混ぜるなキケン、事業主勘定。

オーナー

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確定申告時期、真っただ中ですが、

みなさん確定申告は無事に終了しましたか?

確定申告でよく受ける質問では事業主勘定に関するものが多いので、

使いこなせるようになるために基本を整理しました。

事業主勘定とは

個人事業主・フリーランスの経理でのポイントは

事業主としての財布、

プライベートとしての財布、

の両方を持っているイメージです。

あくまで、イメージです(笑)両方を実際に持っている人もたまにいますが。

分けると正直なハナシめんどうです。

ひとつでも管理に手間がかかるものを

ふたつ持とうというのですから。

この、事業主として、プライベートとして、ふたつの立場。

使いこなせるかどうかで、経理に対して得意か苦手か、大きく左右されます。

フリーランスのかたで経理が苦手なひとの大半が、事業主勘定が使いこなせません。

ここからしっかりついてきてください(笑)フォロミー!!!

事業主貸

事業主貸(じぎょうぬしかし、と読みます)

この勘定科目は基本的に、仕訳でいうと左側。

(借り方ですが覚えなくてよいです、事業主「貸」が借方勘定というだけでパニックに(笑))

事業主がプライベートに貸し付けているもので

事業主貸と覚えてください。

「プライベートわたし」への貸付金という理解でひとまずよいです。

よって、事業用の預金口座からプライベート用にお金を引き出した、という場合には

(事業主貸(付金))100(普通預金)100

※「事業主わたし」が、「プライベートわたし」にお金を貸し付けた

という処理に。

「貸し」なので実際にお金を返す必要があるかというと、ありません。

理由はおなじ「わたし」だからです。

事業主借

事業主借(じぎょうぬしかり、と読みます)

こちらの勘定科目は基本的に、仕訳でいうと右側です。

事業主貸とは反対に

事業主がプライベートから借りているもので

事業主借と覚えてください。

「プライベートわたし」からの借入金という理解でひとまずよいです。

よって、プライベートの手許現金から事業用にお金を使った、という場合には

(消耗品費)100(事業主借(入金))100

※「事業主わたし」が、「プライベートわたし」からお金を借りたという処理に。

まとめ

基本的には、事業主の立場から見て

プライベート用にお金を出せば事業主貸、

プライベート用からお金を出してもらったら事業主借

ということになります。

常に立場を事業主から見ることがポイントです。

プライベート用からの視点を混ぜてしまうと、一気にややこしくなります。

混ぜるなキケンです(笑)事業主勘定を使えば、手許現金の処理がラクになります。

その方法は近いうちにブログにアップしたいと。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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