おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
去年は独立した1月をのぞき、なんとか毎月セミナーを開催することができました。参加者さんお一人のこともありましたが、開催は開催です。
セミナーをコツコツやっていますと、「どうやったらいいですか?」とか「興味はあるけどやり方が分からない」みたいなお声を聞くことがあります。
ぼくがセミナーをやる時に読んだ本を3つピックアップしてお伝えします。これからセミナーを始めてみたいなという方は参考にしてみてください。
セミナー講師の教科書
[rate title=”「セミナー講師の教科書」の評価”]
[value 5.0]テーマの見つけやすさ[/value] [value 4.0]セミナーの導線の考え方[/value] [value 4.5]ノウハウの多さ[/value] [value 5.0 end]総合評価[/value] [/rate]
この本はぼくが一番最初にセミナーをする際にどうしたらいいか右も左も分からない状態で手に取った本です。結果的にはこの本が一番ぼくにはしっくりきました。総合評価は5.0、星5つです。
セミナーをやろうとするうえでネックになるポイントはぼくは2つあると考えています。ひとつはテーマの見つけ方、つまり何を話してよいか分からない、ということ。
確かに普通にお勤めしているといきなりセミナーをやりたいと考えても、さて何のセミナーが良いかなと立ち止まると思います。
ぼく自身も実際には最初はそうでした。こんなセミナーやってニーズあるのかなとか、どんなテーマならいいのかなと考えました。
いまでも新しいセミナーを考えるときにはよく考えるのですが、このセミナーのテーマを見つけられるかどうかがその後に実際にセミナーをやれるかどうかのポイントになるかなと。
この本ではセミナーテーマの見つけ方をひとつの章を使ってかなり丁寧に解説しています。
セミナーテーマに悩んでいる場合はこの本の第2章だけ読んでもいいぐらい、この本には価値があるとぼくは思います。
もう一つのネックになるポイントはどうやってセミナーに参加してくれる人を見つけるか、いわゆる集客の問題です。
ぼくはあまり集客という言葉が好きではないのですが、ここは本に倣ってこの言葉を使います。
セミナーをいざやろうと思っても参加してくれる方がゼロだとやはりキビしいものがあります。セミナーをやっている実績としても誰かに参加してもらわないといけないでしょう。
最初はここにやはり苦戦するというか、せっかくセミナーを企画しても来てくれる人がいないと精神的にもこたえます。どのようにセミナーに来てもらえるかの導線も一緒に考える必要があるということです。
セミナーに来てもらうための導線についてもこの本では解説されています。いわゆるセミナー自主開催の方法について解説されています。
どんな風に告知をしたらよいか、というところから情報発信ツールについても解説されていますので、自主開催セミナーをしたいなという方は読んでおいて損はないかなと。
ぼく自身もこの本を読んで、自分のやり方(ブログやメルマガを使って告知をする自主開催)でいいんだなと方向性を確認できました。いまでもそれは変わりません。
セミナーをやる上の心構えや話し方についても触れられていますので、やはりこの本が一番のぼくのおすすめです。
[box class=”box29″ title=”サービスメニューはこちら”]
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顧客を獲得できるセミナーづくり
[rate title=”「顧客を獲得できるセミナーづくり 7つの法則」の評価”]
[value 5.0]セミナーの作り方[/value] [value 3.0]セミナーの導線の考え方[[/value] [value 4.0]ノウハウの多さ[/value] [value 4.0 end]総合評価[/value] [/rate]
セミナー講師の教科書を読んでみて、テーマを見つけることができて、告知の方法も何となく決まったところでもう一つ壁にぶち当たりました。
それはセミナーを作ったことがない、ということです。
ガンプらを作るのにどれを作ったらいいかは分かるし、どこで買うかもわかるけど、説明書をみたことがないのでどうすればガンダムのプラモデルが作れるのか分からない、というイメージです。
そんなもんサッと作ればええんやで、という方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、どういう中身にしてどういう組み立てにするかは考えておかないと、脈絡のないセミナーになってしまいます。
