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宅建士試験の前日に—40代、もう一度“受験生”をやってみて

明日は、宅建士の試験です。この記事を読んでいただいている頃は、たぶん最後の見直しをしているはずです。

税理士試験を終えてから、ずいぶん経ちました。普段はお客様に説明する側にいますが、この数か月は“受験生”をやっています。じつは去年も受けていて、今年は2回目です。

結果が出る前のいまの気持ちを、前日のうちに残しておこうと思います。

目次

なぜ、いま宅建士なのか

相続の仕事をしていると、不動産はほぼ必ず出てきます。

評価額を出すだけでなく、「この土地は売ったほうがいいのか、持っておいたほうがいいのか」という相談に乗ることも少なくありません。

税理士として知っていることと、不動産の取引で知っておくべきこと。重なる部分は多いのですが、少しだけずれています。

そのずれを埋めたい、というのがいちばん近い気持ちです。資格そのものが欲しい、というのとは少し違うかもしれません。

実際、受験して合格したとしても宅建士として仕事をするかどうかは決めていません。税理士の仕事もあり、兼務できるほど時間をさけるかどうかが全く未知数だからです。

去年は思い立って2か月ほど勉強して受けたものの、あと少しのところで届きませんでした。勉強の中身がおもしろかったこともあって、今年もう一度、という流れです。

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税理士試験のときと、何が違ったか

いちばん違うのは、勉強時間の取り方です。

税理士試験のときは、生活の真ん中に試験がありました。いまは仕事とランと家のことがあって、その合間の夜や週末に少しずつ、という進め方です。

今年は、勉強の計画づくりをAIに手伝ってもらいました。試験日から逆算して、どの週に何をやるか。仕事の予定を伝えると、無理のない形に組み直してくれます。ひとりで計画を立てるより、ずっと現実的なものになりました。

ただ、計画どおりにいかないのは去年と同じでした。

なぜか、試験前の時期が仕事の忙しい時期と重なるのです。去年もそうでした。たまたまなのか、そういう巡り合わせなのか、いまだによくわかりません。

もうひとつ、変わらなかったのが勉強の癖です。

税理士試験のときに、インプットだけでは力がつかない、問題を解いてはじめて身につく、と痛感したはずでした。それなのに今回も、気がつくとテキストを読むほうに寄っていました。

模試を受けて「これは結構ピンチだな」とわかったのが、むしろよかったと思っています。そこからようやく、問題を解く時間を増やせました。

基本的な項目により時間を置くようにして応用問題は後回しにしています。あと分野によってはバッサリと切ったりしています。取捨選択が大事だなと今にして思います。

宅建士の試験はマークシート式なのであまりなじみがなく、また間違い探しというか言い回しの違いとか微妙な表現の違いを見つける必要がありその部分が苦手意識があります。

教わる側に戻ってみて、わかったこと

知らない言葉が並ぶと、思っていた以上に不安になります。

テキストの一行のなかに、わからない用語が二つ三つあるだけで、手が止まってしまう。

お客様が税金の話を聞くときも、きっとこういう感覚なんだろうと思いました。

弱気になったときに、ときどきAIに励ましてもらったこともあります。「ここまで積み上げてきた分は無駄になりません」といった言葉が返ってくるだけなのですが、不思議と、もう一問だけ解いてみようかという気持ちになる。

言葉の中身よりも、「ちゃんと受け止めてもらえた」という感覚のほうが効くのかもしれません。

専門用語を言い換える。一度に全部を話さない。

説明する側の心がけとして、ふだんから意識しているつもりでした。でも受ける側に立ってみると、その重みがまるで違います。

普段の仕事での説明の仕方を、少し見直すきっかけになりました。

結果はどうあれ、前日の気持ちを残しておく

合否がわかるのは、11月の下旬です。

受かっていても、そうでなくても、勉強した分はきっと相続の仕事に戻ってきます。

ただ、全部を自分ひとりで抱える必要はないとも思っています。不動産のことは、不動産の専門家に頼ればいい。勉強したからこそ、どこから先をお任せすべきかが、前より見えるようになった気がします。

思えば今回の勉強も、AIに計画を手伝ってもらい、ときどき励ましてもらいながらでした。ひとりでやっているようで、ひとりではなかったのかもしれません。

その「頼る」「つなぐ」の話は、また明日に書いてみます。新しいことを学ぶのは、いくつになっても少し怖くて、少し楽しいものです。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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