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中小企業の社長や大学生にもオススメ。日商簿記3級の資格概要

book

おはようございます、所属税理士ブロガーのtakasago(@co_develop)です。

春から夏にかけては、資格取得熱が高まる時期。らしいです(笑)

すいません、雑誌の受け売りです。

資格を取りたいと思うならば、日商簿記3級はオススメです。

人気の理由とメリット、デメリットを合わせてお伝えします。

 

簿記とは

まずもって、簿記とは何ぞやと、メッチャ端折って一言で言いますと

takasago

会社などの事業の取引を数字とともに記録すること

であります。

 

英語表記を見ればよく分かります。

簿記=bookkeepingです。

 

さとい方ならもうお分かりですね?

bookkeeping

ブックキーピング

ブッキー

ブキ

ボキ

簿記

という流れで変換されております。

冗談です。

 

簿記にもイロイロ種類がありまして、

単式簿記=収支計算のみ、要は損益だけ

複式簿記=収支計算と資産負債の記録、両方

が大きな2大巨頭です。

 

単式簿記はお小遣帖など

出入りだけをみるためのモノであれば十分に使えます。

 

ただ、事業の取引になると、

お金の出入りだけではなく、いくら残っているのか、という視点が必要です。

 

収支を計算するモノを損益計算書(Profit and Loss Statement)といい、

PL(ピーエル)などど略して話したり、計算時にもP/Lと略されて表記したりもします。

収支計算のことをフローといいます。

 

資産や負債を記録するモノを貸借対照表(Balance sheet)といい、

BS(ビーエス)と略されることが多いです。

資産負債のことをストックといいます。

 

事業ではお金が入ったり、逆に出て行ったりします。

その取引すべてをルールに基づいて記録し整えることで

最終的には、PLとBSが出来上がります。

 

日々の記録のことを帳簿を記入する、

帳簿記入=簿記ということを覚えておくと良いかと思います。

 

せっかく簿記を勉強するならば

ただ勉強するだけではなく、目標として資格にチャレンジしてみると

さらに勉強の効果は高まります。

 

ちまたではよく財務3表の読み方、などという本もありますが、

資格試験に向けて体系的に簿記を学んだほうが

よほど勉強になります。

 

簿記の資格には日商簿記と全経簿記の2つがあります。

日商簿記は、日本商工会議所主催の簿記検定で

全経簿記は、全国経理教育協会主催の簿記検定です。

 

どちらが取りやすいというものでもありませんが、

日商簿記のほうがテキストなどは多めなので、

日商でよいかと思います。

 

日商簿記3級の出題範囲と勉強時間目安

日商簿記3級の出題範囲は

日本商工会議所のHPに掲載されています。

 

抜粋すると

1.簿記の基本原理

基礎概念、取引、勘定、帳簿、証ひょうと伝票

 

2.諸取引の処理

現金預金、有価証券、売掛金と買掛金、その他の債権と債務

手形、引当金、商品、固定資産、純資産、収益と費用、税金

 

3.決算

試算表の作成、精算表、決算整理、収益と費用の損益勘定への振替

純損益の振替、帳簿の締切、繰越試算表、損益計算書と貸借対照表の作成

以上となっております。(商工会議所簿記検定試験出題区分表より)

 

基礎的な部分として日商簿記3級を位置付けてもらえばと。

逆にここがおさえられたら簿記の基礎知識は十分という内容です。

 

試験は120分で合格基準は70%以上の得点です。

もちろんですが、電卓は持ち込み可能です。

 

試験は6月、11月、2月の年に3回が基本で

お住いの管轄の商工会議所で受験できます。

 

 

勉強時間の目安は、日商簿記3級であれば

50~100時間くらいが目安です。

 

数字に対して抵抗がない、商業簿記に興味がある、

一日で勉強する時間を3時間ほど確保できる。

そういう方であれば短期集中で50時間ぐらい、1か月で合格する方も。

 

逆に数字に対して苦手意識がある、簿記にはまだ興味はないが

何かを勉強してみたいという方ならば、じっくりと100時間くらい、

およそ2か月ぐらいが勉強期間の目安です。

 

専門学校に通ったりもよいですが、

日商簿記2級までなら独学で十分に合格できます。

 

オススメのテキストですが、

テキストはご自身が気に入ったものを使ってもらえればと思います。

 

特徴としては

大手専門学校のテキスト→イラストなど豊富で分かりやすい

その他の公認のテキストなど→シンプルで使いやすい

という感じです。

 