そうなると受講していただいても満足感というか、その次につなげるというのが難しいかなと。
であれば、テーマも告知も大事だけれど、一番大事にしたいのはセミナーを受講していただいた方が行動につなげられる、また満足してもらうことです。
そのためにはセミナーの内容というのがやはり成否を分けるでしょう。
この本ではセミナーを実際にどうやって組み立てて作っていくかのノウハウがたくさん書かれています。すべてを取り入れることはなくてもよいでしょうが、目的に沿ったセミナーの内容をどう考えるかが丁寧に書かれています。
セミナーのテーマと告知方法が決まったら、この本を片手にPowerPointやGoogleスライドで実際に手を動かしていきましょう。
ちなみにぼくはセミナーの構成を考えるときはXMindというマインドマップのアプリ・サービスを使っています。
[sanko href=”http://jp.xmind.net/” title=”XMind8″ site=”無料で使えるマインドマップツール”]
操作性も高くて簡単なので、何かをピックアップして構成を考えたりするときにはマインドマップツールが便利です。
セミナーづくりについてはこの本がとても良いのですが、ひとつ残念だったのはセミナーの告知・集客方法でチラシを推していること。
本自体が8年ほど前の出版なので今とは少し様子が違ったのかもしれませんが、セミナーづくりもハードルが高いのに、チラシ作りまでやると多分セミナー開催までに相当に時間がかかります。
色んな方法で集客することも解説されています。紙のチラシもアリかもしれませんが、ぼく自身はオウンドメディアを使ったほうがセミナー告知はいいかなと考えているので、星は3つにしました。
起業一年目の集客の教科書
[rate title=”起業1年目の集客の教科書”]
[value 2.0]集客の仕方・考え方[/value] [value 4.0]精神論が多め[/value] [value 3.0]ノウハウの多さ[/value] [value 3.0 end]総合評価[/value] [/rate]
セミナーをやり始めると集客について考え始めるようになります。思うように進まないなぁと思うこともあるでしょう。
実際ぼくも最初のうちはさてどうしようか、としょっちゅう考えていました。そんな時に手に取ったのがこの本です。
表紙のうたい文句を見て買いました。「誰でも無理なく継続的にお客様が集まる」というワードです。
実際にはそんなに甘くないよなと思って手に取ったのがむしろ良かったのかもしれません。
というのもこの本で特に多いのが精神論的なお話です。
もちろん必要なことなのかもしれませんが、集客のノウハウというよりも気持ちの整え方とかそういう部分に重きが置かれているような気がして。
Amazonのレビューを見てもらっても分かりますが、気持ちが切り替えれました系のレビューがあります。
実際ぼくもそういう風に感じれたので良かったです。
ただ残念な点が2つあります。
それは、本書の冒頭で「この本を読めば集客がうまくいきます」的なお話を書いてしまっていること。読んだだけで集客がうまくいくなら世界中の人がこの本を読んでウハウハになれるでしょう。
ぼくがセミナーに参加したり本(ビジネス本)を読む際に大事だと考えているのは、次の行動にいかにつなげられるか、読んだだけで終わらない、学んだだけで終わらないようにしたいということです。
読んで満足したくないなと思っているところに「この本を読めば~」ときたもんですからのっけから少し面喰いました。
もう一つは本書の最後で無料のダウンロードコンテンツへの誘導があったことです。ぼくは心の片隅で「いやそれを本に書いてよ」と思ってしまいました。
誘導自体はヨシとして、一応ダウンロードしてみたのですがメールアドレスを記入する箇所があったのでイヤな予感がしていました。そしてその予感は的中するのですが、勝手にメルマガに登録されていました。
やり方があまり好きではないので即刻メルマガ解除したのですが、そういうやり方もあるのだなぁと勉強にはなります。著者の方のやり方を経験するという意味ではいいのかもしれません。
集客で精神的に参ってしまったら元気をもらえる本としてピックアップしています。精神論的なお話が読みたい場合は手に取ってみてはどうでしょうか。元気はもらえますし、集客に苦手意識がある方におすすめです。
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まとめ
セミナーをやりたいなと思う方におすすめの本を3つピックアップしてみました。
セミナーを始めるキッカケになれば嬉しく思います。