読書リスト。食いしばるために、奥歯はあるんだぜ。
いや、ちがうでしょ(笑)ってツッコミはなしです。
読めばわかります。
悩みを活力に変えてしまう魔法の言葉。「だぜ!」
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タイトルだけでは何の本か分からないでしょうが(笑)
こちらは伝説の人生相談とよばれた元リクルート社員が
社内報で連載していた人生相談コーナーをまとめたモノです。
リクルートは今も昔も、名の知れた有名企業です。
その経営理念は
私たちは、新しい価値の創造を通じ、
社会からの期待に応え、
一人ひとりが輝く豊かな世界の実現を目指す。
というものだそうです。
リクルート出身の有名な起業家は大勢います。
新しい価値を生み出すことにかけては、トップ企業のひとつかと。
そのリクルートの社内報で伝説的な人気を博していた
人生相談をまとめたモノ、それだけで面白そうです(笑)
しかもこの人生相談コーナー、原稿料をもらっていなかったそうです。
本書では非常に多用されるワードとして
「熱いぜ!」を代表する「~ぜ」についても解説されています。
多用される理由は単純明快。ウケ狙いだそうです(笑)
伝説の人生相談は振り切れている!!
今でも人生相談コーナーや悩み相談のコーナーは
ラジオや雑誌で人気です。
老舗でいえば、超有名な「試みの地平線」(北方謙三)
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新興でいえば、「相談は踊る」(ジェーン・スー)
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本書はこれらの相談モノと似ているようで似ていない。
「試みの地平線」はわたしも大好きですが、
こちらとは方向性がかなり違います。
いくつか紹介しますが、質問と答えがマッチしてません(笑)
ぜひ読んでください。
Q 名刺交換も舌を噛んでしまう。おしゃべりが苦手なんです。
A しゃべるな。
しゃべりすぎも損になるのであえてしゃべるな、ということを仰っています(笑)
Q 鉄分が足りない。
A 5番アイアンをなめろ!
自分なりに体調管理をしろ、ということを言いたいとのこと(笑)
Q 親が田舎に帰ってほしいと言うんです。
A 食いしばるために、奥歯はあるんだぜ!
お前の成功が一番だぜ、凱旋すればいいんだぜ!と熱く語っています。
著者自身も青森出身で、相談者の気持ちが非常によくわかるそうです。
この質問のシメの言葉は、
しかし、俺には死にものぐるいの努力と食いしばった奥歯があるぜ。
お前も奥歯で親孝行をして欲しいぜ、熱いぜ!!
です。
ほんの一部を引用しましたが
いずれも無茶苦茶なようで、筋が通っている?ことが多いです。
本の中では、熱いぜ!は多用されていますが、
なんというか掛け声のようなもので、特に意味はありません(笑)
真剣な悩み事であれば、本気でぶつかって、
~しようぜ、熱いぜ!と背中を押しまくってくれます。
まとめ
本書はわたしにとって、元気を出したいときの心のバイアグラのひとつです。
オススメだぜ!熱いぜ!!