどういった状況になりたいか、目標を考えていただくことが大切だと思っています。

税金のことについては「足るを知る」ではないですが、ある程度の所得について満足できているのであれば、節税がほかにできることがなくある意味で諦めというか致し方ない部分もあると思います。

収入が増えれば増えるほど、各種の税金はやはり増えていくものです。それを強引に減らしたいと思ったときに、脱税に近いことになったり、無理をしてお金だけが出て行ってしまうケースもありえます。

そこで考えていただきたいのが、目標の設定です。

たとえば「50歳の時に家とは別に1億円の資産を持ちたい」「その資産で生活していけるのか」といった資産の目標に加えて、時間の使い方・配分も考えていただきたいと思っています。

ある程度所得が高くなってくると、今が一番乗っている時期だという感覚があると思います。

そのため仕事にある程度集中しているでしょうし、家族との時間が減っている可能性もあります。

また、仕事以外の時間をいかに楽しめるようになっているかということも、私は大事だと思っており、事業を続けていく上でも必要なことだと考えています。

お金のことだけではなく、資産の目標や時間の配分を考えていただくきっかけとして、確定申告がなっていればうれしいと思っています。

私の事務所では、お客様——特に事業所得のある方——に「確定申告レポート」を作成してお渡ししています。

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まとめ

マラソンでも仕事でも、自分でコントロールできることとできないことがあります。

コントロールできることに全力を注ぎながら、コントロールできないことについては「その日の自分の100%を出せたか」という視点で捉え直すことが、長く続けていく上での心の余裕につながるのではないでしょうか。

税金も同じです。適切な節税をしっかり行った上で、それ以上を追い求めるよりも、「自分はいつまでにどんな状態でいたいか」というゴールを描くことの方が、人生全体の豊かさにつながると感じています。

数字だけでなく、時間や家族との関係も含めた「足るを知る」という視点を、確定申告のタイミングにぜひ一度考えてみてください。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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