理論が先か計算が先か。しっかり試してしっくりくるほうでやろう。

ファースト

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髪が薄くなった頭皮で最近季節の変わり目を感じることが多くなった、京都の所属税理士takasagoです、おはようございます。

税理士試験の総合問題は理論問題と計算問題に大きく分けられますが、どちらにどのくらい時間をかけるのか、理論を先に解くかそれとも計算を先に解くか、悩みどころですよね。ぼくもそうでした。

ぼくが考えて実行していた戦略をお伝えしつつ、まだ試せる時期なのでご自身にしっくりくるやり方を模索してほしいと思っています。

 

目次

時間配分は必ず守る

税理士試験は120分です。

簿記論を除き、理論問題と計算問題が基本的にあります。一部の税法科目では理論の割合が多かったり計算の割合が多いですが、配点としては基本的に50:50です。

 

ぼくが意識していた、というか自分で必ず守ると設定していたルールですが

計算問題は75分間解いたら必ず理論問題に移行する

というものです。

 

計算問題って集中し始めると、結構のめりこんでしまいがちです。

そして計算問題から手を付ける受験生は多いと思います。ぼくも基本はそうです。

 

税理士試験においては一応60点という合格ラインが設定されていますが、実質的には競争試験、つまり点数が高いモノからある程度の人数までを絞って合格ラインが設定されているハズ。

 

そう考えると、計算問題を90分かけて50点満点とって、理論問題を30分しか使えないと理論で点が取れないので受からない可能性が高くなります。

時間配分もですが、点数配分もバランスを狙う必要があります。

 

理論問題が4つ出されていて半分が白紙では受からないです。

計算問題も理論問題もある程度の点数をバランスよく取る必要があります。

解く順番とルール

ぼくが実践していた時間配分と解く順番は

解答用紙で計算問題の分量をなんとなく把握する

↓(試験開始!)

理論問題を3~5分かけて読み、書くべき内容をタイトル挙げし構成を整える

計算問題を解く(75分間解けるところまで解く、点が取れるように手を付ける)

残りの時間で理論を書きなぐる

という流れでした。

 

割と自分でも気に入っていますし、こんな感じでオススメする専門学校の講師のかたも多いのではないでしょうか。

それぞれを解説していきます。

 

まず本試験では、最初に解答用紙が配られます。(今も変わらないはず)

事前に受験番号と受験地を書くことができるので、その際にサラッと理論問題の解答欄と計算問題の解答欄に目を通して開始前に答えを書き始めちゃダメですよ(笑)

 

その時にすべきは「なんとなくでいいので分量を把握」しておくこと。

計算問題は75分と決めていますが、それよりも早く解けそうか、やっぱり時間かかりそうだぞチクショーと感じるか、というのは割と重要です。

 

税理士試験本番まで総合問題を多く解いてきた受験生にとってこの感覚というは割と当たります。

解ききるまで75分以上かかりそうなのであれば、点数を拾う作戦も必要になります。

で、ぼくの場合は大概解ききれないので点数を拾う戦略も採用していました。

 

試験開始後はまず理論問題が目に飛び込んできますのでココは一つ冷静になって、理論問題の質問事項に先に目を通し、要求されている解答をイメージしましょう。これ割と大事です。

 

理論問題も書き始めると後でコレジャナイ感が出てきてしまって、本来要求されているコトと違うことを書いて失敗するという現象が何故か発生します。

ぼくの法人税法受験初年度がまさにそうでした。

 

理論一生懸命書いたのに、書かなきゃいけないところと違うこと書いてた(泣)

というのは長年受験生をしていると一度や二度は発生します。

本試験ではコレは避けなければなりません。

 

質問から読んで、理論問題の本文を読み、いわゆるタイトル挙げまでやっておくと、質問の意図を把握しつつ書くべき理論内容が浮かびます。

この間およそ5分ぐらいがぼくの目安でした。

 

そのあとは計算問題にいきます。

この時には理論問題でピックアップしたタイトルを頭の片隅に入れつつ、計算問題を解きます。

 

計算問題って結構機械的に手を動かすことが多いと思いますので、その機械的に手を動かしつつ、タイトル挙げした理論をぼんやりとイメージしておく、ということをやっていました。

 

75分で取れきれる点をすべて拾ったら、今度はイメージしていた理論問題を書きなぐっていきます。

字自体のキレイキタナイはあるでしょうが、ぼくのイメージは書きなぐる。

そして理論を時間内に書ききれたら計算に戻るという戦略もアリですが、大概が時間の余裕はないのであとは状況に任せて計算の見直しと点数を拾うというのがイイかなと。

 

ちなみにぼくの場合は計算問題の答えを書いておいて自己採点をする、というのはやっていませんでした。解答復元と呼んだりするそうです。

通信受験生で基本ぼっちだったぼくはそんな手法があるとはつゆ知らず(笑)

 

そんな器用なことできないので、あくまで自己採点は自己採点として割り切っておくとよいかなと。

ぼくの場合はですが、「解けた」という感覚よりも、とにかく自分が書けることを「書けた」かどうか、というのを合格できたかなの基準にしていたように思います。

 

「解けた」かどうかは最終的には分かりませんが、「書けた」かどうかは自分自身で分かります。「書けた」と感じた時は大概受かっています。

 

なので自己採点にはあまり熱心ではなかったです。解答解説会とか一回も行ったことないですし(笑)

まとめ

税理士試験の受験生の方は、いまはまだまだ試せる時期です。

ぼくのやり方はあくまで参考にしてもらって、どんどんいろんなことを試してみてください。

ご自身が理論が得意か、計算が得意か、というのもありますし、ご自身がしっくりくる解き方でやればいいと思います。

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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