税理士試験の受験経験は今に活きていると感じているハナシ

乗り越える経験というのは貴重

乗り越える経験というのは貴重

京都の若ハゲ税理士ジンノです、今日もちゃんとハゲてます。

今日から12月が始まり師走となったわけですが、税理士試験の発表がもうすぐあります。

ぼく自身も約10年この時期にはやはり落ち着かない気持ちでした。やりきっていてもやりきっていなくても、結果の世界ではあるのでもちろん合格しておいてほしいと願いながらその時を待ちます。

この税理士試験の受験経験が今に活きているか、ときおり受験生からご質問いただくのですが、結論から言うとぼくの場合は今に活きているなと感じています。

それは知識としてや資格を名乗るため、というよりも何か大きなハードルを越えられたこととしてです。少し掘り下げてみましょう。

 

目次

受験はやっぱり大変だった

税理士試験突破のコツってありますかと聞かれたりするんですが、10年かかったものとしては諦めないこと、勉強の仕方を素直にすること、この2つをお伝えるようにしています。

 

諦めないこと

諦めないこと、というのはよく聞く話かなと思います。やはり10年もやっていると途中で何度もやめようかなと思う瞬間が訪れます。

そことどう向き合うのか。諦めたら合格するのはもちろん難しくなります。

 

優秀な方であれば、2年3年で突破する方もいらっしゃいますし、5年10年はザラな世界です。長いと20年なんて方もチラホラいらっしゃいます。

それぞれの事情はあるにせよ大変ですし、いろんなものを犠牲にしてきています。

 

また環境として今は勉強よりも優先すべきことがあるならそちらを優先して一時休戦のような形を取り、環境が整ったら再開するのもぼくはアリだと思います。

 

大学院に行く選択肢も考えたほうがいいこともあるでしょう。大学院で論文を書いていわゆる院免を受けることだって大変なことは沢山あると聞いています。

いずれにしても諦めたらなれないのはどんな資格でも同じかなと思うので、モチベーションの波はあるにせよ、諦めないことは大事です。

 

勉強の仕方を素直にする

ぼくも経験があるコトなのですが長く受験していると、自分流のやり方に固執し始める時期が来ます。頭が固い状態と言えばいいでしょうか。

 

覚える必要の薄い重箱の隅をつつくような理論を一生懸命覚えたり、変な自信があって勉強時間を少なくしたり。

でもそういうことをしているとコツコツやっている方に抜かされていることにハタと気付いたりします。

 

勉強のやり方はもちろん人それぞれではありますが、専門学校の講師のやり方や教材に沿って丁寧にやる、というのは必要かなと。

なんでもかんでも取り入れればイイわけでもないですが、自分に合う方法があれば取り入れてみる、分からなければ素直に質問する、そういう勉強の姿勢が長くやっていると歪んでくるものです。

ぼくもそうでした。

 

通信教材で受験をしていたのですが添削問題に添えられる講師のコメントを素直に受け止められない自分がいた時期があります。承認欲求(自分はこんなに頑張っているのに分かってくれない)みたいなものもあったのかもしれません。

でも講師やアドバイスしてくれる人は少なくとも合格してほしいと思っているでしょうし、背中を押してくれる人でもありますから、素直にアドバイスを受け止める姿勢が大事なのかなと、今にして思います。

 

受験においては試験であっても大学院での院免であっても、どちらにおいても大変な面はあります。

早く受かるにせよ遅く受かるにせよ、乗り越えてきたものがある方が多いです。人に言えないこともあるでしょうし。

 

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あの時もっと頑張ってただろうと変な自信がつく

税理士試験の受験経験が今に活きているかどうか考えてみましょう。

 

いま、独立して少し経ちますが、色々と自分が想像していないことも起きたりしています。

問い合わせがないなーとか、営業どうしようかなーとか。

 

もっというとこのままだと春にはおカネがなくなるんじゃないか、そんなことを想像したりする日々です。

つまりは不安な気持ちがあるということなのですが、ある程度安定しないとこの不安は払しょくされないのかなとも思います。

 

一方で税理士試験を受験していたことで、困難なハードルを越えられたという根拠の薄い変な自信があります。

ハードルの高さは前述のとおり人それぞれだと思いますが、ぼくの場合は10年かかりましたのでぼく自身はそれなりに高く感じていました。

 

そのハードルを何とかして超えられたというのは自信の源になっています。

なにかいま困難なことがあってもあの時頑張ってこれたんだから大丈夫だ、やれるぞ、という変な自信がどこからともなく湧いてきます。

 

少なくともぼくの場合は受験生当時のほうが鬱屈していたように思います。

当直勤務が続いて眠くても勉強していたし、周りに受験生がいなかったので良くも悪くも孤独だったし、確定申告で繁忙期になっても何とか授業には着いていっていたし。

 

受験生を取り巻く環境というのは一様にいいものばかりではないのですが、今にして思うと受験時代は今より大変だったんじゃないかと思うわけです。これは合格していてもしていなくてもそう感じると思います。

 

そういう意味では多分いまの根拠のない自信は大変だった受験生時代からくるものなんじゃないかとぼくは思っています。

受験の突破の話はいろんな人に聞くとそれぞれにドラマがあったりするので興味深いです。

 

受験生は機会があれば近くにいる先輩方に聞いてみるのもイイかもしれませんね。

 

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まとめ

5科目を全部試験で受からなくても大学院という選択肢もありますし、ご自分が思うように進めればいいです。

受験生時代の苦労や努力と今の自分が置かれている状況の大変さは違うといえば違いますが、いずれも自分ゴトではあります。

大変なことを経験すればよいというワケではないですが、結果的に経験できたことは大きかったかなとぼくは考えています。

 

昨日の一日一新

リビングの電球交換

パルック85型というものでしたが近所の家電製品屋さんになんとかあって一安心

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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