それこそたくさんの種類がありますので

手に取ってみて気に入ったものを使いましょう。

 

ぼくのオススメは、ぼく自身も使っていた実教出版社のものです。

[amazonjs asin=”4407344482″ locale=”JP” title=”日商簿記ゼミ3級教本”]

教本で基礎的内容を学び、

[amazonjs asin=”4407344490″ locale=”JP” title=”日商簿記ゼミ3級問題演習”]

問題演習で問題に慣れる。

 

仕上げは過去問テキストを使えばバッチリです。

[amazonjs asin=”4407344318″ locale=”JP” title=”平成30年度版 日商簿記検定模擬試験問題集3級商業簿記”]

 

こちらの実教出版社のシリーズは長年、大学の商学部などで教科書に使われており

ぼく自身も大学ではじめて目にしました。

非常にわかりやすく、ひとりで独学でも十分に勉強できます。

 

注意
テキストはくれぐれも新品のモノ、最新のモノを使ってください。

試験内容は毎年ブラッシュアップしていますし、教科書・問題演習には

基本的に書き込みをしていくことになります。

メリット多め、デメリット少なめ

簿記や経理というワードを聞くと

数字が苦手だからムリ、という発言をなさる方が非常に多いんですが、

簿記で使う計算は、四則演算つまり、足し算、引き算、掛け算、割り算のみ。

 

日商簿記3級であれば、使っても掛け算まで。

さらには電卓を使うことができますので

食わず嫌いはもったいないかと。

 

ぼくもメチャクチャ数字に強いわけでもなく。

最初に簿記にはまったのは、大学に入学した1年生の時でした。

数字がピタッとあうパズルを解くような感覚を楽しめたからです。

 

MEMO
ちなみにぼくの日商簿記検定受験歴は

大学入学の6月に3級に合格し、その年の12月に2級に合格しました。

 

要領の良いかたであれば、一年で2級までは普通に取得できます。

いきなり2級を受験することもできますが、

お仕事で経理や会計事務所に勤務することがなければ3級の知識で充分です。

 

取得のメリット

簿記が分かるようになると会社のお金の流れがわかり、

試算表とよばれる会社の月々の成績(=利益)表の

理解も非常に深まります。

 

また会社であれば成績=利益のみならず、

気にしたいところでは「資金繰り」が挙げられます。

 

中小企業の社長さんにとって一番気になるのは

利益もさることながら、この資金繰りです。

資金繰りが楽になれば、ストレスが軽減されるといっても過言ではないかと。

 

中業企業の社長さんにはぜひ簿記の知識を深めてもらえれば

より良い経営、また経営判断の基礎が身につきます。

このような理由から中小企業の社長さんには簿記をオススメします。

 

また、大学生でも同じく、

簿記の知識があれば、たとえ経理部ではなくても

就職活動では有利になります。

 

今時、パソコンの知識、マイクロソフトオフィスは

ある程度使えて当然のようです。

 

それよりも簿記の知識があるほうが

ほかの学生に対しても有利に働くかと。

 

就活時点では企業分析を行うことが多いかと思います。

企業分析の際には、可能であればぜひ対象企業の決算報告書を見ましょう。

そこには、企業がアピールしていること以上に

企業の実態が色濃く反映されています。

 

何故かというと。

就活時や面接時には、会社の人と話をする機会が非常に多いかと思います。

中の人のハナシも非常に重要ですが、

会社が外の人に向けて公表する決算=数字は、基本的に装飾できないからです。

 

その企業の人の話を聞くことやOB・OG訪問はあくまで

その人たちの主観的な話でしかないです。

 

一方の決算書については、客観的な内容です。

それをもとに、企業選考を自分自身でふるいにかけることで

ブラック企業を避けたり、成長企業か成長業界かを見極めたり

といったことが可能です。

 

デメリット

何の資格勉強でもそうですが、ある程度の時間は必要です。

前述のように貴重な時間をかけることになるので

以下のような方はしないほうがいいかもしれません。

 

数字を見ると吐き気がするくらい、数字が苦手

残業ばかりで勉強する時間がない

簿記に興味がない

こういったかたは勉強を継続するのが難しいので

違うことに取り組んだほうがよいでしょう。

 

まとめ

日商簿記検定3級について、お伝えしてきました。

資格としてもですが、簿記の知識はあるのとないのとで

全くその経営感覚や数字に対する意識が異なります。

 

税理士だからというワケではなく社会人として

日商簿記検定はオススメです。