毎日ブログを書いていると、「ネタは尽きないんですか」と聞かれることがあります。
正直、尽きそうになる日もあります。ただ、ネタ帳を開くと、書き終えたネタに取り消し線が引かれ、その下にまた新しい一行が増えている。
昨日は、ひとりで走ると考えがまとまる、という話を書きました。今日はその続きとして、まとまったものがどうネタになっていくのか、ネタがどこから来ているのかを振り返ってみます。
特別なやり方があるわけではありません。自分のネタ帳を少しのぞいてもらう、くらいの感覚で読んでいただければと思います。
いちばん多いのは、お客様とのやりとり
ネタの出どころで、いちばん多いのはお客様とのやりとりです。
同じ質問が2回来たら、それは記事にする候補です。おひとりのお客様が気にされていることは、きっとほかの誰かも気にしています。
最近だと、相続税の延納を選ばれたお客様のお話がありました。そこから、「相続税が払えないときにどうするか」という記事と、延納そのものについての記事が生まれています。
スポット相談でよく聞かれることも、ほぼそのまま記事になります。相談の場で説明した順番が、そのまま見出しの順番になることもあります。
クリエイター関係だとやはり平均課税、法人化、個人事業税、文芸美術国保などがトピックとしてはよく出てきます。
もちろん、書くときには個人が特定されないよう、状況を変えています。業種や家族構成、金額などは置き換えたうえで、「こういうご相談がありました」という形です。
時事ネタと本は「自分の仕事に引き寄せられるか」で選ぶ
次に多いのが、時事ネタや本、ポッドキャストなどのメディアです。
最近だと、税理士会が出したAIやクラウドの活用についてのガイドラインを、動画で取り上げました。京都のタクシーで行き違いがあった、という話題をメルマガに書いたこともあります。
本やメディアでいうと、昨日書いた山中さんのポッドキャストとコラムがそうです。メルマガでは、動的平衡という考え方にも触れました。
最近手に取った本だと「税金はどこへ行くのか 元会計検査院長が見た「日本の財政」 (講談社現代新書 2822)」は非常に興味深く読めました。
税金にかかわる仕事をしていますが、税金がどこでどう使われるのか、そのチェックをしているのが会計検査院です。税金の行き先や会計検査院の話は仕事柄もあり興味がありました。
ただ、気になった話題を全部書くわけではありません。
書くかどうかを決めているのは、「自分の仕事だとどうか」に置き換えられるかどうか、です。
ニュースの解説なら、もっと詳しい人がたくさんいます。私が書けるのは、その話題をひとり事務所の税理士の目線に置き換えたときに見えるものだけです。置き換えられないものは、面白くても見送っています。
ランニングは、ネタを「拾う」より「残す」場所
三つめは、ランニングです。
昨日書いたとおり、走っているときに深いことは考えられません。浮かぶのは、浅いことばかりです。
ただ、浮かんでは消えていくもののうち、走り終わっても残っているものがあります。それが、だいたいネタになります。
走りながら頭の中を言葉にする習慣については、9月の記事で書きました。
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今のやり方は、シンプルです。走り終わってから、残っていたものを一行だけネタ帳に書く。走っているときに思いつくことも実際はあるのでスマホでサッと記録できるようにしています。
走る時間は、ネタを拾う場所というより、ふるいにかけて残す場所というイメージです。
あまり仰々しくやるよりかは日々の生活の中などに入れ込んでいくほうが続けやすいです。シンプルなほうが物事は続きます。
例えば私だとGoogleドキュメントにサッと書く、ぐらいにとどめています。全部採用されるわけではないのであくまでネタ帳という記録の意味合いでアクセスしやすいものを使うのがおすすめです。
ネタ帳に書く、消す、残る
ネタ帳の使い方も、特別なことはしていません。
思いついたら一行だけ書く。記事にしたら取り消し線を引く。週に一度、ネタ帳を見ながら1週間分の企画を組む。その繰り返しです。
それでも、ずっと消えずに残っているネタがあります。
「クリエイティブ業界観察」も、そのひとつでした。だいぶ前に書いた一行ですが、明日からようやくシリーズとして書き始めます。
書けないまま残っているネタにも、たぶん理由があります。まだ自分の考えがまとまっていない、ということ。だから無理に書かず、残しておくようにしています。
振り返ってみると、ネタは特別なところにあるわけではありませんでした。
毎日の仕事と生活の中にあって、発信を続けるというのは、それを拾い続けることなのだと思います。
発信と仕事のつながりについては、Kindle本『紹介に頼らない コンテンツ発信営業の仕事術』にも書いていますのでご興味があれば読んでみてください。
紹介に頼らない コンテンツ発信営業の仕事術(kindle本)
独立開業日誌: 独立3年目までの営業活動を中心に(kindle本)
