おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
税理士試験の受験生から予習と復習のバランスについての相談をいただくことがあります。先行して勉強するか否か、という点も含めてですが、ぼくは予習は全くやっていませんでした。
予習と復習のバランスを考えてみましょう。
予習をしなかった理由
シンプルにそこまで手が回らなかったというのがまず一番大きな理由です。
勉強に余裕を持って取り組めたかというとほとんどの勉強期間を働きながら過ごしていた身として、まったく余裕なんかなかったです。むしろついていくので精いっぱいの時期も正直ありました。
大学生の時は昼間は仕事をして夜大学で授業を受け、その合間に税理士試験の勉強をしていました。時間をどうやって捻出するかということばかり考えていました。
就職後は医療法人で医療事務をしながら当直事務(朝9時から翌朝9時までの連続勤務)がありましたので、この時もかなり不規則で勉強するにしても時間に追われていたように思います。
税理士法人に転職してからは未経験ということもあり仕事で覚えることがたくさんあり、そうこうしているうちに繁忙期が訪れて勉強が後回しになることもありました。
思い返してみると通勤の時間や趣味の時間を大幅に削って勉強に打ち込んでいたと言えますし、授業に先行して予習をするというのが物理的に難しい状態です。
また、一番最初に授業を受ける前に予習はしなくてよい、というアドバイスが書いてあったのを覚えていて、まぁそんなもんだよなと納得したのは記憶に残っています。
税理士試験に限らず大学受験や高校受験、もっというと普段の学校の授業でだって予習なんかほとんどしたことないです。
今から教わることを自分で先行する時間があるのであれば、教わったことを定着させることに時間を使ったほうがいいのではないかなと。
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ひたすら復習を
受けた授業をその場で完璧に理解できるかというとなかなか難しい面があります。ゆえに受けた授業の内容をどのように定着させていくか。
ぼくの場合は計算分野については
・授業受ける
・例題を解いてみる → 間違えたらテキストを読み直し → 合ってたら基礎問題集へ
・基礎問題集を2回転
・総合問題があれば2回転
というのがオーソドックスな流れでした。
例題というのを解かない人も多いかと思いますが、簡単であるがゆえに理解しているかどうかがよく分かります。
解けたらヨシ、間違えたらもう一度テキストを読み直す、ということの繰り返しです。合間合間で間違いノートを作り読み、解き直し、忘れて間違えてまた覚えて。
こんなこと書くと嫌に思うかもしれませんがとにかく黙々とやるしかない場合もあるので割り切るしかありません。
理論分野については、それこそ予習は必要なくて一発で覚えられるのであればだれも苦労しません。
・授業を受ける
・理論の音読 ICレコーダーに収録 iTunesに取り込んでiPodへ
・暗記をタイトル挙げからコツコツと 書くことも忘れずに
・しばらくしたら忘れるので
・また覚えなおし 音読したものを聞き直し
地道ですがこのようなことを繰り返していました。
基本的な項目が一巡したら模試やテストが増えてきますので、勉強する時間は本来であればどんどん増えていきます。
同じ科目が2回目、3回目だとどうしても勉強時間を減らそうとしてしまう自分がいますが、減らしたところで合格できるのであれば誰も苦労しません。
2回目、3回目と同じ科目を受けるのであればむしろ勉強時間を増やすぐらいの気合が必要になると思い込むようにしていました。
税理士試験のハナシをブログに書く理由と各科目の合格に要した時間まとめ
復習をする際にはインプットよりもアウトプットを多めで、出力することで定着していきますので、間違えることを恐れずに。
まとめ
こと勉強においてはエスカレーターやエレベーター、ゴンドラはなくて自分の足でその山に登らなければなりません。
地道にコツコツとしか登れない山だと思っていただければと。復習を繰り返すことがその一歩一歩の積み重ねになります。
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