おはようございます、京都の所属税理士takasago(@co_develop)です。
昨日まで税理士試験を受けていた皆さん、お疲れさまでした。
ぼくはと言うとここ数日、『税理士』というjobについて考えていました。
税理士というjobの役割は?
税理士資格は試験にせよ、大学院の免除を受けるにせよ長丁場になりがちです。
試験を受けることが目的化してしまう場合もあります。
かつて、2年前まで受験していたぼくにもその気配がありました。
試験を受けるために勉強して、税理士になったあとを考えていませんでした。
自分がどのようになるのか、どのように生きていくのか、働くのか。
考え始めたのは受験がおわったこの時期からでした。
イロイロな本を読み、ブログを読み、こうしたいな、こうなりたいな
という自分の考えやありたい姿を思い描くようになりました。
それは今でもそうです。
税理士になって、何か劇的に変わることがあればイイのでしょうが、
働き方、生き方、という意味では資格を取っただけでは変わりません。
また、税理士としてできること、それも考えていかなければなりません。
ひとりでできることに限りはあるかもしれませんが、
試験勉強そして、その後の税理士としてのインプットを続けてきて
税理士になった当初の考えを思い出せました。
税金や会計のコトで困っている方、どうすればよいか分からない方の
よき相談相手、アドバイスができるようになりたい。
これがぼくが税理士を目指したいと思ったキッカケです。
人それぞれなのでしょうが、ありきたり、かもしれませんね(笑)
ぼくはゲーム、特にロールプレイングゲーム(RPG)が好きなのですが、
このロールプレイングゲーム、直訳すると『役割を演じる遊び』となり
登場するキャラクターを演じ、またキャラクターには職業が設定されています。
戦士であったり、僧侶であったり、学者であったり、様々です。
キャラクターに設定したり、もともとある職業のことを
ゲームの中ではジョブ(job)と表現することが多いです。
キャラクターたちはある意味jobに縛られているのですが
それはゲームの中という制限があるから。
現実世界では、jobは自分自身の自由です。
晴れて税理士というjobを手に入れてできることはなにか?
提供できることはなにか?
やりたいことはなにか?
自分の働く意味は?
役割はあるのか?
自問自答の日々です。
jobに縛られない
税理士という資格は取得が難しい資格と言われています。
また税理士自体の平均年齢も非常に高く
士業の中ではおそらくダントツに高いと思われます。
このような業界特有のコトなのかもしれませんが
税理士業界は新しいコトを受け入れるのが苦手というか
閉鎖的な部分があります。
クラウド会計なんかは最近出てきたシステムですし
IT技術の発達が業界に受け入れられにくいと言えるでしょう。
閉鎖的な場所にいると、自分が見えるものがすべてです。
そのように感じてしまうのも無理はありません。
思考や感性は同じところにとどまっていると
そこの場所に良くも悪くも感化されて染まっていきます。
思考が定型化し凝り固まると、
自分がやりたいコトへのハードルが上がります。
見えているものと異なるコトをやろうとしている場合は特に。
要はブレーキがかかる。
税理士というjobを手に入れて、ぼく自身も考え方やモノの見方が
少し変わった部分もあります。
税理士というjobに縛られすぎることなく、
work=どのように働くのか、がとても大切なコトだとここ数日特に感じています。
それはぼくが独立するという自分にとって新しいworkの仕方を選択したからです。
受験生の皆さんには受験が終わったこの時期を
ぜひ自分自身の働き方=workをみつめる良い時間にしてほしいと思います。
まとめ
ぼくが好きなユニコーンガンダムで役割に関するダグザ中佐の名言があります。
おまえはおまえの役割を果たせ。
ここが知っている。
自分で自分を決められるたった一つの部品だ。
なくすなよ。
ダグザ中佐はウジウジする主人公の胸ワッペン(ユニコーンのマーク!)を
指さしてツンツンとしながらこのセリフを言います。
いま書いててもジーンときます。
誰か言うてくれませんかね(笑)