おはようございます、京都のひとり税理士ジンノです。
独立するにあたって働き方がガラッと変わりました。今までは雇われている状態しか経験していませんでしたが、今は自分が事業主です。
誰も雇わず雇われずで一匹狼的な感じですが、今後もし70歳まで働くとしてちょうど35年ぐらい。
どんな風に働くかがどんな風に生きるかにもつながりますので、独立して以来働き方を考える日々です。
そんなときに出会ったのが今日ご紹介する本です。
ひとり税理士さんのみならず、他の士業さん、フリーランスの方にも自分の働き方を考えるうえでいいキッカケになると思いますし、とても考えさせられました。
ブラックジャック=孤高の天才外科医
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ブラックジャックと言えば、故手塚治虫さんが生み出した孤高の天才外科医にして、日本でもっとも有名なドクターのひとりじゃないでしょうか。
ぼくもブラックジャックは学生時代に読んだ記憶があります。
その時は、やりたいようにやれるって、腕があるってスゴイなぐらいの感想でした。
言いたい放題でやりたい放題、でも手術の腕が立つので誰も文句を言わないし言わせない、孤高の人、そういうイメージを持っていたのですが、本書を読んでみると印象が変わります。
おそらく自分の立場が雇われから事業主に代わったからだと思うのですが、名作と呼ばれる作品はいつ読んでも学びがあるものだなと、そういう意味でもぼくにとってイイ本です。
ブラックジャック本人の言動から、自分を貫く働き方=生き方を紡ぎ、働き方・心のありようをマンガを使って分かりやすく説明されています。
人生が長くなってきた現代においても、働き方を考える、考え続けることはひとりで税理士をやる上ではとても需要かなと。
全てがすべてブラックジャックのやり方を真似ることは難しいかもしれませんが、取り入れられる部分も多くあるように感じています。
もうすぐ今年も半分が過ぎようとしていますが、間違いなく上半期においてぼくにとって読んで最も価値を感じた本です。
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心に響いた、考えさせられたワード4選
少し中身をご紹介しましょう。
本書ではブラックジャックが実践している自分を貫くための働き方を4つのグループに分けて紹介しています。
- 振り回されない
- 常識に縛られない
- 妥協しない
- 言葉で損をしない
という章立てになっています。
それぞれの章から一つずつ、ぼくに最も刺さった内容をご紹介します。
変えられるのは「自分」だけ
相手に期待している状況がないか、思い返してしまいました。
顧問もゼロ、売上の見込みもゼロでスタートしたぼくの独立ですが、誰かのせいにしない、というのは意識しています。自分が選んだ道だからでもあります。
自分をコントロールできるのは自分だけですし、相手のことをコントロールしようとするとムリが生じます。
上手くいかない理由を他者に求めてしまうとモチベーションは上がりません。
「消費」より「供給」の喜びを
与えることに喜びを覚えるというと若干宗教のにおいがしてきますが、ビジネスのお話として考えてみましょう。
自分が購入したりサービスを受けることよりも、「相手の喜ぶ顔を見る喜び」に価値を見出そう、そう問いかけています。
税理士の仕事をしていて最も嬉しい瞬間ってやっぱりお客様が喜んでくださることだよなと。それはどんなお仕事にも言えるのかもしれません。
自分の仕事が与えるものを再考させられます。
「自分の安売り」が不幸の始まり
このワードもストレートに胸に響きました、確かにそうだよねと。
各所から甘い誘惑の言葉(具体的には税理士紹介会社)をいただいてそちらについて行こうとした自分がいます。独立当初はみなさん感じるところじゃないかと。
でもそれじゃイカンよなと踏みとどまれたのは、諸先輩方のアドバイスがあったからです。
ご依頼があるとすぎに飛びついてしまいそうな自分がいますが、ひとりだから安売りしてイイ理由にはなりません。
揉めるなら最初に揉めろ
コレは条件提示の話です。
フリーランスになって改めて、いくらでやるかどうやるか、は大事だなと思う次第です。
後でこじれるぐらいなら、最初にこじれろ、まさにそういうことなんだなと。
今の時点で水掛け論的な揉め方はしてはいませんが、心に刻んでおきたいですね。
いかがでしょう。割とおカネに関する考え方、仕事の条件についても語られているのが良いところかなと。
他にもご紹介したいワードがたくさんありますが、それは読んでのお楽しみということで。
マンガ部分でワードの説明を上手にしているのがとても読みやすかったです。
ブラックジャック自身も、おカネをもらうことにたいして非常にオープンですし、自分もそう在りたいなと思う今日この頃。
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まとめ
ブラックジャックが世に出されたのが1973年、今から46年前の話です。
当時もかなりセンセーショナルな内容だったでしょうが、ブラックジャックの自分を貫く生き方は今の時代にもマッチする部分があるでしょう。
くれぐれも無免許で税理士は名乗ってはいけませんが(笑)
上半期で最もおすすめの書籍です、ぜひ手に取ってみてください。